親愛なる日記

僕が 日々見つめていたいもの。詩・感情の機微等。言葉は装い。音楽遊泳。時よ、止まれ!

池澤夏樹という人

2009年02月12日 | 好きな映画や本など
これまで書籍はまともに読んだことがない。一度も。

今日、BS-hiの『100年インタビュー 池澤夏樹』を何気なく見たところ、拍手したい程まともな人だと今さら気づいた。

一人の人を、いかにしてまともか、まともでないかを説明する技量が今の僕にはないけれど、その人の話しぶりを見ていると、ある程度の六感が働いてくる。

時間ができたら彼の編纂する世界文学全集も是非読んでみたいな。

戦後の香りがあり、第三世界の存在が加わった、新しい世界文学全集。


話は変わるけど


僕はふと思う。

もう戦後は終わったんだな、と。

そして今はもはや戦前に入りかけているかもしれない。

お笑いで浮かれているうちに、国民投票法が可決されてたし…。

なんだかあやしい空気がぷんぷんするぞ~。

100年に一度の不景気がやってきているらしいけど、大丈夫かな。

お偉い人びとは戦争が景気対策だと思ってやいない、とは言い切れないので。


社会から離れていられることで、結構冷静に世の中を見る機会が持てたことは、不幸中の幸いだったけれど、見ればみるほど、現代って危うい…。


北朝鮮を見て、情報操作されてるって笑っていたけど、結構笑えないかも。

池澤さんはそこまで言ってはないけれど、その日本の危うさに敏感に反応している。

そして警告しているように思う。

いつまでも馬鹿な消費者でいられれば幸せだけど、その幸せはいつまでも続かない。

今は、いろんな意味で過渡期に入っている。

ああ、怖い怖い。



鳥鳥老老

2009年02月12日 | ささいなこと



図書館の休館日をつい見落として、さあ着いたと思うと閉館中だったりする。

うかつだ。

その足で公園をぐるぐる回ると老人たちがゲイトボールに勤しんでおったりする。

この時間、公園をうろつくのは老人か、子連れか、僕か、野良猫ぐらいなもんだ。

空と木々が春めいている。

地球全体が生まれる前みたいにぐつぐつふつふつと音をたてている。そんな地面を踏みしめながら僕はいつも眺める木を眺め、また自転車に乗り帰路につく。

そんな春、2月。