週刊オブィエクトさん経由。
毎日:小沢民主党代表:アフガン部隊参加に意欲…海自給油代替案
そんな事をしたら、思いっきり武力行使になると思われ。もちろん、自衛隊には法的に不可能なはず。仮にカルザイ政権に軍隊としての特権を認めてもらえたとしても、自衛隊には(国内法的には)自己の正当防衛権しかない。つまり、全くの暴論にしかならない。
追記:産経:民主党、アフガン調査団派遣を延期
続報による追記:朝日:小沢代表論文「政権とればISAF参加」 国連中心強調
毎日:小沢民主党代表:アフガン部隊参加に意欲…海自給油代替案
民主党の小沢一郎代表が5日付の党機関誌で、インド洋での海上自衛隊の給油活動に代わる国際貢献をめぐり、民生支援の重要性を強調する一方で、「政権を担う立場になれば、アフガニスタンでの国際治安支援部隊(ISAF)への参加を実現したい」と語っていることが2日分かった。ISAFは治安維持活動を行っており、参加すれば憲法が禁ずる海外での武力行使にあたる可能性が出てくる。ISAFは01年12月、国連安保理決議で設置が承認され、北大西洋条約機構(NATO)が主導。今年7月現在、計37カ国が参加し、約3万9000人を派遣している。小沢氏は国連決議に基づく国連の活動であれば、海外での武力行使でも憲法に違反しないという立場。2日の記者会見でも「ISAFは国連の活動で、参加は憲法に抵触しない。派遣するかしないかは時の政府の判断だ」と語っていた。党幹部は「小沢代表の持論から言えば、武力行使を含むISAFへの参加は当然だ」と指摘した。#これが誤報でないと仮定して...(本当は続報を待った方がいいかも)
そんな事をしたら、思いっきり武力行使になると思われ。もちろん、自衛隊には法的に不可能なはず。仮にカルザイ政権に軍隊としての特権を認めてもらえたとしても、自衛隊には(国内法的には)自己の正当防衛権しかない。つまり、全くの暴論にしかならない。
追記:産経:民主党、アフガン調査団派遣を延期
民主党が、インド洋での海上自衛隊の補給活動に代わる国際貢献策をとりまとめるため、アフガニスタンへ派遣を予定していた議員調査団の計画が延期になったことが4日、分かった。調査団は団長の浅尾慶一郎「次の内閣」防衛担当ら6人で、5日から6日間の日程で訪問し、アフガニスタン政府要人、国際治安支援部隊(ISAF)の幹部、NGO関係者と会って、日本が協力できる活動について探る予定だった。派遣延期は、海自が補給した燃料がイラク作戦へ転用された疑惑追及を当面優先する方針に同党が傾いたため。今後改めて計画を練り直す。「転用疑惑追及」が「調査団派遣延期」につながるところが、分りにくい。ある意味分りやすいとしたら、アフガン派遣(ISAF参加)案が党利党略だということか。
続報による追記:朝日:小沢代表論文「政権とればISAF参加」 国連中心強調
インド洋での給油活動については「国連活動でもない米軍等の活動に対する後方支援」とし、「(憲法が禁じる)集団的自衛権の行使をほぼ無制限に認めない限り、日本が支援できるはずがない」と批判した。誤報じゃなかったし、ダルフールまで踏み込んでいる。しかし「憲法の理念に合致」は無茶苦茶。集団的自衛権を認める気もないのに、武力行使を含むとか、もう破茶滅茶。交戦権を持たず、狭義の正当防衛権しか行使できない「軍隊もどき」が戦場に行って、軍隊として合理的な行動は取れない。せいぜい、民間でもできる民生支援が限度。
(中略)
「国連の活動に積極的に参加することは、たとえ結果的に武力の行使を含むものであってもむしろ憲法の理念に合致する」とし、「私が政権を取って外交・安保政策を決定する立場になれば、ISAFへの参加を実現したい」と踏み込んだ。さらにスーダン西部のダルフール地方への国連平和維持活動にも「当然参加すべきだ」と明記した。
