ゆんぼのつぶやき

0才から18才までの、子どもと呼ばれる存在に興味津々なプレーリーダー『ゆんぼ♀』の、日々の独り言です。

【社会性は充分な遊びで自然と身につく】NPO法人ゆめ・まち・ねっとだより第110号

2010-07-13 02:35:33 | プレーパーク
静岡にある「NPO法人ゆめ・まち・ねっと」のたっちゃんからのお便りです。

たっちゃんの書く文章は、共感できる事がいっぱいあって好きです!


━━━━━━━━ 転載大歓迎 ━━━━━━━━━━

7月5日付けの静岡新聞に民間調査結果でこんな記事が載っていま
した。夏休みに小学5~6年生が過ごした時間。
・テレビ、DVD  2時間17分
・ゲーム機     1時間22分
・家でごろごろ  1時間07分
・自宅で勉強   1時間02分
また全体の30%は夏休みでも塾通いで塾での勉強は2~3時間
これらに対して
・外での遊び   1時間36分

 みなさんは、この調査をどう考えますか?
 高名な児童精神科医・佐々木正美先生は遊びの意義について、
こんなことをおっしゃっています。
 「昔は十分な自然がありましたから、だれも自然の大切さを語る
必要がありませんでした。近年になって自然が不足してくると、
その大切さがクローズアップされてきましたね。
 それと同様に、子どもにとっての遊びは当たり前のことでした。
今、生活環境の変化で上手に遊べない子が増えてきて、ちょうど
子どもにとっての遊びの意義が、水や空気のように大切な意味を
もってきた、と思います。」

 NPO法人ゆめ・まち・ねっとが開催して入る冒険遊び場たごっこ
パークで子どもたちの遊びを見ていると、子どもたちは、ただただ、
自分が楽しむだけに遊んでいるわけではないことに気付きます。
 誰かが川から上がろうとすると、さっと手を差し伸べて、それを
助けます。常連の子どもは、のこぎりで苦労している小さな子が
いると、お手伝いをします。役割分担をして、基地を作ったり、
ドラム缶風呂を沸かしたりして、苦労をしながらその場を楽しんで
います。幼児の遊び相手になっていることもあれば、自分が得意な
木登りや竹馬やベーゴマの極意を友だちに伝授していることもあり
ます。

 そうした姿は、先生や指導者に言われたからやっているわけ
ではありません。心の中から自然と出てくるやさしさ、思いやり、
助け合い。それは、塾・習い事ではなく、遊びの中でこそ、育まれる
のです。常連として遊びに来る子どもたちほど、そうした姿を見せて
くれますので、遊びの大切さを本当に教えられます。
 遊びの中で獲得した社会性や協調性は、きっと、子どもたちの
一生の宝物。この夏、子どもたちの遊びの価値を私たち大人が、
今一度、考えてみませんか?
                         (たっちゃん/渡部達也)
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2 コメント

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転載 (たっちゃん@ゆめ・まち・ねっと)
2010-07-13 07:33:30
転載、ありがとうございます。
大手学習塾「G研」の夏休み生徒募集のキャッチフレーズは「自分から学ぶ力がつく」でした。

つかないよね、そんなもの。
せいぜい、付くのは「自分から解く力」でしょ。
学ぶ力って、自分で課題を見つけて、その課題解決のために試行錯誤する力だと思うんだ。

「G研」行って、「今日は僕、味噌カツはどうして他の地域では一般的な食べ物にならないのか、学びたいと思います」と言っても、「うん、それはいいから、今日はこのプリントね」と言われるでしょうね。

追伸
女子会へのお誘い、待ってます。
わはははは!!! (ゆんぼ)
2010-07-13 21:59:30
わぁ、たっちゃん!ありがとうございます♪

>学ぶ力って、自分で課題を見つけて、その課題解決のために試行錯誤する力だと思うんだ。

うんうん、私もそう思いますー。

>「今日は僕、味噌カツはどうして他の地域では一般的な食べ物にならないのか、学びたいと思います」・・・

わははは!それ私も学びたいー。調べたいー。

>女子会へのお誘い、待ってます。

可愛い女の子になって来て下さいね♪