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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

万世一系の軽視、産む性の拒否、傍系の忌避

2006年02月25日 | 天皇制
本エントリは2006-02-06投稿だが、トップに再掲。

1)万世一系

 万世一系が学問的に証明されないという議論がある。これは噴飯物の議論だ。だから何だと言うのだろう。王朝交代は過去にもあったのだから、これから起こっても一向に構わないという話なのかもしれないが、一つの王朝でつないできたという「話」になっているのが日本だ。そもそも、国号が日本と定められたのが7世紀末だと思われるが、それ以来、国号が不変なのは、王朝の交代が無かったことを意味している。少なくとも7世紀末以降の歴史は、神話ではない。今、王朝交代=易姓革命をする理由がないし、賛成も出来ない。易姓革命は、必ず前王朝最後の王を、悪逆非道な君主として位置づけてしまう。

2)産む性、女性

 女性=産む性という位置づけが、けしからんという声がある。これもまた、とてつもなく噴飯物の議論だ。君は、滅びたいのか? そういう事だから、少子化が進行し、人類は2世紀もあれば絶滅してしまうのだ。政略結婚がいけないのか? ありえない。多くの子供をもうける事が期待されて悪いのか? ありえない。

3)傍系の忌避

 男女の生まれる確率は基本的には1対1だ。確かに、範囲を限ると、女子ばかり、あるいは男子ばかりの兄弟や従兄弟になってしまうことがある。しかし、範囲を広げれば、確率1:1に近づいていく。その範囲の人数は、数学的に計算できるはずだ。有識者会議が、そういう計算をしなかった理由は、傍系の忌避だ。秋篠宮に皇位が継がれることだけでも、嫌なのに違いない。それなら、皇位継承順位は無意味だ。そういう発想の延長線上に、旧皇族の無視がある。

#笠原英彦氏の発言だが、「直系継承」だと言っている。傍系継承は避けようと言っている。やはりそういう観念はあるのだ。

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#なぜ(このままでは)皇位継承者がいないとか、安定継承が大事とか言うのか(女系容認論の立場で)、不思議だったが、「女性と天皇制研究会」というページにこんな声明があった。
皇位継承者が途絶えている以上、「女性天皇」の容認がなければ天皇制は消滅するしかありません。逆に言えば、いまここで「女性天皇」を容認するということは、改めて天皇制を選択し直すことを意味します。私たちはいまこそ声の限り主張します。
 女性天皇はいらない! 天皇制はもっといらない!
どうやら、女系容認論者は、この手の論旨の勢力(いらない派?)に対抗するつもりらしい。もしそうなら、戦う相手を間違えている。女性を「産む性」と「イエ」に閉じこめるな、とか言う連中だ。

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#追記:谷垣氏は女系容認論のようだ。あくまで皇室の継続、継承重視で、要するに直系論者の流れだ。
#それにしても、女系容認論は、直系主義者なのだ。まさかと思ったが、笠原氏の言葉で分かった。馬鹿げた話だ。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (蔵信芳樹)
2006-02-06 04:15:50
本当のことを言えば、皇室を続かせていたのは血統ではなく神話です。日本人と天皇の間にあるのは君主と領民の関係ではなく、教皇と信徒の関係であります。天皇は極めて特殊な権威で政治的権威と宗教的権威を兼ねている。左翼は天皇の全てを、小泉首相と皇太子妃は天皇の宗教性を嫌悪しています。皇室の衰退は皇室の政治性が失われたからではなく、宗教性が失われたからです。ですから保守派が言うように天皇を国家元首にした場合、政治性は強まるが宗教性は弱まるということがありえるわけで、むしろ逆効果かもしれません。
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立憲君主制 (worldnote)
2006-02-06 04:35:18
日本は立憲君主制なので、君臨すれども統治せずです。何かを為すのは、全て臣下で、君主は無条件で認可することになっています。それで君主無答責が実現します。まあ原則論ですけど(昭和天皇は戦前に2回、原則を踏み越えたそうですが)。



あと、天皇が元首である事に疑問の余地はないと思います(そもそも国民主権の元での元首の概念がよく分からないのですが)。まあ、英国と似ているわけで。いや、天皇は軍事王よりは、法王に近いですけど。
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