政府が国会に同意を求めている日本銀行の正副総裁の人事案が12日の参院本会議で採決され、総裁に元財務事務次官の武藤敏郎氏(64)、副総裁に伊藤隆敏・東大大学院教授(57)を充てる案が、民主党など野党の反対多数で予想通り不同意となった。
日銀首脳人事が不同意になるのは、衆参両院の同意を定めた98年の改正日銀法施行後初めてである。日銀出身の白川方明・京大大学院教授(58)を副総裁とする案は民主党も賛成し、同意された。
人事案は衆院本会議で武藤、白川、伊藤の3氏とも与党などの賛成多数で同意される見通しだが、国会同意人事は両院での同意が必要であるため参院の不同意で白紙に戻った。
武藤、伊藤両氏には、民主、共産、社民、国民新の野党4党が反対した。白川氏には共産を除く野党は賛成した。武藤氏の採決の際、川上義博氏ら民主党系会派の5人が棄権・欠席した。
武藤氏昇格に反対する理由について、民主党の榛葉参院議員は、「武藤総裁案は財務省そのものの人事。日銀の独立性が担保できない」と天下り人事であると批判した。
参院の不同意を受け、町村官房長官は記者会見で、「財務省出身という出自だけで不同意されるのは全く理解できない」と野党の対応を批判したが、ノーパンシャブシャブのことは言及しなかった。
民主党の嫌がらせで白川氏が暫定的に日銀総裁になる見通しである。白川氏がノーパンシャブシャブ仲間であるという情報はない。
(記事)
日銀人事、参院「武藤総裁」を否決 白川副総裁のみ同意
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