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排水から基準値の40倍ダイオキシン 伏見・焼却灰溶融施設 来月の本格稼働断念

2010年05月01日 09時37分55秒 | 溶融炉、スラグ

つい先日、気になる↓↓ということで載せたばかりの京都の灰溶融施設↑↑、真柄建設の問題だけでも大変であっただろうに~
肝心な溶融炉本体までこれでは先行きに暗雲どころか~ 

■ 排水から基準値の40倍ダイオキシン 伏見・焼却灰溶融施設 来月の本格稼働断念
京都新聞 - ‎2010/05/01
‎ 京都市が伏見区醍醐の埋め立て処分場「エコランド音羽の杜(もり)」に整備している焼却灰溶融施設で、排ガス処理装置の排水から基準値の40倍のダイオキシン類が検出されたため、6月1日の本格稼働を延期せざるを得なくなったことが30日、分かった。市は、プラントを製造した住友重機械工業(東京都)に原因究明と改善を求め、9月までに稼働させたいとしている。
■京都市 業者に改善要求
 焼却灰溶融施設は、埋め立て処分場の延命のため、市が2004年度から整備に着手。完成すれば埋め立てる焼却灰の体積を3分の1に減らし、40年までとされる処分場の寿命を65年まで延ばせるという。
 4月5日から住友重機側が性能確認試験を実施したところ、灰の溶融時に発生したガスやちりの冷却用排水から基準値(1リットル中10ピコグラム)を大きく上回る150~420ピコグラムのダイオキシン類を検出した。
 市は14日に試運転を停止。原因が分からないうえ、本格稼働には計40日間の試運転が必要なため、6月1日稼働を断念した。
 住友重機側は「遅延損害金を支払い、2~3カ月で稼働させる」と市に謝罪。市は契約変更などはせず「遅延工事」として継続することにした。
 市は「ダイオキシン類は施設の外には出ておらず、周辺に影響はない」としており、同社IR広報室は「迷惑を掛けて申し訳ない。早急に原因を究明し、対策を立てたい」としている。
 焼却灰溶融施設は約136億円をかけて今年2月に完成し、試運転と性能確認試験をしていた。


■京都市 焼却灰溶融施設建設工事について
京都市 [2010年4月13日]
◆2月中の工事
建築工事は外構工事を行い,2月末に完成しました。
プラント設備工事は,各機器の調整及び試運転を行いました。
土木その2工事は,外周道路及びストックヤードの整備工事を行いました。
3月中の工事
プラント設備工事は,試運転を行います。
土木その2工事は,外周道路及びストックヤードの整備工事を行います。

●当初の稼働予定は真柄建設の問題で遅れに遅れて~ 京都の灰溶融施設も中防灰溶融と同じように、焼却炉併設ではなくて単独の灰溶融施設だと思ったが? この巨大な灰溶融施設も中防と同じようにとても気にかかる~ 試運転はうまくいっているのだろうか?! 

京都市伏見区醍醐陀羅谷地内(東部山間埋立処分地内)
処理能力330トン/日(165トン/日×2系列)
処理方式 燃料燃焼式溶融炉(都市ガス使用)
溶融炉形式 ロータリーキルン式
住友重機械工業(株)


関連(本ブログ)
■溶融炉遅れ1億6500万円払う 京都市 企業体に損害金求める
http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/cc6bdcf74ce52165a73e5eb6d2ca7243
2009年05月08日 23時26分44秒 | 溶融炉/スラグ
 京都市が伏見区醍醐で建設中の焼却灰溶融炉施設で、現地の工場棟などの工事が7カ月延びたため、搬入予定だった溶融炉の設置が遅れ、市が、設置までの保管料として溶融炉メーカーに1億6500万円を支払うことが8日、分かった。市は工場棟の建設を請け負う共同企業 ...(京都新聞) . . .

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