神経会話モデル(Neural Conversational Model)はその時代の写し鏡

2015-07-07 19:44:31 | Weblog

- Neural Conversational Model -
 会話4:哲学のQ&Aから

「生命の目的はなんですか?」
     「to live forever」
「生きる目的はなんですか?」
     「to serve the greater good」
「死の目的はなんですか?」
     「to have a life」

対話型の人工知能が今はこう答えるそうです。

私が周りの人にこんなことを問でもしたら、
「大丈夫?何か病んでるの?」といわれるか、
「夏はビールがうまいからだ!」という輩に囲まれているので
まあ、どうでもいっか。と
キンキンに冷えたビールと塩の良く利いた枝豆で忘れます。

 

オックスフォード大学の研究者や専門家がこの春、
人類滅亡に関する12の大惨事と10の対策方法を発表しましたねー
「12 Risks That Threaten Human Civilisation」


大惨事は

・気候変動、環境災害、火山活動

・経済システム崩壊

・紛争、戦争、最終兵器

・ナノテクノロジー、AI

などなど。


対策として

・指導力を持つネットワーク構築

・世界情勢の視覚化

・国の枠を超えられる組織構築

・グローバルな見地に立って人類の繁栄を進める

などなど。

あれ?
近未来小説”NeoBorder"にやけにリンクしていたので
この作者はオックスフォード大学の研究者チームに潜んでいるのか?
なんてことはない。:p


ただ、近未来小説”ネオボーダー”に

大惨事として

・地球の悲鳴
  (地球環境の異変)

・人類の悲鳴
  (人が自ら起こす争乱)

・電子の悲鳴
  (ネットワーク、ITのパニック)

   が語られ

対策として

・TFS(Tutelary Fairy System)
  (個々のユーザー主体でありながら世界的なネットワークをもつ)

・リスクの数値化
  (後に人類の悲鳴の原因のひとつになるけど)

・国境システム「Neo Border Gateway」
  (国を超えるネットワーク)

・仮想地球(Globe of Virtual Reality)
  (有能なブレーンが指導力を持つグローバルなSNS)

なる組織や事象が語られています。

残念ながら、
今はこの小説の結末は対策とは逆に大惨事へと向かいますけどね。
(まいったなー)

人工知能は
この「12 Risks That Threaten Human Civilisation」の
資料も学習しているでしょうから
もう少ししたら
これに対する意見もお話ししてくれるのでしょう。

そしてその時、
自分も生きていると認識するならば
きっと

「to serve the greater good」

を実行してくれるかな~

半分飲んだキンキンビールを空にかざして「 I wish 」

あ、今日はたなばた

カーテンを開き、空を見る。

 

雨、あがらなかったか・・・

 


今日はそんな日

 

PHOTO
CC-0   ◆ Original Photograph by PublicDomainPictures
CC-0   ◆ Original Photograph by werner22brigitte
CC-ByNc◆ Photograph which was edited by Mick

 


Productivity Future Vision⇒人工知能はもう少しで思春期を迎えるころでしょうね

2015-07-02 18:02:56 | Weblog

2015年春
Microsoftが思う未来のライフスタイルムービー「Productivity Future Vision」は、
とてもわくわくする未来が紹介されていた。
スキューバーのお姉さんが海の中で見たものをリアルタイムで学校の授業で共有したり、
化合物の結果を、実際行わなくても良いか悪いかをシステムが教えてくれます。

この背景には世界中のネットワークが高速で正確に流れていること。
入力、出力が人にやさしいこと。
クラウドが収集し続けている情報を簡単にチョイスできること。

そして、あえて人を中心に描くこのムービーに影さえ見せない

人工知能。


でも
あらゆるアイテムを思いのままに操り、
物事を進めていくキャストたちは、人間というより、
もしかしたらキャストたち自体、人工知能搭載のヒューマノイドかもしれない

多くの情報から結果を導くことが得意な人工知能にとって
海の中の情報も、
化合物から導かれる結果も、

人が海に潜らなくても、
人が実験や会議を開かなくても、

答えを一瞬のうちに提示してくれる。

ふと、Microsoftの研究部門トップの「AIは人類の脅威とはならない」と語り、
Microsoft創業者のゲイツ氏が「AIは危険性がある」と語るジレンマが
このムービーには織り込まれているのではないかと思うと、
苦笑してしまった。