Red Pianoと子どもたち

生きづらさを生きることとか

壊れたまんま生きていこうーっと。

2008-04-27 23:00:45 | Weblog
とても久しぶりに,映画『HANA-BI』を観ました。

何度観ても純粋なラブストーリーです。でも・・・。

今回は違和感を感じました。

やっぱり,にしさんは死んじゃだめです。
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BIG MAMA

2008-04-26 10:28:11 | Weblog
「BIG MAMA」


ブレジネフが逝く頃

18歳の少年は地方から都会へ出た

少年は細く道に迷う度いつもビル風にやられていた

ある日地下に潜るとカレーの匂いがした

18歳の少年というものは昔からお腹が空いて貧乏だ

お店に入って700円のポークカレーをがっつく

ママは嬉しそうに少年を見つめながらルーを足してくれた


ところで都会にしがみつく中年男というものはビル風にやられやすい

スーダン民が嘆く頃

男はたまらず地下に潜った懐かしいカレーの匂いがした

お店に入りポークカレーを大事そうに食べる男の皿にルーが足された


そう ママはずっと昔からこの街のブルース

時代が変わってもこの街のビル風をブルースで包んでくれる
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コワイオレ<ホソイボク

2008-04-25 10:07:06 | Weblog
「コワイオレ<ホソイボク」

『一生男でいようと思ったら履歴書に書けない二行や三行あるじゃないですか。』

と俺が言う

『君を安心させてあげられるのなら嘘をつき通して死ぬ時にもjokeを言おう。』

と僕は思う
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詩想の人

2008-04-24 13:22:58 | Weblog
私のことではありません。

今年11月,都内某所で開催予定のグループ展に出品される,写真家竹林尚哉氏の作品群のタイトルです。

これまでも出展しているようですが,今回は私の人間を題材にしてくれるというのです。

小学校の卒業文集に将来の夢を「詩人」と書いた男が,売れない物書きとなったかつての悪ガキを撮る・・・。

人生は少しおもしろいじゃないですか。

竹林がSUDANのダルフールで撮った写真が,近々,中央紙とその系列の週刊誌に掲載予定です。



何だかうれしいな。 おめでとうアミーゴ。
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罪と罰

2008-04-23 13:46:01 | Weblog
「罪と罰」


君はいつも窓側の左端で勉強している

僕はそのとなりのとなりに本を置く

君は時々空を見つめては大学ノートに何か書き込んでる

僕はいつも『経哲草稿』やらソシュールやら訳の分からない本をながめてる

君が僕に気づく僕は席を立つ

でも今日。

僕は約束を破ってしまった

君が残していったのは消しゴムの醜い残骸だけ

僕は約束を守らなかったから罰があたったと思った

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さすらい

2008-04-22 15:14:50 | Weblog
旅に出ていました。友との飲みプレー,温泉プレー,その他もろもろ。
Red Pianoが得意とする回想詩文です。


「さすらい」

「飯島,全然違うな。パートナーがそばにいるってあれなんだな・・・。」

俺がBARのトイレに立った時のお前の言葉だ

それもちょっと違うんだ
俺の7年半はただの苦悩じゃない
ありゃ螺旋階段だった
そして俺は必然的に彼女と出会い新しい俺に生まれ変わったんだ

俺はこれからも不安定でいたい

最後に
俺らしくない無責任なことを言う
お前も早くいろんな事にカタをつけて漂流いやがれ
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そこ行く? 2

2008-04-18 10:36:02 | Weblog
『私は動いている。同時に,私は動いていない』

Bluce・Lee先生の言葉です。

『例えて言えば,それは水面に映る月』

とも。

「やっぱそこいった? もうしません。」

私の言葉です。

「私はそう言った。同時に,私は言っていない」

完璧なこじつけです。確信犯は2度ベルを鳴らすのです。

「Water Moon マデと見た月」の増刷が決まりました。

ともに手を携え,さらなる高みに昇っていきましょう!

ガイアナのJonesみたいです。もうしません。
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忙しい人たちへ

2008-04-15 11:23:30 | Weblog
世の中に家族と引き換えにできるものなどありませんから。

命を懸けるほどのことは滅多に起こりませんから。

早く帰りたいと思うお家はありますか?


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米兵に告ぐ

2008-04-14 14:17:41 | Weblog
「米兵に告ぐ」


午前8時の通学路
その子は突然立ち止まった
大きな赤いランドセルを背にして線路の向こうをじっと見ている

僕らはきっと同じものを見ているのに彼女に何が見えているのか忘れてしまった
だから僕らはそのことを忘れずにいよう
だから「何を見ているの?」って聞いてあげよう

その子は「見てーっ!」って全身で世界中に叫んでいるんだ
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Members Only

2008-04-13 18:10:55 | Weblog
Members only,
It's a private party
Don't need no money to qualify
Don't bring your check book,
bring your broken heart
'Cause it's members only tonight

Say you lost your woman,
say you lost your man
You got a lot of problems,
Oh in your life
Well, they throwin' a party
for the broken hearted
'And it's members only tonight

Go tell momma,
Go tell daddy,
red or yellow, black or white
They throwin' a party,
Oh for the sad and lonely
It's members only tonight
     ・
     ・
     ・
     ・
Cause it's members
   only tonight・・・
Cause it's members
    only tonight・・・


BOBBY BLAND『Members Only』より抜粋


僕は昨日までこのパーティーの主役の一人になれるような気がしていた

この先もしも君と離れるようなことがあっても大丈夫だよ

きっと別々の郵便ポストに週末の招待券が届くから

マスターはさり気なく君のグラスを僕の隣りに並べるはずさ
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unrealistic

2008-04-09 14:06:05 | Weblog
私は,合理主義を行動のバイブルとする者ではありません。

霊の存在や神仏にすっかり拠りかかる者でもありません。

ユングの共時性を感じるくらいでしょうか。

先日,浅い眠りから覚めた刹那の私の言葉です。

「僕,この数週間浮遊しようと思ったんだけど出来なかったんだ。」

その言葉を近くで聞いていた人もいます。



『浮遊』は,私の語彙にありません。
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揺れる振り子

2008-04-08 22:46:23 | Weblog

激情と同じほど静けさに振れる

The swinging pendulum is the truth of my mind.


詩   Red Piano
英訳   Red Piano's brother
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男達の旅路

2008-04-06 15:14:55 | Weblog
私が,最も好きなドラマでした。

30年以上前の国営放送土曜ドラマです。

特攻隊の生き残りで,警備会社の上司役鶴田浩二さん。

トンガリながら熱く駆ける部下役水谷豊さん。

過去の傷と向き合うため入社してくる桃井かおりさん。

民放の企画物まね王選手権に出場したら,関根勤さんに指をさされ手を叩かれる自信があります。

本当です。そんな詩人が一人くらいいてもいいですか?

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桜色の爪

2008-04-05 11:42:11 | Weblog
僕は明日空港へ行く。

僕は一人でも空港が好きだ。

IDがなくたって僕のことをみんなこわがらないから。

明日 桜色のジャケットで桜色の爪に会いに行こう。

きっと僕は見つけられるさ。
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pay it forward

2008-04-04 11:45:52 | Weblog
「平和に関する一考察」(仮題)


私が見知らぬ誰かに1つだけいいことをします。

私はその人に言います。

「あなたのできる範囲で,私以外の見知らぬ2人にいいことをしてください。」

その人は約束を守り,私と同じことを見知らぬ2人に伝えます。

時が流れホームレスとなった私に・・・

一人の少年が恐る恐る近づいてきて言います。

「おじいさん。1つだけ約束してね。」




私はずいぶん前に観た『ペイフォワード』という映画のことが,気にかかっていました。
実際のストーリーでは,主人公は図らずも命を落とすことで人々に平和の尊さをリレーすることになります。
でも私には,いかにもキリスト教的殉教精神というか「我 一粒の麦たらん」的な傲慢プレーに感じられて,ちょっと苦手でした。
だから,オリエントな感じの詩にしてみたのです。

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