今日行ったギャラリーの美人オーナーさんの話を少し。
70代入ったぐらいかな。とても強く美しい女性だった。
野菜は、どう食べるかよね、と。
ほんとうに野菜は大事よと。
肉は、生協が週に一度やって来るからそのときに買い込む。
それでも塞がっちゃうから気晴らしに自分で運転して街中に出る。
人とたくさん話をする。
このど田舎に現代美術のギャラリーをうつしたのは6年前だそう。
それまで大阪でギャラリーオーナーをバリバリやっていたらしい。
とんでもない決断だったと思う。
旦那さんの希望で田舎暮らしを決めたそうだ。
私より二つほど上の娘さんの話、お孫さんの話、
そして配偶者がいたほうが年を経た時に自由度が高いから、それを伝えたいという事
きっとものすごくまっすぐに生きて来たのが
それは顔に出るのだなと思えた。
美しくまっすぐな顔をしている人に出逢った。
「説教にはなりたくないんだけれど」
というその話は、話す人によってはそう取られるのかもしれないのだが
あまりにまっすぐでひたすらまぶしく感じた。
話す事が嬉しかった。
しょっぱな「貴女は絵を描いているの?」
と聞かれて口ごもってしまったのがすごく残念で恥ずかしかった。
「描かなきゃダメよ。辞めたらダメ」
人に出逢って、うちのめされてなんぼ。
打たれ弱いのですぐへこむけど、
痛い痛いいいながら、人と逢い話す事はそれだけの値打ちが存分にあると思った。