他のブログサービスと違いアクセス数が出ない様なので、ちょっとご紹介。
5/2（金）の訪問者数は、初めて500人を突破（534人）。ありがとうございます。
さて、4月の米雇用統計は▲2万減（予想▲8万減）と予想を上回り、市場も好感している様だ。週間失業者申請数のトレンドからはやや意外感があるが、雇用統計は、一定の仮定に基づく推計値を含んでおり、事後的に大きく変更されるものなので、より長いトレンドにより注視すべき。ちなみに、過去3ヶ月は、以下の通りその後下方修正されている。
当初発表 直近発表値 （修正幅）
1月 ▲1.7万 ▲7.6万（▲5.9万）
2月 ▲6.3万 ▲8.3万（▲2.0万）
3月 ▲8.0万 ▲8.1万（▲0.1万）
また、1年前（2007年4月）の雇用者数も、以下の通りかなりの変遷を見せている。
昨年4月 +8.8万→8.0→12.2→4.6
トレンドは、以下のグラフが示すとおり、下降曲線。１年間で46万しか雇用が増えていない。昨年5月、6月はそれぞれ16.2万、10.7万増であり、低迷が続くと雇用対前年マイナス成長が見えてくる。
http://calculatedrisk.blogspot.com/2008/05/jobs-nonfarm-payrolls-decline-20000.html
Click on graph for larger image.
Unemployment was essentially unchanged, but the rise in unemployment, from a cycle low of 4.4% to 5.0% is a recession warning.
Also concerning is the YoY change in employment is barely positive (the economy has added only 460 thousand jobs in the last year), also suggesting a recession.
また、住宅建設労働者数は3.1万減。ピークからの減少は13.8％に留まり、着工件数が6割くらいピークから落ちていることを考えると、まだ100万人以上の余剰労働者がいる計算になる。
Residential construction employment declined 31,100 in April, and including downward revisions to previous months, is down 478 thousand, or about 13.8%, from the peak in February 2006. (compared to housing starts off over 50%).
ちなみに、４カ月連続の減少は２００３年の５カ月連続減少に次ぐ記録。
来月以降が引き続き要注目。