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-2006年から大恐慌の到来を予想
-6年半ぶりに投稿

大恐慌!?その249 3月米個人消費は実質前月比+0.1%

2008-05-02 12:45:31 | 世界経済

3月の米個人消費支出が0.4%増、というヘッドラインもそのままではミスリーディングなので、老婆心ながら詳しく紹介。個人消費支出(PCE)価格指数の総合指数は前月比0.3%上昇、コアPCE価格指数は0.2%の上昇(予想0.1%)とインフレが加速したため、名目が膨らんだだけで、インフレ調整後の実質ベースでは、前月比

1月:+0.1%、2月:変化なし 3月:+0.1%

の成長にとどまる。

 

○UPDATE1: 3月の米個人消費支出が0.4%増、予想の2倍の伸び

http://jp.reuters.com/article/foreignExchNews/idJPnJT815297620080501

[ワシントン 1日 ロイター] 米商務省が1日発表した3月の個人所得・支出統計

は、個人消費支出が前月比0.4%増加しエコノミスト予想の2倍の伸びとなった。

 ロイター・エスティメーツでは、個人消費支出は0.2%増となっていた。

 3月の個人所得の伸びは0.3%で、予想の0.4%を若干下回った。

 ナショナル・シティの首席エコノミスト、リチャード・ディケイザー氏は「今回の内容

は、第1・四半期が比較的上向きで終了したことを示している。第2・四半期の消費が改

善する可能性がある」と話した。

 個人消費支出(PCE)価格指数の総合指数は前月比0.3%上昇した。2月は

0.1%の上昇だった。

 振れの大きい食品とエネルギー価格を除いたコアPCE価格指数は0.2%の上昇で、

予想の0.1%を若干上回った。2月は0.1%だった。

 詳細は以下の通り。

(前月比%、ドル=現在価値)

                3月   2月 1月  12月

個人所得            0.3 0.5 0.3 0.4

 賃金・給与          0.5 0.3 0.6 0.3

 可処分所得          0.3 0.5 0.4 0.4

個人消費支出          0.4 0.1 0.4 0.2

 耐久財            -0.4 0.2 -0.6 -1.0

 非耐久財           0.4 -0.1 0.5 0.2

 サービス           0.6 0.2 0.6 0.5

個人貯蓄率(%)        0.2 0.4 unch unch

(前月比%、ドル=2000年、連鎖ベース)

個人消費            0.1 unch 0.1 -0.1

 耐久財            -0.5 0.1 -0.7 -0.8

 非耐久財           0.2 unch -0.1 -0.4

 サービス           0.2 -0.1 0.4 0.2

可処分所得           unch 0.3 0.1 0.2

(前月比%、ドル=2000年、連鎖ベース、PCE=個人消費支出)

PCE価格指数         0.3 0.1 0.3 0.3

0.2992 0.1410 0.2779 0.2769

コアPCE価格指数       0.2 0.1 0.2 0.2

0.1690 0.1381 0.1981 0.1863

市場ベースPCE価格指数    0.3 0.1 0.3 0.3

市場ベースコアPCE価格指数  0.1 0.1 0.2 0.2

(前年比%、ドル=2000年、連鎖ベース)

PCE価格指数         3.2 3.4 3.5 3.5

コアPCE価格指数       2.1 2.0 2.0 2.2

市場ベースPCE価格指数    3.2 3.4 3.6 3.6

市場ベースコアPCE価格指数  1.8 1.7 1.8 2.0

 エコノミスト予想(ロイター調査、前月比)

個人所得    +0.4 pct

個人消費支出  +0.2 pct

コアPCE   +0.1 pct


2 コメント

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米カントリーワイドの信用格付けをジャンク級に引き下げ (投資蚊)
2008-05-03 20:56:59
 [ニューヨーク 2日 ロイター]
 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は2日、米住宅金融カントリーワイド・フィナンシャル(CFC.N: 株価, 企業情報, レポート)の信用格付けを「BBB+」から投機的等級(ジャンク債)の「BB+」に引き下げた。同社を買収するバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)が、カントリーワイドの未払い負債を肩代わりしない可能性を示したことを理由に挙げた。 

 バンカメが米証券取引委員会(SEC)に提出した書類について言及し、S&Pは「ミディアムタームノート約170億ドル、転換社債40億ドル、下位劣後債22億ドル、劣後債10億ドルを含むカントリーワイドの債務の一部を継承しない可能性が新たに示された」と述べた。

 また、カントリーワイドを「クレジットウォッチ・ディベロッピング」に指定。カントリーワイドの債務の法的な状況に応じ、格付けの変更や確認を行う可能性がある。

Re: (world_2050)
2008-05-03 21:48:34
ここのところ、すっかりと金融危機がなりを潜めていますが、FRBの動きを見ると色々と準備をしている様には見えますね。引き続き、要注視ですね。

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