アブラギサン続き③

闘病記に戻り抗がん剤の話。

12クールのアブラギサンはとにかく長い。この間、白血球をあげる注射を週三回。一日おきに病院…。

こんなとき娘が実家のじーじに脅かされこけ肘骨折…。自分の他に病院通いが増えた。病院を梯子する日もたびたび。ときには子供を二人を連れて注射に行った。

ちょうどこのときドラマでwomanがやっていた。シングルマザーでママが白血病になってしまうという話。いろいろ自分たちと重なるようなところがいっぱいあった。ドラマの中で満島ひかりのセリフで『私死ねないんです』って言葉が３年たった今でも印象に残っている。

娘をつれて主治医の先輩の病院に行ったとき娘は腕をどうしたんだと言われ、息子をつれて行ったときはこの子心臓悪いんですと教え。このときです。あたいの口から出た言葉は、『私死ねないんです‼』

先生もドラマを見ているようですぐわかってくれた。病院の先生は別世界の人で遠いなと思っていたのが、普通の人なんだってわかってなんか嬉しかった。海の病院の先生に会うのは予約3ヶ月待ちといわれている。簡単には不安なこととか話せない。だからといっちゃいけないけとこの先輩の病院に何回も行こうと思ったこともある。まぁ、行ってはいないけど。

気軽に通える病院も大事だと思う。だから年寄りが話聞いてもらえるから行くんだろうなぁ～。わかるぅ～。