亜流ろいやーKの挑戦状

~Cartels from eccentric lawyer K~ 米国LL.M卒のメジャー好きサラリーマン

2008MLB開幕(ファンタジーの方も)

2008-03-28 | ファンタジースポーツ

ボストン・レッドソックスとオークランド・アスレチックスの
日本での開幕戦は結局1勝1敗。まあ、いいんじゃんというところだが、
ファンタジー的には最悪だった。

開幕戦でいきなりうちのストリート君がマニーにやられて
敗戦投手に・・・。負け数はカウントされないからいいが、
セーブ機会を逃した上に自責点3。こりゃ痛い。

そして、どうにもこうにも「我慢」という二文字が自分の辞書にはない。
開幕直後にしてまだまだ動く・・・。

1.OUT:Henry Owens RP ⇒ Eddie GuardadoRP ⇒ IN:Scott Linebrink RP

リハビリ5月までは待てないよ、ということでオーウェンスにさよならして
失敗の多かった中継ぎを補強。でもガルダードもおっさん+プレシーズンも不調なので
ラインブリンクをゲット。ラインブリンクも怪我明けではあるが、実績は確か・・・のはず。

2.OUT:J.J.Hardy SS⇒ IN: Kevin Kouzmanoff 3B

ハーディは原因不明の高熱で体重10ポンド落ちと聞いては動かずにいられない。
先日加入したホセ・ギーエンも開幕から15試合薬物使用の罰として出場停止くさい
(そんなやつを加入させるのも問題だが)。そこで、パドレスのクリーンアップに
定着しそうなクーズマノフを即戦力としてゲット。実力は未知数・・・。

 
というわけで以下のメンバーで開幕を迎えている。

野手編
【ポジション】  【選手名(チーム)】         【一言】
キャッチャー   Brian McCann(ATL)      密かにメジャーNo.1キャッチャーと期待している

ファースト    Prince Fielder(MIL)     Ryan Braunよりも活躍してくれないと困る。

セカンド      Howrie Kendrick(LAA)    密かに3割20本20盗塁を期待してしまっている
サード       Aramis Ramirez(CHC)   怪我さえしなければ3割30本をクリアするはず

ショート       Carlos Guillen(DET)    密かに3割25本15盗塁を期待してしまっている。
レフト       Carl Crawford(TB)      50盗塁以上は走ってくれないと困る。
センター     Andruw Jones(LAD)        打率.260、HR40本いけるはず。
ライト        Jeff Francoeur(ATL)       筋肉増量で打率.280、HR30本を期待。
Utility1     Kevin Kouzmanoff(SD)    なんだかんだで打率.280、HR25本を期待。
Utility2     Corey Patterson(CIN)    35盗塁以上は走ってくれないと困る。


控え1      Jose Guillen(KC)       出場停止が明けたら、エンジン全開!のはず。

キー要因
:バランスは悪くないと思うのだが、やはりキーはアンドリュー・ジョーンズ。
       この方が去年の凄まじく悪い成績(打率.220台、HR26本)からどこまで
       回復できるかにかかっている。キャッチャー含めた内野陣はけっこう固くて
       お気に入り。

投手編
【ポジション】 【選手名(チーム)】           【一言】
先発1     Brandon Webb(ARI)  
   この人のシンカーは世界最高クラス。
先発2     John Smoltz(ATL)     41歳という年齢が気になるが、この人は別格なはず。

先発3     Ian Snell(PIT)             いかんせんチームが弱いが、奪三振率に期待
先発4     Hiroki Kuroda(LAD)  
  松坂よりもメジャー向きの投手と期待している。
先発5     Shaun Marcum(TOR)   前評判どおりの活躍をしてくれればかなりの拾い物。
クローザー1 Huston Street(OAK)    開幕でいきなりつまづいた・・・先行きが不安。
クローザー2  Matt Capps(PIT)            チームが弱いが、ここ数年の実績からも安定感あり。
中継ぎ1     Tony Pena(ARI)            Lyonをクローザーの座から引き摺りおろせ!
中継ぎ2    Scott Linebrink(CWS)   怪我明け+低い奪三振率が気になるが実力は確か。 
中継ぎ3       Michael Wuertz(CHC)    実力は確かなので大事な場面で起用してあげて。
中継ぎ4
       Manny Delcarmen(BOS) 岡島からNo.1セットアッパーの座を奪って欲しい。

控え中継ぎ  Dan Wheeler(TB)            一昨年の数値に戻れれば、かなりの拾い物。

キー要因:先発陣は固いと思うが、クローザーが二人しかいない割に中継ぎ陣もエース格が
       ペーニャしかいないというのはかなり不安。アリゾナ・ダイヤモンドバックスの    
       クローザーはブランドン・ライオンだが、彼がこければうちのペーニャがクローザー
       になる可能性が高い。まずはここに期待してしまおう。あとは・・・出たとこ勝負だ。

さあ、4月からは本格的に開幕だ。仕事が手につかんわ。


ドラフトの結果考察(2008腰痛リーグ)

2008-03-19 | ファンタジースポーツ

今年も管理人ロードさんのところのファンタジーベースボールリーグ
(通称:腰痛リーグ)に参加させてもらえることになった。
3日前だが、
ドラフトが行われたので結果と考察を簡単に残しておく。

このリーグは14人の大所帯なのでドラフトも全員の23ピック終了まで
軽く3時間近くかかるという長丁場だ。
気になる指名順は・・・なんとラストの14番目。
ファンタジーベースボールは今年で5年目だが、ラストは今回が初めてである。

1番から順に選手を指名していくので、14番目までには
いい選手をだいたい獲られてしまっていることから、ラストは非常に
不利と言われている。その代わり、14番、15番とここは連続して選手を獲れる。
1度に二人獲れるということなので、バランスは補正しやすい。
ただし、二人獲ったら次の番が回ってくるのは27番あと、
即ち、15番の次は42番、43番目、その次は70番、71番目となる。
ミスが致命傷になりやすいといえる。

こうなると、戦略というよりは、残っている選手の中で、
巡り合わせの妙でなぜか高ランクの選手が残っていることを
期待して漁っていくことになる。その結果は以下のとおり、きらわれ君、
獲りもれ君漁り大作戦は、まあ成功したかのようにみえるが・・・。
項目は左から指名順、全体での指名順、選手名、ポジションね。

1. (14) Prince Fielder 1B ←14番目まで残っててちょっとうれしい。
2. (15) Carl Crawford LF ←Ryan Braunもいて迷ったが、盗塁は大事ということで・・・。
3. (42) Aramis Ramirez 3B ←今年は2BやSSよりも3Bが駒不足と読んだので妥当。
4. (43) Brandon Webb SP ←Bedard、Beckettもいたが、投手で迷ったらNL。
5. (70) Carlos Guillen 1B,SS 
6. (71) Brian McCann C 
7. (98) John Smoltz SP ←98順目で獲れればOK。高い年齢が敬遠されたか・・・。
8. (99) Huston Street RP ←このあたりで一人はクローザー獲らないと、祭りが・・・。
9. (126) Andruw Jones CF ←上位指名で唯一のギャンブルピック。去年は最悪・・・。
10. (127) Matt Capps RP ←クローザー2
11. (154) Howie Kendrick 2B 
12. (155) Tony Pena RP ←ちょっと失敗。まだ他にクローザーも残ってたのに・・・。
13. (182) Jeff Francoeur RF ←なぜかDyeと彼が嫌われて残ってた。若い方をゲット。
14. (183) Ian Snell SP 
15. (210) Henry Owens RP ←クローザー候補だが少なくとも5月まではリハビリ中。
16. (211) Hiroki Kuroda SP ←先発4番手。一人ぐらい日本人が欲しかった・・・。
17. (238) Corey Patterson CF ←ギャンブル2。スタメンが獲れれば盗塁が稼げるが・・・。
18. (239) MannyDelcarmen

RP ←レッドソックスブルペンはボンと岡島だけじゃない!!

19. (266) Josh Fields 3B,LF ←ずーっと残ってた
20. (267) Mike Gonzalez RP ←クローザー候補だが少なくとも7月までリハビリ予定。
21. (294) Shaun Marcum SP,RP ←前評判かなり高い
22. (295) J.J. Hardy SS ←ずーっと残ってた2
23. (322) Dan Wheeler RP ←去年ひどかったが、一応クローザー候補だし・・・。

節目節目でかなり迷った。そして中継ぎ投手の情報不足でけっこう失敗もしてる。
ただ、最初の二人はホームラン50本と盗塁50をほぼ確実にする
バランスのいいピックだったと思うし、概ね平均よりも下の順位で選手を獲れてる
(ウェッブ:平均37順目⇒今回43順目
 C.ギーエン:平均53順目⇒今回70順目
 
スモルツ:平均76順目⇒今回98順目
 
ケンドリック:平均115順目⇒今回154順目
 フランコアー:平均120順目⇒今回182順目 等)
のでまあよしとする。

そんなわけで?失敗も取り戻すべく、ドラフト後早速二人取り替えた。

1.OUT:Mike Gonzalez RP ⇒ IN:Michael Wuertz RP

リハビリ7月までは待てないよ、ということでゴンザレスにさよならして
失敗の多かった中継ぎを補強。
ワーツは6、7回を任される予定なのでホールド数の伸びは心配だが、
鋭いスライダーを持ってるし、実力は確か・・・のはず。

2.OUT:Josh Fields 3B,LF⇒ IN:Jose Guillen RF

フィールズは期待の若手3塁手だが、同じホワイトソックスのJoe Credeとの
ポジション争いが激しいのと、打率が低く、ジョーンズと二人で
2割台前半をさまよわれてはたまらないので解雇。
代わりにロイヤルズの4番に座る予定のギーエンをゲット。
こいつも、そんなに多くは望めないが、実力は確か・・・のはず。

さあ、シーズンインが楽しみだ。
リーグの皆さん、今年もどうぞよろしく。
トレードもしっかり交渉に応じまっせ。


2008 サンディエゴ・パドレス戦力分析

2008-03-15 | MLB(野球)

もう3月半ばだし、今年最後にするかな。
井口資仁選手を獲得したサンディエゴ・パドレスを分析する。

今年のパドレスは明らかに投高打低のチームに
なっており、ピークは過ぎた感があるが井口選手にかかる
期待も大きい。

予想バッティングオーダー:

1番 ライト         ブライアン・ジャイルス
   リードオフマンが候補すらいない。ジャイルス兄は出塁率はいいが、機動力はもうない。
2番 セカンド      井口資仁
   打率.280、HR15本、20盗塁いけるか
。ジャイルスとのベテラン1・2番の奮起に期待。
3番 センター      ジム・エドモンズ
   これまたベテランの雰囲気満点。3年前までHR30本の常連だったが、怪我も多く危険。
4番 ファースト    エイドリアン・ゴンザレズ
   打率.300、30本を狙える、唯一といってもいい頼れる人。エイドリアーン。
5番 ショート      カリル・グリーン
   ショートしては、去年のHR27本は立派。打率.254は非常に気になるが期待の若手。
6番 サード        ケビン・クーズマノフ
   同じく期待の若手だが、去年は伸び悩んだ。打率.280、HR25本は打てる素材。
7番 レフト       スコット・ヘアストン
   同じく期待の若手だが、伸び悩みも甚だしい。打率.260、HR15本が精一杯か。
8番 キャッチャー   ジョシュ・バード
   同じく期待の若手で、打撃センスには定評がある。今年ブレイクする可能性は大いにある。

まったくもって、地味な打線だ。マイク・キャメロンやミルトン・ブラッドレー、ジャイルス弟が
抜けた穴は埋まっていない。1~3番がベテラン揃いで機動力に期待できないし、
4番以降の20代後半クインテットはゴンザレズ以外がまるで未知数だ。残念ながら
怖くない打線といえるだろう。

先発ピッチャー:

1番手 ジェイク・ピーヴィ
2番手 クリス・ヤング
3番手 グレッグ・マダックス
4番手 ランディ・ウルフ
5番手 マーク・プライアー

ピーヴィに関しては去年19勝、防御率2.54、WHIP1.06と文句なし。
現役最強の先発右腕といってもいいだろう(左腕にはメッツのサンタナ先生がいる)。
2番手のヤングも長身から繰り出される独特の投法でなかなか打たれないし、
3番手には「精密機械」マダックスがいる。さすがに42歳という年齢が不安だが
「経験」と「貫禄」でしぶとく抑えてくれるだろう。

注目は、ガラスのエース、プライアーがこんなところにいるところ。
カブス時代の2003年には2年目ながら今のピーヴィ以上に現役最強の右腕と
呼ばれながら、その後怪我でまるで泣かず飛ばず。密かに復活してたら怖い存在だ。

ブルペン(抑え+中継ぎ)ピッチャー:

クローザー   トレバー・ホフマン

ここにも大ベテランが健在。通算セーブ数メジャー最多524回を誇る40歳クローザー
のホフマンだ。マダックスとホフマンの継投リレーなんて、20代の打者では
いろんな意味で打ち崩せないと思う。

中継ぎ陣も、去年無敵に近かったヒース・ベルと、一昨年無敵に近かった
(去年はいまいちだったが)クラ・メレディスの二枚看板が光る。
左のサイドスロー、ジョー・タッチャーも楽しみな存在だ。

弱体化した打線を強力先発陣と救援陣がカバー。パドレスが勝つにはこれしかない。
個人的にはやっぱりマダックスとホフマン、それにエドモンズといった大ベテラン達が
どこまでやれるのかが非常に気になるところ。パドレスが所属するナ・リーグ西地区は
激戦区なだけに、チームを牽引するベテランの一角として、井口選手の活躍も
地区優勝に不可欠となるだろう。

次回予告:
田口壮選手のいるフィリーズや桑田真澄投手が復活の機会を伺っている
パイレーツなど、書きたいところはまだあるのだが、今年は時間切れかな

今年も読んでくれてた方、ありがとう。

明日はファンタジーベースボールのドラフトがあるし、開幕に向けて
今後はファンタジーの世界のこともドラフト結果等まじえつつ少々。
「ファンタジーの世界」といってしまうとかなり気持ち悪いが・・・。

過去ログ: 

カンサスシティ・ロイヤルズ戦力分析へ
テキサス・レンジャーズ戦力分析へ

クリーブランド・インディアンズ戦力分析へ
タンパベイ・レイズ戦力分析へ

ヒューストン・アストロズ戦力分析へ
シカゴ・カブス戦力分析へ
ロサンゼルス・ドジャース戦力分析へ
シアトル・マリナーズ戦力分析へ
ニューヨーク・ヤンキース戦力分析へ
ボストン・レッドソックス戦力分析へ


2008 カンサスシティ・ロイヤルズ戦力分析

2008-03-09 | MLB(野球)

薮田安彦投手を獲得したカンサスシティ・ロイヤルズの今シーズン戦力を分析する。
このチームは、自分が記憶する限り強かった試しが無い。調べてみると、1985年の
ワールドシリーズ制覇以来地区優勝すらないという筋金入りの弱小チームだ。
今年ももちろん弱いが、それだけに薮田投手には期待大だ。

WBCでも活躍した日本を代表する中継ぎ投手だけに、通用することはほぼ間違いない。
監督は日本の野球をよく知っている元北海道日本ハムファイターズ監督のヒルマンだし、
チャンスを確実にものにしていけばクローザーへの抜擢も大いにありうる。
同様にマイナー契約の野茂英雄投手の復活も十分考えられる。ビバ弱小!!

予想バッティングオーダー:

1番 センター       デビッド・デヘスース
   3割は打てるはずの人。しかし去年は打率.260、盗塁10と寂しい限りのリードオフマン。
2番 セカンド     マーク・グラジラネク
   クジラ肉?いや、グラジラネク。ベテランらしい渋い打撃で打率3割をちょくちょく超える。
3番 ライト        マーク・ティーエン
   3割20本20盗塁を狙える期待の万能型若手外野手だが、開花しそうでなかなかしない。
4番 レフト         ホセ・ギーエン
   新加入。ここ数年毎年チームを変えてるが打率.290、HR25本は狙える。実力は確か。
5番 DH          ビリー・バトラー
   3割20本は狙える期待の若手。ティーエンと彼と次のゴードンがいかに成長するかが鍵。
6番 サード       アレックス・ゴードン
   昨年は期待されながら打率.247のHR15本。こんなもんじゃないはずなのだが。
7番 ファースト     ライアン・シアリー/ロス・グロード
   右のシアリーと左のグロードがプラトゥーンくさい。どっちが出てもかなりどうでもいい。
8番 キャッチャー   ジョン・バック
   ホームラン20本を狙えるパワーのあるキャッチャー。しかし去年の打率.222は低すぎる。
9番 ショート
      トニー・F・ペーニャ 
   相当どうでもいいが、名前のFはアリゾナの同姓同名ピッチャーと区別するためのもの。

貧弱、貧弱ゥゥゥな打線だが、ティーエン、バトラー、ゴードンのトリオの成長(だけ)は楽しみ。
そこに4番を任せられそうなギーエンを持ってきただけ、去年よりはましかも。
あとはほんとに特筆すべき点がない。強いて挙げれば、デヘスースの控えのジョエイ・
ガスライトの身体能力ぐらいか。助走つければ車を飛び越えます。
以下証拠映像

http://www.youtube.com/watch?v=cySfw8f0beg

先発ピッチャー:

1番手 ギル・メッシュ
2番手 ブライアン・バニスター
3番手 ザック・グリンキ
4番手 ブレット・トムコ
5番手 マイク・マロス/ホルヘ・デ・ラ・ローザ/野茂英雄?

ギルガ・・・ではなく、ギル・メッシュは去年破格の待遇でマリナーズから
持ってこられたときはそりゃあ酷評されたもんですが
(マリナーズでもせいぜい3番手投手だった)、去年の9勝13敗という成績よりは
いい活躍をしている(チームが弱いので負け数先行はしゃあないという発想)。
12勝9敗だったバニスターにも同じことがいえる。
ここに実力はありながら精神的に一時期不安定になってしまった
グリンキが柱に仕上がれば、なかなかの3本柱ができあがる。
あとは論外なので、プレシーズンいい投球を続けている野茂投手の
メジャー復帰に期待したい。いいチームを選んだかも。

ブルペン(抑え+中継ぎ)ピッチャー:

クローザー   ホアキム・ソリア

消去法でソリアがクローザーというのが現状かと思いきや、去年の防御率2.48と
WHIP0.98はかなり立派だ。まるで無名の23歳だったことを考えると
ロイヤルズは思わぬ拾い物をしたことになる。
ここに日本を代表するセットアッパーである薮田投手が加わるのは
チーム事情を考えると頼もしい。薮田・ソリアのワンツーフィニッシュ、ソリアがこけたら
クローザー薮田も見られるかもしれない。いいチームを選んだかも。

やっぱり、弱いよこのチーム。目標は最下位からの脱出になるだろう。
でもさ、すべてのチームがヤンキースやレッドソックスではつまらないわけで、
必要悪ならぬ必要弱というところだろう。おかげで野茂投手もクローズアップ
されるかもしれない。今年はロイヤルズファンになろうかな。

次回予告:
忘れちゃいけない、スタメンを張れる日本人メジャーリーガー井口資仁選手を
獲得した、サンディエゴ・パドレスを分析予定。ピークは過ぎたかもしれないが
まだまだ二塁手としてはメジャー一流といえる井口選手の活躍に期待だ。

過去ログ: 

テキサス・レンジャーズ戦力分析へ
クリーブランド・インディアンズ戦力分析へ
タンパベイ・レイズ戦力分析へ

ヒューストン・アストロズ戦力分析へ
シカゴ・カブス戦力分析へ
ロサンゼルス・ドジャース戦力分析へ
シアトル・マリナーズ戦力分析へ
ニューヨーク・ヤンキース戦力分析へ
ボストン・レッドソックス戦力分析へ


2008 テキサス・レンジャーズ戦力分析

2008-03-07 | MLB(野球)

福盛和男投手を獲得したテキサス・レンジャースの今シーズン戦力を分析する。
去年も同じことを書いたが、このチームは常に打高投低の感があり、
今年も期待を裏切ってない。
その上にエリック・ガニエを昨年シーズン途中で放出、
頼みの綱だった大塚晶則も肘の手術で出遅れ、今年はクローザーも不在。
大塚投手が復帰して、福盛投手とワンツーフィニッシュできるのはいつの日か・・・。

予想バッティングオーダー:

1番 セカンド       イアン・キンスラー
   セカンドとしては打てる人。HR20本、20盗塁はいけるが、去年の打率.263はまずい。
2番 ライト       ミルトン・ブラッドレー
   打てて守れて走れる名手だが、素行が悪く、毎年いろんなチームを転々。落ち着けるか?
3番 ショート      マイケル・ヤング
   この人も3割台の常連。高いバッティング技術を誇るが、順調に減ってるHR数が問題。
4番 センター      ジョシュ・ハミルトン
   新加入。打率.300、HR25本は狙える。重度の麻薬依存症から立ち直ったことで有名。
5番 サード       ハンク・ブレイロック
   HR30本以上打ったのが4年前。まだ20代の若手だし、復活に期待。
6番 キャッチャー  ジャロッド・サルタラマッキア
   通称サルティ。期待のキャッチャーだが、ファーストにして打撃に専念させたら?説も有力。
7番 DH        ジェイソン・ボッツ 
   マーロン・バード、クリス・シェルトン、ケビン・メンチとの争いだが、ここはボッツに一票。
8番 ファースト    ベン・ブロッサード
   サルティがファーストにコンバートされないことを祈るばかり。シェルトンも敵。
9番 レフト       フランク・カタラノット 
   常に3割を狙える人だったが、去年の打率.260はまずい。復活なるか?

レンジャーズは打高投低のイメージだが・・・今年もなんだかぱっとしない。柱となるべき
「3割30本あたりまえ!」という選手がいないからだ。しかし、
キンスラー、ハミルトン、サルティ、ボッツと若くて将来が楽しみな選手はいっぱいいる。
彼らの成長とヤング、ブレイロックら中堅の奮起が打線の爆発には不可欠だが、
波にのったら怖い打線になれる素質はある。

先発ピッチャー:

1番手 ケビン・ミルウッド
2番手 ビシェンテ・パディヤ
3番手 ジェイソン・ジェニングス
4番手 ブランドン・マクカーシー
5番手 ケーソン・ギャバード

先発ピッチャーは・・・うーん、5人揃ってるだけ去年よりはましなのか?
エースは相変わらずミルウッドになっちまうかぁ。防御率5点台の
10勝14敗だけどなぁ。ま、パディヤはもっとひどいし、いいか。
マクカーシーとギャバードはそれぞれ前チーム(ホワイトソックスとレッドソックス)
にいたころはトップ・プロスペクトとして期待されていたのに、
どうもぱっとしない。今年ブレイクしてくれるといいが・・・。
ちなみにジェニングスは年功序列で3番手になってるけど、論外ね。

ブルペン(抑え+中継ぎ)ピッチャー:

クローザー   C・J・ウィルソン/ホアキン・べノア/エディー・ガルダード/福盛?

今の時点ではウィルソンが一歩リードらしい。でも去年の成績はべノアの方が
上だ。そしてガルダードがこんなところに?3年前の36セーブ時代に戻れれば
面白い。全員こけると、福盛投手にもクローザーとしての出番が回ってくる。
大塚投手が早く復帰できると問題ないのだが・・・レンジャーズにいる保証もない。
クローザー争いが熾烈なおかげで中継ぎの駒数には問題ない。

打線も、先発投手陣も、ブルペンも、今年のレンジャーズには「柱がいない」。
この一言に尽きる。柱になれそうな人はいるが、全員揃って成長して穴埋めなんて
むしが良すぎる。そして柱がいない打線は序盤から怖くないし、クローザーがいないと
試合の終盤も怖くないし、エースがいないから連敗すると止められない・・・。そんな
悪循環が待っているかもしれない。
残念ながら、相当弱いかも、今年のレンジャーズ。

次回予告:
日本を代表するセットアッパーである薮田安彦投手を獲得した、
カンサスシティ・ロイヤルズを分析予定。常に弱小球団のイメージが
つきまとうが
、今年はあの野茂英雄投手もこのロイヤルズと契約しており、
復活を準備中!!今年は目が離せないかも?

過去ログ: 

クリーブランド・インディアンズ戦力分析へ
タンパベイ・レイズ戦力分析へ

ヒューストン・アストロズ戦力分析へ
シカゴ・カブス戦力分析へ
ロサンゼルス・ドジャース戦力分析へ
シアトル・マリナーズ戦力分析へ
ニューヨーク・ヤンキース戦力分析へ
ボストン・レッドソックス戦力分析へ


2008 クリーブランド・インディアンズ戦力分析

2008-03-05 | MLB(野球)

ドジャース斎藤隆、レッドソックス岡島秀樹投手らの大活躍が
日本人中継ぎ・抑え投手の株を最大級に引き上げ、
今シーズンも3人が新たにメジャーリーガーとなったが、
その中でもインディアンスの
小林雅英選手は通算200セーブ以上
という実績がある点で他の二人(福盛投手、薮田投手)とは

一線を画す。そんな小林投手を破格の待遇で獲得した
クリーブランド・インディアンズの今シーズン戦力を分析する。
インディアンズいえば映画「メジャーリーグ」シリーズの影響で
弱小のイメージがあるが、最近は全然そんなことはない

予想バッティングオーダー:

1番 センター   グレイディ・サイズモア
   1番打者としてはメジャー最強に近い。打率.300、HR30本、30盗塁を狙える。
2番 セカンド    アズドゥルバル・カブレラ
   レギュラーの座をジョシュ・バーフィールドから奪いとった期待の若手。実力は未知数。

3番 DH
        トラビス・ハフナー
   去年は不調だったが、3割40本を狙える上に、生涯出塁率が4割以上の強打者。
4番 キャッチャー ビクター・マルティネス
   キャッチャーで4番を堂々と張れるのは今は彼ぐらいしかいない。現役世界最強捕手。
5番 ファースト   ライアン・ガーコ 
   去年急成長し、打率.290、HR21本。今年は3割30本を狙えるか?
6番 ショート    ジョニー・ペラルタ 
   常にホームラン20本は狙える、あまり目立たないがショートとしてはかなりの実力者。
7番 サード     ケーシー・ブレイク       
   非常に微妙。大器といわれ続けるも打率.280、HR20本の壁が超えられない典型。
8番 レフト       デビッド・デルーチ/ジェイソン・マイケルス
   相手投手が右ならデルーチ、左ならマイケルスのプラトゥーン状態となるのが濃厚。
9番 ライト      フランシスコ・ギテレズ
   不安な両翼を担う一人。そこそこ打てて守れて走れるけど、それだけの人。

外野両翼がさびしい。特にプラトゥーン状態(役割を状況に応じて複数人で分け合う)の
レフトが見劣りする。サイズモア、ハフナー、マルティネス、ガーコまではかなり強力なだけに、
もう一人気の利いた選手が欲しいところだ。ブレイクも今年はもう少しブレイクしてほしい。

先発ピッチャー:

1番手 C・C・サバシア
2番手 ファウスト・カルモナ
3番手 ジェイク・ウェストブルック
4番手 ポール・バード
5番手 クリフ・リー/ジェレミー・サウアーズ/アーロン・ラフィ

エースのサバシアはようやく安定感が出てきた。加えて昨年
急成長したシンカー使いのカルモナはかなり計算できる。
しかし、あとは駒数は豊富だが皆何かが足りない。
ウェストブルック、バード、リーの3人は実績はあるが、伸びしろゼロ。
逆にサウアーズとラフィは若いが未知数。実は大したことない
先発陣かも。

ブルペン(抑え+中継ぎ)ピッチャー:

クローザー  ジョー・ボロウスキー

去年45セーブのボロウスキーがいるからクローザーは万全・・・
では全くない。彼の防御率は泣く子もだまる5点台ィィィ。
シーズン途中でクローザーの座を明け渡さなかったのが
奇跡ともいえる。今年も(無謀にも)最初は彼がクローザーを
務めるらしいが、中継ぎ陣は右のラファエル・ベタンコート、
左のラファエル・ペレズというダブルラファエルがかなり強力
(二人とも去年の防御率1点台!)
。さらには小林雅までいる。
この豪華すぎる中継ぎ陣のうち誰かがシーズン途中でボロウスキー
を追いやる可能性は極めて高い。そしてそれはもちろん、
小林雅投手かもしれないし、ぜひそうなってほしいところだ。

投打に役者が揃ってはいるのだが、もう一枚ずつ足りない気がしてならない。
非常に贅沢なのかもしれないが、同地区には超強力打線を誇る
デトロイト・タイガーズがいるし、ワイルドカードではレッドソックスかヤンキースと
争わなければいけないという激戦区に所属していることを考えると
このままではプレーオフ進出が危うい。強力な中継ぎ陣で僅差の勝ちを
拾っていくことが大切だ。

次回予告:
次は福盛和男投手の移籍先であるテキサス・レンジャーズ。
クローザーが不在なため、福盛投手にも大いにチャンスありと思われる。

過去ログ: 

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シカゴ・カブス戦力分析へ
ロサンゼルス・ドジャース戦力分析へ
シアトル・マリナーズ戦力分析へ
ニューヨーク・ヤンキース戦力分析へ
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