「鋼の錬金術師」◆
手。てのひら。拳。人が成すことの象徴。
錬成陣を発動するためには、手を当てなければならない。
錬金術は「手」によって発動する。
アニメや他の媒体では、足や身体の一部が触れることで錬金術が発動したけれど。
原作では、「手」によってのみ、発動している。(と、思う。違ってたら訂正コメください)
手 は。
人が何かを成すことの、象徴。
創造も、破壊も。
この世界にあるものを、自分の意のままに造り替えること。
それは、この世界に生きる生命のうち、ほぼ人間のみが備えた能力。
だから、賢者の石の材料は、人間の魂なのだ。
獣を生贄にしても、賢者の石は作れない。
賢者の石は、錬金術増幅エネルギーにして、人造人間の核。
その二つは、同じこと。
人の命から造られているから、人造人間の核になる。
そして、人が物を意のままに造り替える力が、錬金術増幅エネルギーになる。
(鋼における)錬金術は、人の物質に対する作用を、極端に短時間で発現させる力。
だから、人の力でできないことは、錬金術でもできない。
移殖はできる。合成獣もつくれる。命は造れない。その基準は正に今の科学。
自分の意のままに。
このとき、まず「意」が無ければいけない。意識。知識。前頭葉の働き。
無から想像する力。
それこそが、人と獣を分ける境界線。
一万年前の地球、百万光年離れた星。目にも見えず触れることもできないものを、想像もつかないものを、想像する力。知りたいと思う意志、知ることができるという自信、あるいは傲慢、あるいは希望。
目にも見えず触れることも出来ないもの。例えば、世界。真理。神。
それが「ある」と想像できる力。
それが、人間の、人間たる理由なのだとしたら。
なるほど、錬金術は人にしか使えない技なのだ。
そしてその手を合わせることが、人の力の及ばぬものへの祈りの姿勢になるのだと。
錬成陣を発動する手。
そして、普通の人の手は、機械鎧を作り、赤ん坊を取り上げ、あるいは銃の引き金を引くことができる。あなたの手も。
そーして私のこの手は妄想をキーボードに走らせてたりするのだ。
わーお今日のはまた一段と偉そーな文だこと!(笑)
12/1 朝宮様のコメントに触発され、1行追記。
手。てのひら。拳。人が成すことの象徴。
錬成陣を発動するためには、手を当てなければならない。
錬金術は「手」によって発動する。
アニメや他の媒体では、足や身体の一部が触れることで錬金術が発動したけれど。
原作では、「手」によってのみ、発動している。(と、思う。違ってたら訂正コメください)
手 は。
人が何かを成すことの、象徴。
創造も、破壊も。
この世界にあるものを、自分の意のままに造り替えること。
それは、この世界に生きる生命のうち、ほぼ人間のみが備えた能力。
だから、賢者の石の材料は、人間の魂なのだ。
獣を生贄にしても、賢者の石は作れない。
賢者の石は、錬金術増幅エネルギーにして、人造人間の核。
その二つは、同じこと。
人の命から造られているから、人造人間の核になる。
そして、人が物を意のままに造り替える力が、錬金術増幅エネルギーになる。
(鋼における)錬金術は、人の物質に対する作用を、極端に短時間で発現させる力。
だから、人の力でできないことは、錬金術でもできない。
移殖はできる。合成獣もつくれる。命は造れない。その基準は正に今の科学。
自分の意のままに。
このとき、まず「意」が無ければいけない。意識。知識。前頭葉の働き。
無から想像する力。
それこそが、人と獣を分ける境界線。
一万年前の地球、百万光年離れた星。目にも見えず触れることもできないものを、想像もつかないものを、想像する力。知りたいと思う意志、知ることができるという自信、あるいは傲慢、あるいは希望。
目にも見えず触れることも出来ないもの。例えば、世界。真理。神。
それが「ある」と想像できる力。
それが、人間の、人間たる理由なのだとしたら。
なるほど、錬金術は人にしか使えない技なのだ。
そしてその手を合わせることが、人の力の及ばぬものへの祈りの姿勢になるのだと。
錬成陣を発動する手。
そして、普通の人の手は、機械鎧を作り、赤ん坊を取り上げ、あるいは銃の引き金を引くことができる。あなたの手も。
そーして私のこの手は妄想をキーボードに走らせてたりするのだ。
わーお今日のはまた一段と偉そーな文だこと!(笑)
12/1 朝宮様のコメントに触発され、1行追記。
キャラによって「手」の意味も違うみたいですね。
マスタング=焔、スカー=破壊、ランファン=覚悟
・・・でしょうか?
こうして推理や憶測を並べて話せるのはハガレンだからこそでしょうね!
いやはや、奥が深い!
ああ、そしてその手を合わせることが、人の力の及ばぬものへの祈りの姿勢になるんだ…。
あ、ちょっと、感動。
推理や憶測、描かれている以上のものを、そこに見出したくなる。それって「アート」なんじゃないかしら、とか思います。大袈裟にしすぎ?(笑)
でも、この鋼の奥深さが私を魅了して止みません。
コメントありがとうございました!
私も十三巻の「まるで神への祈りじゃないか」を思い出しました。
恐らく錬金術のエネルギーは地殻エネルギーではなく、死んだ人の魂かなんかだと思います。そして手パンはまさに「神への祈り」だと思います。歌猫サンがこのブログで言っていた「大きな流れを表す神」の方への…
それはつまり、「大きな流れを表す神」へ死んでしまったものの魂を錬金術というある意味傲慢な業のために使うことに対しての感謝や謝罪を表すものだと思います。
やっぱハガレンって奥が深いですね!
私、最初に「神への祈りじゃないか」を読んだ時、「神サマを否定するハガレンが、神?」と訝しく思ったんです。これはエドの行為を示す言葉ではなく、シン国人たるリンの感想?なのにコマの外に-物語の外に、この活字を配している。ならば、キャラ個人の感想では無いはず・・・。
ずっと考えてきて、それが、つながりました。たぶん、いとー様の仰る通りなのだと思います。
本当にハガレンは奥が深いです。きっと私が気付いていないメッセージや暗喩が、もっともっとあるのだと思います。だからコメントや他の方の感想を読むのが楽しい♪
コメントありがとうございました!