東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

欧州委員会(統計局) EU加盟国の一般廃棄物処理状況(2010年 約40%が埋立)、埋立回避から焼却への懸念も、

2015年01月05日 13時35分35秒 | ごみ全般/環境政策

☆グラフは欧州委員会(統計局)プレスリリース「EU27か国の2010年一般廃棄物の約40%が埋立処理」から作成

EUのデータは、2010年と古いのだが~ EUの廃棄物枠組み指令の改定により、廃棄物回避、埋立回避で、これまでの埋立中心の国々が、焼却処理に移行するのではないかとの危惧から、現状(?)の廃棄物の処理状況をグラフにしてみた、、、、

EUの廃棄物政策、わかりやすいサイトを探したのだが、どこも、いろいろ複雑に書いてあるのでわかりにくい
暮れに、ドイツ・欧州の環境政策を聞く勉強会に参加したのだが、そこでは、EUの廃棄物枠組み指令の改定版 2008/98/EC廃棄物の回避とリサイクルの強化、生ごみ活用の強化、、
EU埋立指令で「2020年以降は、埋立率は30%以下でなくてはならない」と、聞いたので、、、
EU27か国で約40%の埋立処理ということは、今後、国によっては、リサイクル率向上にかなりの努力が必要。
また、焼却処理も、熱効率が60~65%以上であれば処分ではなく熱活用施設として認められるとのこと。
と、いうことは、生ごみ以外は、埋立処理中心の国々は、、焼却処理(ージェネレーション)になる可能性は大、
日本のプラントメーカ、中国、東南アジア地域のみならず、
欧州でも日本企業 ごみ処理プラントの新勢力図 」というのも話題になっていたので、、、、


国立環境研究所 環境展望台

■欧州委員会統計局、EU27か国の2010年一般廃棄物の約40%が埋立処理と報告
欧 州委員会統計局(Eurostat)が公表した統計によれば、EU27か国全体の2010年一般廃棄物一人あたりの排出量は502kg、処理量は 486kgで、処理の方法は埋立が38%、焼却22%、リサイクル25%、コンポスト化15%にであった(排出量と処理量の差は、乾燥による重量減や重複 登録、輸出入等による)。一般廃棄物は家庭や中小企業が排出する廃棄物で、その一人あたり排出量は、キプロスが760kgで最も多く、リトアニア、ルーマ ニア、スロヴァキアなどは400kg以下で加盟国によりかなりの差がある。処理方法にも違いが目立ち、2010年に埋立処理が多かったのはブルガリア (100%)、ルーマニア(99%)で、焼却処理が多かったのはデンマーク(54%)、スウェーデン(49%)であった。また、リサイクル率が高かったの はドイツ(45%)、ベルギー(40%)、スロヴェニア(39%)等で、コンポスト率が高かったのはオーストリア(40%)であった。オーストリア、ベル ギー、ドイツなどは50%以上の廃棄物がリサイクルとコンポスト化で処理された。

グラフ作成の元データ 【オンライン情報源1】
■ 欧州委員会(統計局) プレスリリース(刊行日: 2012/03/27)
いろいろ但し書きはあるので元データ ↑↑ 参照ください、、、

 


☆グラフは欧州委員会(統計局) プレスリリース「EU27か国の2010年一般廃棄物の約40%が埋立処理」」から作成

 

 Googleの自動翻訳によると↓↓
Turkey → 七面鳥と翻訳されたが、、、
Municipal waste generated,kg per person → 生成された一般廃棄物、
Total municipal waste treated,kg per person → トータル一般廃棄物 治療、
しかし、、ありがたい、、だいたいの意味は通じるので、、、、

注釈
1 一般廃棄物は、家庭から発生する廃棄物の大部分が構成されていなく、中小企業や公的機関によって生成され、自治体が収集し同じような廃棄物を含むことができ、 一般廃棄物のこの部分は、地元の廃棄物管理システムに応じて、市町村から市町村へと国によって異なる場合があります。
地域のために廃棄物発生量を推定する自治体の廃棄物収集スキームによってカバーされていない。 農業や産業界からの廃棄物は含まれていません。
2 生 成され、処理された廃棄物の報告された量は、次のような理由から、一部の加盟国のために完全に一致しない:コレクションスキームでカバーされていない人口 の推定値は、脱水による重量損失は、廃棄物の二重カウントは、2つ以上の処理工程、輸出を受けと廃棄物及び時間の輸入が生成と処理(一時記憶)との間で遅 れている。
3 廃棄物処理は、次のメソッドを参照します。
埋立地は、 特別に設計さ埋立と1年以上の一時的なストレージを含む土地に、または上に廃棄物の堆積、として定義されている。
焼却は、 焼却プラントにおける廃棄物の熱処理を意味します。
リサイクル 廃棄物を燃料として使用する以外は、製品、材料、またはかどうか、元のまたは他の目的のための物質に再処理されることによって、任意の回復操作を意味する。
コンポストは、 回復可能な生成物を得biodegr dable物質の生物学的処理(嫌気または好気性)である。
原則として、処理された一般廃棄物のデータは唯一の加盟国の中扱われ、治療のためにエクスポートされたアカウントの廃棄物に入れていない廃棄物を参照してください。 しかし、リサイクル容量が小さい国で制限されてもよい。 ルクセンブルクは、リサイクルされた金額は、輸出を含む場合である。
4 詳細については、統計/環境/下にユーロスタットのウェブサイトをご覧ください NT Environm eのLを N Oセンタートンダ 廃棄物


(並び替え)

☆グラフは欧州委員会(統計局)プレスリリース「EU27か国の2010年一般廃棄物の約40%が埋立処理」から作成


参考

■情報報告 ドイツにおける廃棄物処理政策の現状(日本産業機械工業会)
■EUにおけるリサイクル制度および資源効率性(RE)政策の検討状況に関わる最近の動向について その1DOWAエコジャーナル

関連(本ブログ) データは古いが↓↓
世界の一般廃棄物処分状況(リサイクル、堆肥化、焼却、埋立、その他)と日本の現状2011年12月23日
 

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廃棄物関連データ、
廃棄物の定義も分類も国によってそれぞれ違うので、、

世界各国をデータで比較するのは簡単にはいかない、おおまかな傾向程度にしかならないのだが、
それでも、データをウエーブ上で公開している国はまだしも、
米国の産業廃棄物もそうであるが、中国などの実情はよくわからない、
統計しているのかどうかも?

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環境省環境統計・調査結果等環境統計集> 目次

■環境省総合環境政策局/編 「平成26年版環境統計集」

 1.39 各国の主な環境関連データ [Excel版 96KB] 

 

注)
 … 不明   - 0または微量
 1: データは最新の公表値による。暫定値及び事務局推定値を含む。
  部分集計値は下線付き。処理上の定義の相違により,各国間の比較可能性は限定される。
 2: IUCNの管理区分Ⅰ~Ⅳ及びIUCNによる区分割当てのない保護地域;国家により分類は異なる場合がある。
 3: 非OECD熱帯諸国からのコルク及び木材輸入。
 4: GDPは2005年価格及び購買力換算。
  英国:農薬 絶滅のおそれのある種:グレート・ブリテン,取水及び公共下水処理:イングランド及びウェールズ
 5: 二酸化炭素はエネルギー由来排出量のみ;セクター別アプローチ:国際船舶及び航空機用燃料は除く。
 6: 廃棄物は製造業のみ
 7: カナダ,ニュージーランド:家庭廃棄物のみ
 8: 一次エネルギー総供給量(重油換算百万t)当たりの原子力発電所の使用済燃料由来の廃棄物(重金属換算t)


 


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なが~~いお正月休み、
10日ぶりに、日中一人になれた、、、
やっと非日常から解放された、、、
が、明後日の早朝、始発新幹線に乗るもの約1名、
新しい年の、新しい日々が始まるのだが、、、
あともう一息で日常に、


 

 

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