今日新幹線に乗ってちょっと感激した。
EX-ICを使ったのだ。何で今頃と言われればその通りだが、しばらく失業していたこともあってなかなか機会に恵まれなかったのだ。
今の職場に勤め始めて、新幹線に乗る機会も増えてきたのでそろそろ使ってみようと思い、先週の出張の際ICチケットを予約していたのだが、JR東日本のモバイルSuicaからJR東海のExpressカードを使用できる設定を怠っていたため改札口ではねられてしまい、わざわざ紙のチケットを発券する羽目になってしまった。
さらに駅員に「EX-ICは白いEx-ICカードがなければ使えないよ」と言われ、カードを持っていなかったのでその日の復路も紙チケットを発券して使用した。
たしかケータイだけで使えたはずと不思議に思い、帰りの新幹線内で調べたところ、ケータイでもモバイルSuicaからエクスプレスカードとの連動設定をするだけでケータイのみでチケットレスサービスを使用できることが判明。
駅員は僕に間違った情報を教えたわけだ。でも、不思議と怒りはわかなかった。ここ数年の急なデジタル化についていくのは大変だろうなあとちょっと同情してしまったのだ。もちろんプロフェッショナルとして許されることではないのだけれど、それほどここ数年の環境の変化は外から見ていても劇的だということだ。
そんなこんなで迎えた本日のお出かけ。予約も済ませたし設定も万全なので失敗しないはず。
といいつつもちょっと緊張気味で新幹線の乗り換え口へ向かい、ICセンサーにケータイをかざした。
Suicaの改札みたいにチェック音がしてゲートが開くのだろうと思っていたら、それだけではなかった。
ゲートが開くと同時に、紙チケットの射出口から印刷された座席予約表が出てきたのだ。
チケットをかざしてから予約表が印字されるまでその間1秒弱。
印刷されるデータはテキストだけでシンプルなものだから、処理時間は十分あるのは頭ではわかっているんだけれど、
それでもこのスピードには驚いた。
座席表はホームにあるEX-ICのスポットで後から印刷するものだと思っていたので意表を突かれたというのもあった。
あれ? だとするとあのホームにあるEX-ICのスポットはなんのためにあるんだ?
と、いうわけで早速ホームで試してみた。
ケータイをかざしたらディスプレイに予約した座席位置が表示された。
うーん、予約表が発券されてるんだからディスプレイ表示する意味はないんじゃないんだろうか?
まあ、それはともかくとしてこのEX-IC,なかなか楽しい。
そんなに頻繁に新幹線に乗るわけではないのであまり使えないのが残念なくらいだ。
さすがに発券するのが見たいだけで新幹線に乗るわけにはいかないもんな。
ただ、このEX-ICサービス、モバイルSuicaとエクスプレス予約サービスの両方の会員になっていなければ使えないし、パソコンかケータイからの予約しかできない。
会員ならなくても窓口や券売機でEX-ICカードやケータイに予約情報を記録できればもっと便利になるのになあ。
まあ、それはあまりにも求めすぎか。
まだまだ万人が使えるサービスではないけれど、近い将来がとても楽しみな仕組みだ。
こんなことやってるのは間違いなく日本だけだと思うが、そんなことは気にせずにガラパゴスな邁進を続けて欲しいと思った本日でありました。