吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

スッキリだとかシャーデンフロイデとか(前)

2021年06月08日 | 思うこと

You Tubeプレミアムお試し中。

仕事中にYou Tubeを流していたりしたのですが、このところCMが増えてうっとおしいこと甚だしい。
ヤツらの戦術だとはわかっていながらもCMナシのプレミアムに誘導されてしまったのだ。
上手い商売の戦略戦術とはわかっていながらもそこに駒を置かされてしまう将棋のようなものだ。

うーん、やっぱり快適。
最近はすごく長いCMがあったりしてあれは苦痛だった。
スキップするのも面倒。手が汚れている時にスマホやPCには触りたくないし。

で、仕事中流していたら「漫画、スッキリ系」の流れに入ってしまったのだ。
簡易なアニメとか手書き漫画(かなりヘタなのもあり)に声を当てたショートストーリーものがYou Tube上には大量にあるのだ。
これは「なろう系」ラノベに匹敵するのでは?
なろう系のなんたるかはググってください。「小説家になろう」の略です。

「スッキリ系」「スカッと系」というのは、主人公が不当な扱いを受ける、その後大逆転で悪いヤツらが痛い目を見る、といった感じのストーリーです。
実に多くのバリエーションがありますし、まったくのパクリ的なものも多いです。

成功した作品を真似たりちょっと変えたりの作品がたくさん出るのは、実は活力のある環境ではあります。
だから無下に否定はしない。
今の日本の色々は失敗、ミスを許さない環境になって来ている感じだけれど、これは衰退社会の特徴だ。
日本の成長期なんてパクリの嵐だよ。

さて、仕事中なので延々スッキリ系、スカッと系が流れていたのですが、なんか却ってスッキリしない気分になった。

そう、たしかに世の中スッキリしないことスカッとしない事が多い。
仮想の世界で代償しているのだろうか。

気になることがあってYou Tubeでなろう小説の分析を探した。
最近のトレンドは「追放系」らしい。
一時は「異世界転生モノ」が爆発的に流行ったのだけれど、「なろう」運営が異世界転生モノのランキングにハンデを加えたことで異世界転生モノは減ったそうだ。
「追放系」というのは、主人公が序盤で仲間から追放されて、そこから何らかの出来事で力を得たり人望を得たりして成り上がって、かつての仲間を見返す、といった感じのストーリーです。
つまり、「追放系」は「スッキリ系」「スカッと系」の範疇だと考えて良いと思う。

これで話の半分ほど。

続く!


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