東京23区のごみ問題を考える

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ポリ塩化ビフェニル(PCB)のプラズマ溶融分解

2007年04月30日 13時36分50秒 |  PCB/DXN類など
日米ガス化溶融炉問題交流集会(4/21) にて… 
ブラッドレイさんの話の中で、インテック社が「大阪でPCBをプラズマ溶融~(?)」という話があった。それがどんな状況で、どこまで進んでいるのかはわからなかったが…。

●すでに国内でもPCBプラズマ分解は行われている。
また、日本環境安全事業の北九州PCB廃棄物処理事業(第2期)は、入札者がなくて今年に入って随意契約で新日鉄エンジニアリング(株)に決まった。その中で、PCB汚染物はプラズマ溶融分解法(神鋼環境ソリューション)となっている。

●プラズマ溶融でPCB無害化処理の技術認定(2005年4月現在)を受けているのは…
処理方法/処理技術名/開発企業名
【廃PCB等】
プラズマ分解/プラズマ分解法(PLASCON法)/伊藤忠商事(株)
【PCB汚染物】
溶融分解/プラズマ拡張溶融炉法(PEM炉法)/エフ・アイ・ティー(株)、川崎重工業(株)
溶融分解/プラズマ溶融分解法/新日鐵(株)、(株)神鋼環境ソリューション
★昨年4月現在ではインテック社はまだ認定を受けてはいない。

●三菱化学四日市事業所は自社保管分(三菱モンサント化成分)のPCBをプラズマ分解(伊藤忠商事)で無害化処理している。毎日新聞2006/03/23の報道によると
三菱化学四日市事業所:25年間所内タンクで保存のPCB、無害化処理を完了 /三重  
 三菱化学四日市事業所(四日市市東邦町)は22日、事業所内のタンク2基で約25年間保管していた有害物質のポリ塩化ビフェニール(PCB)の無害化処理を完了したと発表した。
 PCBは、コンデンサーの絶縁油などに使用されていたが、68年にPCBが原因物質となって起きたカネミ油症事件をきっかけに、製造中止となっていた。同社は69~72年にかけ、前身の三菱モンサント化成四日市工場で製造、出荷していた。製造中止後、968トンを回収し、事業所内に設置したタンクで保管。04年4月から、1万度以上の超高温のプラズマの中にPCBを吹き込み、原子レベルまで分解する方法で無害化処理を続けていた。
 回収したPCBの処理は昨年5月末までにほぼ終了していたが、その後、タンク内部や無害化処理設備にこびりついたPCBの洗浄処理を行っていた。タンクと無害化処理設備については、今後、解体し、廃棄処分する。
三菱化学のニュースリリース〈PCBの無害化処理〉
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