VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

トヨタホームの賃貸住宅「スマートメゾン」

2008年10月01日 | 住宅業界
近年、住宅会社では、賃貸住宅(アパート請負)の売上を個人住宅(注文請負)よりも伸ばしてきた会社も少なく無かったが
トヨタホームは、今回やっと企画型賃貸住宅を商品化して本格的に販売する事となった。
(以前にもアパート建築はしていたものの、事実上、初の商品化)

スマートメゾン」は個人邸と同じ鉄骨ユニット工法のシンセシリーズ。
記者発表会では、稲葉泰成トヨタホーム賃貸住宅事業室長が開発背景や商品戦略などを解説。
実は稲葉氏、元リクルートの住宅情報誌事業にいらした我々の先輩。
数年前からこの事業の為に転職され、ついに発表の場を迎えられた!
 リクルートでは賃貸情報誌事業も担当。
「スマートメゾン」の特徴は、注文住宅のユニットをそのまま活用するので
一戸建ての空間、耐震・耐久性を備え、60年長期保証に対応した質の高い賃貸住宅になるにも関わらず
建築価格は坪42.8万円から、というリーゾナブル価格を実現できた事。

トヨタグループの従業員用の賃貸入居者ニーズも踏まえた上で、オーナーへ建築提案するのも強み。家賃保証は20年で対応。

初年度は300戸の目標、と控えめなのもトヨタらしいが
今回はミサワホームとの業務提携により、空間デザインで協力を得た共同開発の第一弾でもある。
逆にミサワホームへは、購買力・部材開発とトヨタの協力が活きているようで
今後、厳しさが増す市場で両社の協力体制は一層本格化してゆくことだろう。


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