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一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成30年度) 都道府県別では長野県は1人1日811グラムで5年連続の全国最少

2020年04月17日 15時04分17秒 | ごみ全般/環境政策

長野県は平成30年度も1人1日あたりのごみ排出量が811グラムと全国一少なかった~
すばらしいですね、平成26年度から5年連続の全国一位

一般廃棄物処理実態調査の「平成30年度調査結果」が環境省の「廃棄物処理技術情報」で公開された。毎年報告される「一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成30年度)について」などの元になるデータである。一般廃棄物の排出状況、処理の状況、詳細がエクセルデータでも公開されている。

環境省 平成31年3月

 一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成30年度)について 概要版

 ● 「日本の廃棄物処理 平成30年度版」 ←こちらはまだ

 ●平成30年度調査結果 ←エクセルデータ

 

 関連(本ブログ) 
一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成30年度)、ごみ総排出量は4,272万トン、1人1日当たりのごみ排出量は918グラム、焼却施設は1,103施設2020年03月30日

 

都道府県別の処理状況のみ抜粋した~

東京都は、総人口13,729千人、ごみ総排出量4,383,468千トンとダントツ多い、
1人1日当たりの総排出量875グラム/人日(平成29年度は888グラム/人日)、
東京都、ごみ量は減少しているが、なぜだか、、、
リサイクル率は年々低くなっている~23区が足を引っ張っているのか、
ごみの減量は多摩地域の努力のおかげ、(東京都、23区、政令指定都市分は後日別ページで~)

都道府県別ごみ処理の現状(平成30年度実績)
ごみ総排出量 (計画収集量+直接搬入量+集団回収量)

東京、大阪、神奈川と、、、総ごみ量は多くとも、
1人当たりのごみ量減少で頑張っている、、、

●都道府県別1人1日当たりのごみ排出量

 

環境省の統計
1人1日当たりの排出量: '合計(ごみ総排出量)*10^6/総人口/365
 生活系ごみ(生活系ごみ搬入量+集団回収量)*10^6/総人口/365
 事業系ごみ(事業系ごみ搬入量)*10^6/総人口/365
リサイクル率 R:(直接資源化量+中間処理後再生利用量+集団回収量)/(ごみ処理量+集団回収量)*100"  
リサイクル率 R’:(直接資源化量+中間処理後再生利用量〔固形燃料、焼却灰・飛灰のセメント原料化、セメント等への直接投入、飛灰の山元還元 を除く〕+集団回収量)/(ごみ処理量+集団回収量)*100"

いつも思うのだが、、、
1人あたりのごみ排出量とリサイクル率はあまり相関していない
リサイクル率ばかり高くしても、一人当たりのごみ排出量も多いのでは、、
大量消費、大量リサイクルでは仕方がない、リサイクル費用も膨大にかかる

ちなみに、リサイクル率Rのいちばん高い県は山口県の30.6 %、鳥取県の29.6%
しかし、山口県も鳥取県も、一人一日あたりのごみ排出量は全国平均以下が続いている、

平成30年度の1人1日あたりのごみ排出量が811グラムの長野県のリサイクル率は
リサイクルR20.6 %、 リサイクルR' 19.8 %である、、

かつては、大阪もワーストだったが、どんどんごみ減量に励んでいる~

沖縄県、全国最少もあったのに、、ここのところ、若干増加傾向に~



●1人1日当たりの総排出量[グラム/人日]

平成30年度 ベスト10  
1 長野県 811 g/人日
2 滋賀県 834 g/人日
3 京都府 838 g/人日
4 神奈川 845 g/人日
5 埼玉県 858 g/人日
6 香川県 863 g/人日
7 東京都 875 g/人日
8 沖縄県 884 g/人日
9 静岡県 886 g/人日
10 佐賀県 889 g/人日

平成30年度 ワースト10  
38 群馬県 986 g/人日
39 山口、宮崎 987 g/人日
40 秋田県 989 g/人日
41 茨城県 990 g/人日
42 福井県 1,001 g/人日
43 青森県 1,002 g/人日
44 鳥取県 1,027 g/人日
45 福島県 1,029 g/人日
46 新潟県 1,034 g/人日
47 富山県 1,045 g/人日
全国平均  918 g/人日

 

関連(本ブログ)
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1. 都道府県別ごみ処理の現状(平成30年度実績)

「日本の廃棄物処理 平成30年度版」はまだ、、、
後日また~

 

日本の廃棄物処理に関する基本的な用語
日本の廃棄物処理で用いる用語のうち、基本的な用語の概念、解釈を以下に示す。
【ごみ処理】
1.ごみ処理
●人口(人)
平成29 年10 月1 日現在である。
「計画収集人口」は、実際にごみの収集を行っている区域の人口である。
「計画収集人口」と「自家処理人口」の和が市町村の「総人口」となる。さらに、「総人口」
は都道府県の統計課が平成29 年10 月 1 日付けで公表するために市町村に報告を求めた数値
(住民基本台帳人口)である。
なお、外国人登録制度が廃止され、「住民基本台帳法の一部を改正する法律(平成 21 年法
律第 77 号)」により外国人住民についても住民基本台帳制度の対象となったため、平成 24
年度調査より外国人人口は総人口のうち数とした。
総人口=計画収集人口+自家処理人口
●ごみ総排出量(t)
ごみ総排出量=計画収集量+直接搬入量+集団回収量
●1人1日当たりのごみ排出量(g 人/日)
1人1日当たりのごみ排出量=ごみ総排出量/総人口/365
●1人1日当たりのごみ排出量[生活系ごみ](g 人/日)
1人1日当たりのごみ排出量[生活系ごみ]=(生活系ごみの搬入量+集団回収量)/総人口/365
●1人1日当たりのごみ排出量[事業系ごみ](g 人/日)
1人1日当たりのごみ排出量(事業系ごみ)= 事業系ごみの搬入量/総人口/365
●自家処理量(t)
自家処理量とは、計画収集区域内で、市区町村等により計画収集される以外の家庭系一般廃
棄物で、ごみを自家肥料又は飼料として用いるか、直接農家等に依頼して処分させ、または自
ら処分しているものをいい、一部の市区町村では計画収集量、計画収集人口、自家処理人口を
勘案して推定している。
●ごみ処理量(t)
=直接焼却量+直接最終処分量+焼却以外の中間処理量+直接資源化量
●減量処理率(%)
=(直接資源化量+直接焼却量+焼却以外の中間処理量)/ごみ処理量×100
●中間処理後再生利用量(t)
=(焼却施設+粗大ごみ処理施設+ごみ堆肥化施設+ごみ飼料化施設+メタン化施設+ごみ燃料化
施設+その他の資源化等を行う施設+その他の施設)における再生利用量
●リサイクル率 R(%)
=(直接資源化量+中間処理後再生利用量+集団回収量)/(ごみ処理量+集団回収量)×100
●リサイクル率 R’(%)
=(直接資源化量+中間処理後再生利用量〔固形燃料、焼却灰・飛灰のセメント原料化、セメント
等への直接投入、飛灰の山元還元を除く〕+集団回収量)/(ごみ処理量+集団回収量)×100
●最終処分量(t)
=直接最終処分量+焼却残渣量+処理残渣量

続き、詳細は「日本の廃棄物処理 平成29年度版」へ

 

 

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