worldNote

世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

パキスタン軍情報機関(ISI)という問題

2008年12月01日 | 軍事・諜報
毎日:インド同時テロ:目的は大量殺害…拘束の男「5千人予定」
身柄拘束されたパキスタン出身とされる武装グループの男(21)は当局の調べに対し「5000人を殺す予定だった」と供述。パキスタン国内で3カ月間武装訓練を積んだ後、襲撃直前に1カ月半の休暇をもらっていたとも話しているという。

治安部隊(中略)「テロリストから要求は一切なかった。1人でも多く殺することが唯一の目的だったようだ」と話した。武装グループは、ホテル内で放火することで消防隊を現場に入れ、治安当局が銃撃を控えるうちに移動を繰り返した。部屋の配置も正確に把握し、袋小路に追い込まれることを避けた(中略)テロ発生直後の26日、高性能爆薬RDX(ヘキソーゲン)8キロを含む爆発装置2個がタージマハル・ホテル近くで見つかり、警察が時限装置を解除した。オベロイ、トライデント両ホテル近くでも同様の装置が見つかり爆破処理した。
911事件もショックだったが、「ムンバイ同時多発テロ」も、平常を生きる人々へ突然に大量殺戮をもたらすものだった。未だにテロリストは正体不明で、目的というか要求がない。が、何となく分かる。

IB Times:インド同時テロ、実行犯はパキスタン武装組織か
唯一生き残った犯人が、自分はパキスタン武装グループ「Lashkar-e-Taiba」に所属していると証言したという。同組織はパキスタン情報部がインドとのカシミール地域紛争解決のために結成されたものであると見られており、アルカイダ組織と関連しているといわれている。

今回の同時テロの犯行グループは、当初は「デカン・ムジャヒデン(聖戦士)」であると見られていた。一方パキスタン政府は今回の同時テロにパキスタン政府組織が関わったことを否定している。同政府は「Jamaat-ud Dawa」という「Lashkar-e-Taiba」に関連するイスラム教組織が今回のテロを主導したと主張している。なお、イスラム教過激派のインターネットフォーラムの一部では、今回の同時テロ、特にユダヤ教徒をターゲットにした攻撃を称賛するコメントも見られている。
ラシュカレトイバはこれまでも取り沙汰された。結局、いつもパキスタン軍の情報機関が背後に見え隠れする。

週刊オブイェクト:「ラシュカレトイバ」「タリバーン」の背後にいるパキスタン三軍統合情報部ISI
印パの情勢不安、アフガニスタンでのタリバーン掃討、そしてアルカイダとの対テロ戦争について、パキスタン三軍統合情報部ISIは現在も鍵を握り続けている疑いがあります。パキスタン政権によるISIのコントロールが失敗に終わった場合、最終的にはアメリカが動き出すでしょう。そして次期アメリカ大統領バラク・オバマは、パキスタンへの介入を積極的に行う事を政策に掲げています。
パキスタンの旧政権も新政権も、情報部の問題については対処に失敗している風。情報部の改革(への反発)と、今回のテロは連動した話だろう。これでは先の見通しが立たないが、米新政権がアフガニスタンに取り組むという話の意味はここにあったのかと納得した次第。

詳しい→ 暗いニュースリンク:インド・ムンバイ同時多発テロ:警告はあった

#こういう少人数の特殊部隊、訓練を受けているが正規軍でない正体不明の部隊が、どこからともなく侵入し、ある日突然、繁華街で無差別大量殺人という名のテロを行う。正体も要求も不明。これは、日本が恐れる仮想事態でもある。

投票ボタン


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。