竜宮城ときめき人生

宮城から日本語の言葉遊びのユーモアを語り、華美(笑顔の華)でいっぱいにして、離見の見をしよう。

四季(春夏秋冬の言葉)の連想から思う   <2016-60号>

2016-05-06 17:58:24 | 日記
  目には青葉、山ホトトギス、初ガツオ・・・。空気が美味しい・・刺身が美味しい・・。
先人は言った。 「春山は笑うがごとく、夏山はみどり滴り、秋山は粧うが如く、冬山は眠るが如し」
小野篁は 「春は椿、夏は榎、秋楸、冬は柊、同じくは桐」(つばき、えのき、ひさぎ、ひらぎ、きり)

清少納言は、「春はあけぼの、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて」 (明け方と夕方の時間帯にこだわった:枕草子)
人々は    「春浮気、夏は元気で、秋ふさぎ、冬は陰気で、暮れまごつき」 (粋人は四季の浮世に陰陽を想う)
  
比古清十郎は言った、それでも酒が美味しい 「春は夜桜、夏は星、秋は満月、冬は雪
酒のさかなは 「春は鰆、夏は腹にて、秋は鰍、冬は魚冬、師走は鰤」(さわら、ふぐ、かじか、このしろ、ぶりぶり)
                  


日本の春夏秋冬は,文字になり、短歌になり、四季の歌になり、洒落た小噺、笑顔もあった