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福生市、廃プラを売却 収入増え税金の節約に

2011年09月20日 07時45分04秒 | 容リ法 プラ新法

福生市は本年度から、これまで費用を払って処理してきた廃プラスチックを、リサイクル業者に売却して収入を得ている。同様の取り組みは立川市、府中市などでも行われており、福生市リサイクルセンターは「市民が分別のルールを守ってごみを出してもらえれば、市の収入が増え、税金の節約につながる」としている。東京新聞「福生市、廃プラを売却 収入増え税金の節約に」

「これまで費用を払って処理してきた廃プラスチック」というのが、、、どういう意味か?
指定法人ルートでの、分別保管費用のことか?


容リ法にいろいろ問題が多いのでこういうことになるのだろうが、
ペットボトルにしても、市町村の独自ルートの処理は多いのが現状。

そして、その先の処理がどうなっているのかの追跡のない自治体も多い。
処理費を払うと廃棄物としての排出者責任は問えるのだろうが、有価であればその先どうなっても責任はないのか?! 
独自ルートの市町村は、しっかりと、そのプラスチックが資源化されているのか、その残さはどうなっているのか、焼却されているのか、輸出されているのか、それらが安全に処理されているところまで確実に後追いをしてほしい。

容リ法の指定法人ルートは、収集・運搬・選別・保管・圧縮までが市町村の役割。再商品化費用はプラスチック容器包装の製造、使用、販売事業者などが負担する。市町村はその小規模事業者の費用負担もしなければならない。独自ルートであれば、収集・運搬までの市町村負担で済むということだろう~

■福生市、廃プラを売却 収入増え税金の節約に
東京新聞 - 2011年9月20日
 福生市は本年度から、これまで費用を払って処理してきた廃プラスチックを、リサイクル業者に売却して収入を得ている。同様の取り組みは立川市、府中市などでも行われており、福生市リサイクルセンターは「市民が分別のルールを守ってごみを出してもらえれば、市の収入が増え、税金の節約につながる」としている。
 対象の廃プラスチックは、シャンプーや洗剤の空きボトル、衣装ケースやハンガーなど。これまでも資源ごみとして分別回収はしていたが、入札で決めた業者に処理費用を支払ってきた。昨年度は一キロ当たり四十円で、十一万キロ余りを処理するのに四百七十三万円かかった。
 本年度は板橋区に本社を置くリサイクル製品製造業者から申し出があり、一キロ当たり一円で買い取ってもらっている。市の収入は四~八月で五万五千円になった。費用が浮いただけでなく、年間約十万円の収入を見込んでいる。
 プラスチック原料の価格相場が下がれば、廃プラの売却は業者側の採算が合わなくなるため、来年度も続けられるかどうかは不透明という。担当者は「収入額は多くないが、処理費用がかからないだけでも大きい。来年度も続けたい」と話している。 (大平樹) 


関連(本ブログ)
■「平成22年度 廃ペットボトルの輸出等市町村における独自処理に関する実態調査」結果について(2011年08月22日)
■23区 ペットボトルのリサイクル。指定法人ルートは17区(ルールⅢ分のみ含む)、独自ルートは6区(2011年07月25日)

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