Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

平成28年度小町まつり④煌の章~陽炎

2016-06-16 00:41:05 | 撮影会
さて、いよいよクライマックスだ☆7小町が再び市女笠を被り退場するシーンである\(^o^)/

小町ひとりひとりが紹介され、深く一礼する。その後、すくっと立ち上がったあと右に倣って軽くしゃがみ、後ろに配していた市女笠を再び手にする。

右手に市女笠を逆に持ち再び立ち上がる。ここでひと呼吸の後に市女笠を再び被るのだ。

7人が一斉に勢いをつけ笠を被る。初夏の風に透けた美しい虫の垂れ絹が虚空を舞い小町達の肩から背へと抜ける。

かつて小町堂での圧巻シーン、それは公園の小町舞台にステージを移した現在に於いても色褪せることのない珠玉の瞬間だ^^

・・・

やがて笠の装着を終えた小町達が麗しく歩み始め、舞台を一巡した後に退場する。

それは7小町朗詠和歌第5首にある

「わびぬれば 御嶽浮草の根を絶えて 誘う水あらばいなんとぞ思う」

という小町流浪説話を彷彿とさせる「何処へ」かの旅立ちである。

こうした所謂「つぼ装束」姿は、平安末期から鎌倉期にかけての公家や上流武家婦人の外出姿につき、小町が活躍した時代とは少なくとも200~300年位の時間差があるのは事実だが^^;

この地がかつて「小野村」として、江戸時代においても湯沢・佐竹南家のカラーに染まることなく、京から戻りし小町の名跡を護り続けて来た地元の方々のこだわりと温かさを感じ取れるようで心地良い。

だから秋田・雄勝の小野小町は、まさにこの姿が相応しいのだヽ(^。^)ノ

・・・

シーンは移り、稚児行列の登場となる。湯沢の将来を背負うであろう地元の園児達…美しく着飾った未来の小町・少将達の登場である(*^_^*)

小町との共演は実に華麗で雅だ、親御さん達にとってもお子さんの人生において大事なイベントのひとつとして捉えているだろうことは難くない。

そんな中で、お隣さんがこう呟く

「今年のお子さん達の人数…少ないですよね」

確かに(>_<)

今年の人数は、小町舞台に全員が揃ってもまだ余裕がある程だった。思い起こしてみると、いままでそんなことはなかった。

かつては7小町を呑み込むかのような雲霞の如き稚児の人数であった。細かいケアが行き届かない、まるで野放置状態(笑)

昨年辺りからか…小町OG達が子供達を優しくいなす心温まるような光景が印象に残るようになったのは…

つまり、それだけケアが行き届くようになったってこと、それが出来る&目立つほどに人数が減ったということでもあるのだ。

深刻だね、秋田県…全国で人口減少が一番著しい県とは言われていたけど、まさかこんなシーンで実感することになるとは(>_<)

いや、本当に…20年後の小町娘存続の危機、ここに極まれりといった感じだ。

何か、効果的な手を打ってもらわないとシャレにならないね★

・・・

それにしても、子供達に接するOG達…優しくて穏やかな、実に良い表情をしていたなぁ…あの表情に「ころり」といってもおかしくない(笑)

それに、子供って本当に「国の宝」だ、彼等が希望を持てるような明るい未来を用意しておいてあげないといけないなぁ…って、聞いてるのか?票目当てのロートル偏重・能無し代議士の面々さん(笑&怒)

・・・

等と思考をぐるぐる回しているうちに可愛い28名の稚児達もお役目を終え、7小町と共に退場を果たした^^

これにて午前の部、終了☆

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約1時間のインターバルの後、午後の部☆有料撮影会へと舞台は移っていくのだが

今宵は、この辺で


つづく


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