ウィルバース通信

グーテンターク♪ ウィルバースのあるドイツから

オランダ選手権で優勝

2011-04-09 | 日記

いよいよ始まるIDM(国際ドイツ選手権)。写真上はBMW本社チームのS1000RRを調整しているチューニングセンター(Wilbers社内)での一コマです。今季にBMW本社からWilbers社にBMW本社チーム用として無償提供されたS1000RRは計10台。それらすべてをレース開始までに最終調整して主にドイツ国内で4人の専属ライダーたちが転戦します。補修部品や予備エンジン群、数百本のタイヤなどで倉庫は溢れかえっています。

しかし、レース用の前後のサスは、そのレース場では最高の性能を発揮しますが、公道ではダメサスなのは道理です。それは、レース用の 「片寄ったサス」 だからです。ドイツでのS1000RRの同クラスでの市場占有率は5割以上もあり、しかしそのほとんどは公道上を走っています。レース専用に使われる車両はせいぜい 1~2割位でしょう。だからこそ、「ライダー合わせ」「走るフィールド合わせ」 でのサス造りが必要です。

「あのレースで勝ったサスだから」「あのライダーが使ってるサスだから」は、確かに耳さわりは良いのですが、個々のライダーの参考にはなりません。プロだろうが、アマチュアだろうが、その個人個人の事情に合わせたサスでなければ、「宝の持ち腐れ」 になるだけです。

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