原宿・竹下通りの“将棋倒し”騒動を見て、思ったこと

新聞・TVなどで報じられているように、
春休み時期でにぎわう東京・原宿の竹下通りで
「芸能人がいる」とのデマをもとにした“将棋倒し”が発生し、
ケガ人が出る騒ぎとなった。

この事件の報道を見ていて“ちょっと意外”だったのが、
いまどき「芸能人がいるらしい」って話で
ゾロゾロ集まってくるほど純情な若者が、こんなにいるのか……ってことだ。
今回のケースでは、そもそも「芸能人がいる」という話自体が
事実無根だったワケだが、芸能人だって“人の子”である。
そりゃ買い物することもあれば、風呂にも入るしトイレにも行くだろうｗ

要するに、ごくごく“当たり前”の話で、ここまで
大騒ぎになるっていう状況が、なんか「昭和」っぽいというか……。
いまどきの若者ってドライというか、もっと「冷めてる」印象があっただけに、
けっこう新鮮な驚きではあった
（ま、ケガ人も出ている事態なので、ちと不謹慎な話ではあるが）。

これって、ちょっと微妙な言い方になってしまうが
舞台が「春休み中の原宿だった」ことと無縁ではあるまい。
おそらく、現場に集まってワイワイやってた
子供たちの多くは、休日の“上京組”だったのではないだろうか？
ぶっちゃけ言ってしまうと、東京在住の若者であれば、
「芸能人がいる」って話で、ここまで舞い上がったりはしないと思う。
せいぜい「あ、そーなの？」……って反応で終わりだろう。
実際、東京在住の人間であれば、
よくよく注意して見ると、けっこうな確率で
芸能人（＆有名人）をみかけることって多いハズなのだ。

かつて、東京・杉並の高円寺に住んでいたころは、
地下鉄・丸の内線の中で、いわゆる「お笑い」の人を
よく見かけたもんである（キャップを目深にかぶった出川哲郎とかｗ）。
その後、新宿に引っ越してからは、当時住んでたマンションの屋上で
ドラマの収録があって、ビートたけしとSMAPの中居が
やってきた……なんて日もあった。
（でも撮影当日、別に大騒ぎになるようなこともなく、
照明機材の搬入とかでエレベータが使いにくいな……と思ってる間に、
ロケ自体が「いつの間にか終了していた」感じであった）。

そんな経験から考えると今回の騒動、
なんか意外と言うか、けっこう、いまどきの若者も
捨てたモンじゃないな……なんて思ったりしたわけである （←どーいう意味だ!?ｗ）

でもね、一応言っておくと……東京って、やっぱコワイところですよ！
なんたって、今回のエントリ冒頭でリンクを張ったニュース記事。
産経新聞のWebサイトで、今回の騒動を報じたものなんだけど、
いつの間にか【見出し】が「AKB48がいる！」って話に置き換わってるという……（笑）。
これ、自分でも見たから言えるんだけど、たしか
ある段階までは、某大手事務所（あえて名は秘すが、イニシャル＝J）の
人気グループの名前が原因として挙げられてたハズなんだけどな……。
いわゆる１つの“力関係”ってヤツなんでしょうか？
やっぱり東京には、いろいろな“魑魅魍魎”が棲んでるみたいですぜ、ダンナ！
なので、上京組の方は、いろいろと気をつけられたほうがよろしいかと……。
（そもそも“AKB48”が見たければ
秋葉原に行けば、おそらく誰かしら、いるはずですｗ）