今日は、人日の節供
七草の節句とも言います。
食の先生方とご縁を頂き、
最近ちょっと食に興味を持ち始めています。
今年は、私も少し勉強をしてみようかと・・・
春の七草の効能を調べてみました。
「芹(せり)薺(なずな)御形(ごぎょう)繁縷(はこべら)
仏の座(ほとけのざ)菘(すずな)蘿蔔(すずしろ)」
芹(せり):水辺の山菜で香りがよく
中国では精のつく食材とされています。
ビタミンA、B2が特に多く、カルシウム、貧血に有効な鉄分、
ビタミンC、便秘解消に役立つ
食物繊維が豊富に含まれ消化を助けます。
香り成分には、発汗、保温作用があり、
冷え性や風邪に効果があります。
薺(なずな):別称はペンペン草。
たんぱく質、ビタミンA、B1、B2、カルシウム、鉄、
マンガンが豊富で、貧血に効果的です。
またアセチルコリンやカリウムイオンの作用によって、
血圧を下げる作用もあり、高血圧の予防にもなります。
江戸時代には、よく食卓に上ったなじみの食材でした。
御形(ごぎょう):別称は母子草。
たんぱく質、ミネラルに富んでいます。
ヒトステロール、ルテオリングリコシド、カリ塩などが含まれ、
風邪予防や解熱に効果があります。
繫縷(はこべら):たんぱく質に富み、
カルシウムや鉄などのミネラルも多く含み、整腸作用があります。
また生葉の葉緑素は、口臭予防にすぐれ、
古くは歯磨き粉として利用されていました。
目によいビタミンAが豊富で、腹痛の薬にもなっていました。
仏の座(ほとけのざ):別称はタビラコ。
タンポポに似ていて、食物繊維が豊富。
健胃・整腸の効果があり、高血圧を予防すると言われています。
菘(すずな):蕪(かぶ)のこと。
大根同様、根には消化酵素のジアスターゼが多く含まれ、
食物繊維も豊富。
葉はビタミンA、C、カルシウム、鉄分等のミネラルを多く含み、
カラダの抵抗力をつけて病気にかかりにくくします。
蘿蔔(すずしろ):大根のこと。
葉にはビタミンC、カロテン、ビタミンB1、B2、リン、鉄分、
根にはでんぷん分解酵素のジアスターゼ、
たんぱく質分解酵素アミラーゼ、エステラーゼなどを含みます。
食物繊維も多いので、便秘に効果があり、
消化を助けるので、風邪の予防にもなります。
七草の節供は、
若草の芽を食することで、
新たな生命力を身につけようと願ったそうです。