歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

アルは振り返る。エドは振り返らない。

2006年06月05日 | ◆小ネタとか突っ込みとかつぶやきとか
「鋼の錬金術師」◆
エドとアルが旅立つ場面。
アルは振り返って、見送りの人に手を振る。エドは振り返らない。
全話確かめた訳じゃないけれど。
例えば、3巻でリゼンブールから旅立つ場面。
例えば、5巻でウィンリィとパニーニャに見送られて汽車に乗る場面。

アルは振り返っている。
エドは背中を向けている。

兄弟の性格が、ここにも表れているなあと思う。
見送りの人が振る手に、きちんと振り返す優しいアル。
見送りの人が手を振っていることを知っているのに、背を向けたらもう振り返らない、強くて強がりでそして照れ屋のエド。

いいなあ、って思う。

でも、エドだけが振り返っている場面もある。
ヒューズ家を後にする時。兄弟が前へ進むことを毅然と示したグレイシアの、けれど涙する様を、振り返ったエドだけが見ている。

切ねーなあ!って思う。

けれどきっと、アルだけが見ている顔もある。見送る人の、心配そうな顔や笑顔や、あるいは憎しみや悲しみの表情を。

1巻の、ロゼを残して立ち去る場面でも。
エドは背を向けて。
アルは振り返る。
けれどアルはエドの後をゆく。残す者がどんなに心残りでも、兄と共に前へ進む。

兄弟の行く手に幸あらんことを!


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