have a nice break

最近の投稿より、書き始めて間もない頃の記事の方がよっぽど面白いと思います(笑)

J-POP青春の’80

2011年07月17日 15時26分57秒 | Weblog

私はこのブログで、70年代後半から90年代前半にかけての音楽をよく聴いていると何度も書いてきた。その理由について、ちょうど中・高・大学の時期と当てはまり、最も影響を受けたからなのだろうと考えていた。でも、どうやら社会現象的にもこの年代の音楽を懐かしんでいるようである。

BSプレミアムで、「J-POP青春の’80」という音楽番組をやっている。’80と題しているが、実際は70年代後半から90年代前半にかけての楽曲を取り上げている。このことから、世の中、私のような人たちが多いことが伺える。

90年代中頃はCDが最も売れた時期で、今なら10万枚も売れないであろう曲が100万枚以上売れたりした。バブル景気は終焉を迎えていたのに、レコード業界だけがバブル状態という不思議な時期だった。

私は、このCDバブル期以降、つまり小室サウンドと日本のヒップホップ系音楽が幅を利かせていた時代を私にとっての失われた10年だと、2年前に書いている。書いた当時は、これを読んだ人は怒ってるかも、と思いながら書いたものであるが、たとえBSとはいえ、「J-POP青春の’80」のような番組がゴールデンタイムに放映されるのであるから、案外的を射ていたのかもしれない。

ところで、この番組でひと月ぐらい前に中西保志が出演していたとき、80年代に最も印象を受けた歌手として松田聖子を挙げており、司会の大友康平も「楽曲が良かったですからねえ」というようなことを言っていた。やはり、同じミュージシャンから見ても、松田聖子の楽曲の良さは羨ましいぐらいの出来だったのだろう。

私自身、いろんなアルバムを聴いているが、松田聖子の「SUPREME」を超えるアルバムは無いと今でも思っている。青春が終わってしまった今となっては、これは死ぬまで変わらないのだろう。