29日、寒風山付近の景色。ウイークデイだというのに人の多いのに驚き。トンネルの傍の駐車場は満杯だ。「毎日が日曜日」の人が大勢いるんだねぇ。連日の好天、来週の悪天の予想、どっと繰り出すわけだ。もみじは最高だった。赤も黄色も色鮮やか、真っ青な空に映える。
紅葉狩りと、もうひとつ目的があった。「天ヶ峠」と「裏寒風」のとりつきを捜すためである。興味深いエントツ山さんのホームページをみて私も登りたくなった。写真をたくさん掲載してくれているし、レポートも詳しいのでたすかるが、なんといっても正規の登山道ではない。裏寒風のとりつきはわからなかった。近いうちにまた偵察に行きたい。
発表会の手前くらいから感じていたことであるが、外弦(二胡には2本の弦があって、内弦、外弦という)Cあたりの音をだすと、音程がゆらゆらしてとりにくく、雑音もはいる。なんでかな、楽器が調子悪くなったかな、なんて思いつつ、不安をかかえながら発表会に出たのだった。「弦を交換してみては?」とも思ったが、1週間前では馴染むのに遅すぎる。それで、今になってやっと新しく変えてみたところ、バッチリなのだ。弦が老朽化するとこんなにも弾きづらいものか、よくわかった。音程は安定するし、音の頭に発する雑音も少なくなった。押さえる指の位置さえ本の少し違っている。つまり、弦が古くなると音程が狂ってくるのだ。発表会が近づくにつれ、ますます下手くそになって、不安でしかたなかったが、原因は古くなった弦にあったんだ。ああ、このことにはやく気がついていたらもっといい演奏ができたのに・・・。ま、何語子も経験である。いい経験、悪い経験、たくさん積んでステップアップするのだ。
昨夜の夕食のあと、久しぶりに二胡をお客様に聴いていただいた。「若松家さんのおかみさんは琴を弾く、ときいている」と、お客様がおっしゃった。「お琴は弾けません。二胡を弾けます。」1年前、外国人を交えて、数人のお客様の前で弾いたことがあった。そのなかのお一人の方が、「観音寺に来たら、若松家別館に泊まるように」と薦めてくださったらしい。どうして二胡が琴になったかは不明だが。さて、昨日の演奏の出来は・・・、弦は新しくてばっちりなのに、腕のほうはちょっとお粗末でした。