生長の家本部 祈願指導課 長 谷 川 三 千 代
先ず、貴女のご質問の 「主人のことを考えずに自分の病気だけ治す方法を教えて下さい」 にはお答え出来ません。 何故ならばご主人に対する貴女のお心持が変わらない限り、リューマチは消えないのです。
若し貴女の心が変われば、リューマチが消えるばかりでなく、夫婦円満の姿が現われてまいります。
『生命の實相』 25巻〈※頭注版〉 34頁にリューマチが即座に治った例として、膝関節のリューマチでいろいろ治療しても治らず歩行困難で、玄関から座敷まで這って来た大工さんが、谷口雅春先生から 「仲の悪い人と心の中で‘仲直り’をしなさい。 そうしたらリューマチは即座に治る」 と教えられ神想観を実修をしたところ、即座に治って勝手に立ち上がって歩き出したということです、 とあります。
又 『美と健康の創造』 17頁には全身リューマチで全身が1枚の板のように硬くなり、医者からもう全然治らない、とうていこの患者は長く生きのびることはできないと言われた人が、谷口雅春先生に手紙でこの難病はどうしたら治るかとお尋ねしたところ、 「一切の物に、事に、人に‘感謝’して1日に1万遍 “ありがとうございます” と唱えなさい」 と教えられました。 早速実行すると感謝の思いが湧き出るようになり、しだいに指が動き、手が動き、やがて全身が動き出したのです、 と書かれています。
ご主人への感謝こそ病が治る秘訣なのです。 妻が20年もリューマチをしていても離婚もせず、貴女を養い治病させて下さる夫は、本当は非常に愛深い方なのです。 三世に渡ってお前と一緒になるというのは心の奥底で貴女を愛しておられるのです。 又仕事先から帰るといつも貴女を探す夫は、貴女が家庭にいることを心から喜び安心をされるからなのです。
こんなに愛情の厚い夫に、貴女は心から感謝をなさるべきです。 それを貴女は有難く受けないで不満ばかり言うので、ご主人は言葉の上で荒々しくなってしまうのです。 夫と‘調和’するためには、妻が “我” を捨て夫の言われることに素直に従ってゆこうと一大決意をなされば調和が出来るのです。
貴女は 『生命の實相』 を5巻読み、『甘露の法雨』 も毎日誦げておられるようですが、病気が治りたい気持で読むのは不満の心ですから、神様と波長が合わず癒され難いのです。
本当の信仰とは 「人間の生命の実相は神の生命である」 ということで、貴女の生命(いのち)は神の生命で、貴女の内に神様が在すということです。 自分の内の神様に感謝出来た時、夫の内にいます神様にも感謝出来るようになります。 『生命の實相』 34巻〈※頭注版〉 163頁には自分の内に神がいられることを「ハッ」と悟って、30年来のリューマチが消えた鮮かな体験が出ております。
貴女は生長の家の教の焦点がわからないと言われますが、人の、物の奥にある‘神の生命’を拝むということで、焦点は、はっきりしております。
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