亜流ろいやーKの挑戦状

~Cartels from eccentric lawyer K~ 米国LL.M卒のメジャー好きサラリーマン

ドラフトの結果考察(2009腰痛リーグ):前編

2009-03-27 | ファンタジースポーツ

今年も管理人ロードさんのところのファンタジーベースボールリーグ
(通称:腰痛リーグ)に参加させてもらえることになった。
今年で3年目。順位は14人中1年目が5位で2年目が6位・・・
中途半端極まりない。今年は3位以内を目指したいと思う。


しかし、今年はリーグ参加者が15人の大所帯となっていて、例年よりもハードに。
また、スタッツにBSV(セーブあるいはホールド失敗)が加わったことが新しく、
リリーフ陣のドラフトの仕方と使い方がよりシビアになった。


先日行われたドラフトの結果も以下記録しておく。今年は物語り風で。


ドラフト当日、開始15分前にログイン。まずチェックするのはもちろんドラフト順。
さてどうかな・・・15人中15番目・・・なんと昨年に引き続きドベ。
こりゃ痛い。15番と16番をピックしたらその次は45番と46番といった
具合に、二人いっぺんに獲れる代わりに間延びしまくりで大変厄介である。


しかし、こればかりは運なので仕方なく、他の方々のピックを見守る。
15番では、第一巡は余り物をいただくしかない。
怪我で出遅れ予定のA-ROD残ってたら迷うな~と思ってたらあっさり3番目で消える。
(ご都合でドラフト不参加の方だったようだ・・・コンピューター任せはこれが怖い)
C.アトリーとL.バークマンあたりセットで獲れないかなと思ってたら、それぞれ
5番目と8番目で消える。甘かったか・・・。こうなりゃE.ロンゴリアかと
思ってたら、意外な大物が二人残ってたので、ありがたくいただくことにした。


1(15)Ian Kinsler 2B
2(16)Ryan Howard 1B


なんとなく皆さんが敬遠したのもわかるけど・・・ここまで残ってたらOKでしょう。
通常10番~12番目あたりで消える選手たちと思われる。
満足度:○


次の番までが長い。ああ、めぼしい選手たちがどんどん消えていく・・・。
そんな中、手薄感の強い3Bと怪我明けのあの選手が敬遠されて残っていた。


3(45)Aramis Ramirez 3B
4(46)Carl Crawford LF


ここでアラミスをピックできたことには満足。
怪我明けのクローフォードにはその怪我した去年獲ってえらい目にあったが、
ポテンシャルはすごいし、今年はいけると踏んだ。
昨年ドラフト2順目と3順目で獲った二人を今年は3順目と4順目で獲ったんだからOKとする。
満足度:○


野手4人連続だったから次は投手も確保したいところ。また、このあたりからクローザーも
一流どころから消え始める。ところが、待っている間に「投手確保」から「1B、2B、3Bを
埋めたからSSも埋めちゃえ!」と思考が変化してしまったようだ。


5(75)Troy Tulowitzki SS
6(76)Shane Victorino CF


トゥロウィッツキーも先ほどのクローフォード同様、怪我明けギャンブル系なのが気になる。
怪我関連のギャンブルだったらR.ハーデンでもよかったのに・・・。
ビクトリーノもなんかクローフォードとキャラが被るが、この二人で盗塁を気にしなくていいのは
プラスか。ただ、小物狙いに走ってしまった感は否めない。同じ外野手でもR.ラドウィックや
M.オルドニェスといったパワーヒッターがまだいたのに・・・。
満足度:△


さすがにそろそろ投手を獲らないとやばい・・・ということで、
AJバーネット、S.カズミアー、J.バズケズ、Z.グリンキ、あたりで迷った挙句、
やっと獲得したSPはなぜか「リベラになんかあったらヤンキースのクローザー候補」
という記事を読み、「なんか面白そう」という理由だけでこの人になった。


7(105) Joba Chamberlain SP,RP


105番目で彼は早すぎた。そして107番目でバーネットが、116番目でR.ノラスコ
(見逃してた!)が獲られた時点で間違いが確信へと変わった。
ちなみに、そろそろ
クローザーも一人は獲っておかないとということでこの人をゲット。
(一流どころはすでにほとんど消えていた)


8(106) Heath Bell RP


ベルを106番目というのも早い気がしたけど、まあ、しょうがないわな。この時点では
クローザーまだいっぱい残ってたけど、M.キャップス、M.ゴンザレズ、T.ホフマン
あたりは怪我が怖いし。F.コルデロやB.ウィルソンは防御率とWHIPが悪い。
しかし、ジョバと合わせて考えると高い買い物をしてしまったと思う。
満足度:×


前半野手ばかりだったので、まだまだ投手が物足りない。
先発とクローザーをもう一人ずついっときたい。さて、誰が残るか・・・


9(135) Javier Vazquez
10(136) Chad Qualls


バズケズがまだ残ってた!105番目のジョバのところで迷ってぐらいだから
これは素晴らしい。NLのアトランタへの移籍もプラスに働くに違いない。
クアルズも、知名度は低いがダイヤモンドバックスの不動に近いクローザーで、
健康不安もない。残ってる中では拾い物と思われる。
満足度:○


なんかえらい長くなってきたので、以降は後偏に続く。


WBCの今後が心配だ

2009-03-24 | MLB(野球)

いよいよ2009WBCも決勝まできた。
アメリカを破って堂々の決勝進出を果たした侍ジャパン。
お見事。


そして、ベネズエラの重量打線をものともしなかった
韓国、敵ながら天晴れである。


しかし、この決勝カードは最悪のシナリオでもある。
もちろん主催者(MLB機構やオーナーそしてそのスポンサーたち)にとってだ。


アジア決戦となり、よほどの野球好き以外の一般欧米人の興味は
早々と冷え切ってしまった。それにも増してまずいのは、
アメリカチームはもちろん、ベネズエラチームも打線はMLBオールスター級を
揃えたにも関わらずアジアンベースボール(野球)に手も足も出なかった
ということだ。


MLB=エンターテインメント重視=プロレス
野球=勝敗重視=なんでもありの総合格闘技


プロレスラーは関節技を禁じ手にしないと総合格闘家には
まず勝てない。MLBもプロレス化(プロレスファンの方すみません)
してしまっているということが明らかとなってしまったのではないだろうか。


MLBのオフシーズン活性化を目指して開設されたWBCが、皮肉にも
MLBの脆弱さを浮き彫りにしてしまった。


このままではすまされないだろう。評判の悪い各ラウンドにおける
1・2位決定戦の見直しとともに、次回開催までには大幅な制度変更が
あると思われる。
もちろん、すべては「アジアチームの不利に」が絶対条件となるだろう。
アジアチームが不利となるルール変更を思いつくままに並べてみた。

・ボールを一回り大きくする(手の小さい投手が不利)
・変化球投球数制限(ひじを保護するため・・・とでもいいそうだ)
・フォークボールとシュートは禁止(これだけで大分違う・・・)
・バント失敗一発で三振扱い(得点力削減効果がありそうだ)


もはや野球ではなくなるものもあるが、十分ありうる。
なにしろ延長戦のノーアウト2・3塁からはじまるタイブレーク
なんてすでに野球じゃないし。
(バサロ泳法の制限、ジャンプでのスキー板の長さ制限、柔道の一本勝ち軽視・・・
 いろんなことを思い出してしまった。なぜ欧米はスポーツの世界でアジア
 (特に日本)が覇権を握ることを許してくれないのだろうか・・・)

いずれにせよ、今大会5度目の日韓戦に望むことはただひとつ。
アジアチーム同士による「後世に語り継がれる歴史的好ゲーム」
これしかない。小さな意地やプライドは捨てて、もっと大きな
何かのためにがんばってくれ。頼むぞ日本、そして韓国、
今回は両方を応援したいと思う。


イチローのセーフティバントに感動・・・そして復活

2009-03-08 | MLB(野球)

ご無沙汰。
実に半年ぶりの更新。


思わず何か書きたくなるぐらい、
今日のWBC2009第一次ラウンドの日韓戦は
興奮してしまった。


因縁もいっぱいの最大のライバルにして、
掛け値なしで強豪の韓国相手に、
14-2の7回コールド勝ちでは
投打に全く文句がでない。
実にすがすがしい。


中でもイチローさんはやっぱりすごい。
特に2回の無死1・2塁でのセーフティバント。
仕掛けるタイミングといい、ボールの殺し方といい、
もう絶妙。
あれには先発キム・ギョンホンを始め、韓国チーム全体が
完全に「してやられた」と思ったことだろう。
そして無死満塁となった後、村田の3ラン含むその回一挙5点+
相手の反撃を完全に封じるその後の投手リレーに
つながっていった。


そんなセーフティバント一つで試合の流れを決めてしまう。
さらには人にブログを半年振りに更新させてしまう。
(これはどうでもいいが)
イチローの野球のなんて凄い、素晴らしいことか。


前回のWBCでは「向こう30年日本には勝てない」と
思わせる試合をしたいと発言し、物議を醸したが、
見事に今回やってくれた。ちょっとスパンが長かったが
有言実行だ。


最近仕事が忙しく、時間が惜しくてブログから遠ざかっていたが、
メジャーリーグももう少しで開幕だし。
またいろいろ書いてみることにしたい。

エネルギーをもらったよ。これこそがスポーツの醍醐味だね。
ありがとう、イチロー、そして侍ジャパン。


来年の新日本人メジャーリーガー大予想

2008-09-13 | MLB(野球)

Yahoo! Sportsがこんな記事を
出してる。


JAPANESE FREE AGENTS FOR 2009


Koji Uehara, RHP Yomiuri Giants
1000メートル先の蚊に当てられるほどのコントロールの
   持ち主だが、球速がいまのままではつらい。

Hitoki Iwase, LHP Chunichi Dragons
90マイルの直球とスライダーとリバーススライダー(シュートか?)
  のコンビネーションは脅威だが、対左のスペシャリストどまりか。

Kenshin Kawakami, RHP Chunichi Dragons
驚異的なK/BB(三振/四球率)の持ち主。先発3番手
  ぐらいを安心して任せられる。

Yu Darvish, RHP Nippon Ham Fighters
22歳にして、アジア最高の素材。彼を獲得するためであれば、
  Dice-K獲得のために支払われた5000万ドルのポスティング代ぐらい
  乾燥イカの足先(a few stray dried squid legs=ゲソ???)ぐらいにしか感じないだろう。

Kyuji Fujikawa, RHP Hanshin Tigers
93~95マイルの直球とカーブ、フォークボール
  のコンビネーションで相手打線をほとんど完封している。
  メジャーファンには残念なことに、2009年にはFA資格を取得しない。
Yoshihisa Naruse, LHP, Chiba Lotte Marines
完璧に制球のきいたストレート、スライダーに定評のあるチェンジアップを
  使ってチェスプレーヤーのように、芸術的に相手を押さえる。


紹介されているのは上記6人。記事もポイントを
抜粋して簡単に訳してみたが、面白い。

一押しはやっぱりダルビッシュみたい。来年メジャーは
ちょっと気が早いような気もするけど・・・。


記事に関するコメント欄も面白い。
「近所に住んでる日本人が岩瀬をおすすめしてた。彼はやってくれるよ。」
だとか
「(本文中の「松坂がボストンのエースに成長した」について)
 Dice-Kがボストンのエース???冗談じゃない。」
「じゃあ、今誰がエースよ?」
「ジョン・レスター・・・。これ以上議論しない。」

といったやりとりだとか。


こういうのを比較すると、全体的に日本の2チャンネルとかのコメントって、
根暗で嫌味な感じ。そういう国民性ってあるのかもしれないと思う今日この頃。


日本vsキューバ

2008-08-13 | スポーツ全般

ダルビッシュ・成瀬・田中マーくん・藤川が投げ、
キューバ打線が振り回す。
大方の予想どおり、メジャーのスカウト陣垂涎の
試合となった。(獲得するには、日本選手に所属チームとの
交渉、キューバ選手には亡命の手配というさらに大きな壁が
立ちはだかるが)

試合は残念ながら、2-4で日本の惜敗。
やはりキューバ打線は恐ろしい。
あのスイングスピードはなんだ?
全員がマニー・ラミレズかと思った。
そして、追い込まれてからはブンブン振り回すことを
やめ、
急に選球眼がよくなる。

ダルビッシュの剛速球は通用していたが、
今日はコントロールが悪かった。ただ球が速くて伸びがある
だけでは、あれぐらいの投手はメジャーやキューバには
ごろごろいる。自責点4も致し方ないところか。
よく4点で抑えた、さすがだともいえる。

5回、2-2同点ノーアウト2・3塁のピンチで成瀬にバトンタッチ。
しかし、ここでは打たれて2点を失ってしまう。
右打者が続くあの場面で左の成瀬・・・一瞬いやな予感が
したがこれはたまたま当たっただけだろう。
成瀬の球は右打者にも打ちづらい。
もともとダルビッシュのような剛速球投手よりも、
成瀬のようなポイントをずらすことに長けた曲球系の方が
通用するのではと言われていた。
そのあとの6回は危なげなく三者凡退。

8回の藤川もさすがの安定感。ほんと、この3人は今すぐ
メジャーで大活躍できると思う。7回のマーくんは・・・まだどうかな。

あと驚いたのはショートの川崎。足をひきずって、
ものすごくベースランニングが苦しそうなのに、
守備・走塁で問題なく務めたばかりか
2ヒットとフォアボールで3回出塁。
恐れ入りました。しかし、そんな手負いの川崎を
出さざるをえないほど選手層が薄いのがやはり気になる。

やっぱり、ついつい見てしまう、オリンピック。
加油!日本!