カネミ油症支援の関連で「高砂のPCB汚染底泥の山」についていろいろ調べていたら、国内で唯一、「PCB高温焼却をおこなった記録-高砂-」当時、PCB監視住民委員会事務局長をされていた方のサイトを見つけた。とても貴重な記録である。
●PCB焼却反対運動関連論考
■ 「PCB問題と入浜権運動」『なぎさ』(1985年高砂入浜権運動をすすめる会)
■ 「PCB焼却反対運動を振りかえって(運動の経過)」(PCB焼却反対連絡会『報告集』1992年)
■「PCB焼却は危険」(『ゆうきすと第6号』1986年安全な食物を求める会)
【付】資料 試験結果報告書は単なる速報で非学術的? 国際ダイオキシン会議発表の数値と大きな違い
■「企業、県、市に対する『PCB高温熱分解に関する68項目質問』」(『なぎさ』第44号 1987年2月22日)
●高砂西港から浚渫したPCB汚染盛立地については、昨年から、「高砂西港盛立地の PCB 汚染土に係る技術検討専門委員会」が開かれ本年夏ごろに報告のとりまとめをおこなうようだ。
●今後、PCB汚染土の処理や低濃度PCBの高温焼却などどうなっていくのか? 化学分解が万善とも思わないが、やはり高温焼却には抵抗がある。
●「微量PCB混入廃重電機器の処理に関する専門委員会(第2回)」の議事録によると、
★元兵庫県大気課長の納見委員の発言で、
「~私どもが高砂で熱分解をやったときに、実は緊急遮断がかかったことがございます。その時に測定がたまたまなされておったということで再稼働するについて非常に助けになったわけでございますけれども、さりとてそれをずっと継続的に測定をしておるということ、これも大変だと思うんですが、やっぱり節目節目での測定は~」
ひとたび、高温焼却で技術的に分解が大丈夫だということで、焼却が進むと、連続測定してない限りは燃やしてしまえば何も分からなくなってしまう。
●製造企業の責任はどこまで追求できるのか?
追記、上記のリンク先、移転しているので、
入浜権運動(公式)サイトから