VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

Paris-3 レンタル自転車[Velib]に挑戦!

2008年09月19日 | France2008
パリらしい、素敵な滞在の始まり。 さて、芸術のパリから都市計画のパリへ頭を切り替え! 
お天気も良いし、昨年7月にスタートした貸し自転車システム「Velib」へ挑戦だ。
(JCDecauxによるAd)

まずその概要を。 パリ市役所の発表では、[Velib]この1年間の成果として以下

●27万人以上の[1週間]利用者、368万人以上の[1日]利用者
●2600万台以上の自転車がレンタルされた(平均利用時間18分/回)
●1200ヶ所のレンタルステーション、08年末までに1451ヶ所に増設
●1.6万台の自転車台数、08年末までに2.06万台に増設
●400kmの自転車レーンがParis市内に整備、100kmのバスレーンも共用

2001年から2007年で、
●自転車利用者は94%増加、自動車交通量は20%減少
走行占有面積は車と自転では大きく違うので、都市空間の再配分を目指した成果は大きいと思う。
利用者プロフィールは、
26-35歳が利用者の33%を占める。長期利用者は男性が58%・短期利用者は女性が65%。
長期利用者の61%は、通勤・通学の日常利用、
94%のVelib利用者が「サービスに満足」と研究機関の調査に答えている。

Velibは観光客にも奨励されているので、Let's try! まず、ステーションで借りる為の登録。
一応Webでガイドを読み、日本語を含む8ヶ国語表記と書いてあったが、実際は5ヶ国語。

日本語は無かった・・・そのせいでPINコードの意味が分からなかったり、何度も失敗してカードもVISA・JCB3枚ほどトライしたが失敗続き。
「この機械がおかしいみたい」と、助けてくれたフランス人が言うので別のステーションに向かった。

PONT-NEUF界隈でも登録に失敗しながら2ヶ所目で、やっと成功した!
1日利用の登録は1ユーロ。デポジットに150ユーロ、でもこれは返却しないなどトラブルの際に引き落とされるもので今はかからないもの。
(ちなみに身長150㎝以上がルール、ヤバッ・・・)
Myヘルメット&グローブ持参で転倒に備える私!?
利用料は30分まで無料なので、それまでの予定でLet’s Go!
と、勇んで乗ったらペダルが1周回らない!? 故障車ダ~ 別のステーションまで片足こぎでしのぐ・・・
次は用心深く車体をチェックして、大丈夫そうな自転車を選ぶ。サドルが少々動くものの軽快、軽快! 

セーヌ川沿いをバスティーユに向かって右側通行の車道を車と並んで走る。
小さめのママチャリ型自転車だけど3段変速で結構、走れる。 ギアは世界のSHIMANO Made in Japan!.

車道幅が広いのか車線が多いからなのか、日本の道路を走るよりは危険を感じない。 
しかし! バスティーユの大きなサークルになっているロータリーに来たときは緊張!
ここはゆっくり走っていると車の邪魔になりそうなので、スピード上げて疾走する!!

ナーント、車と一緒に一気にサークルを回りイイ気分!ヤミツキになりそうな快感。 日本のルールのように横断歩道をL字に渡るのはナンセンス。

アパート近くのステーションで止めようとすると、アレっ駐輪スペースに空きが???
丁度、最後の1ヶ所しか空いていなかった。PM8時頃だったので、利用者が少なくなってきていたからだろう。
これで空きが無かったら、次のステーションを見つけるのに30分を過ぎてしまい無料でなくなるというケースも起こりうる。

そんなVelibの問題点も実感しながら、この旅の一つの目的であったVelibも体験できて有頂天な2日目だった。


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