歌会たかまがはら

Ustreamを使い、N○Kのラジオで放送している某夜はぷちぷちする短歌の番組のように皆様の短歌をご紹介する番組です。

歌会たかまがはら12月号 初谷むいさんへの質問

2018年01月03日 | 歌会告知
ここでは、歌会たかまがはら12月号で皆様からいただきました初谷むいさんへの質問をご紹介いたします。

回答につきましては初谷むいさんからいただいたものをそのまま掲載させていただきます。

同じような質問はまとめて掲載させていただきます。

なお、答えに対するご不満等は一切受け付けません。あらかじめ、ご了承ください。

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<番組中にお聞きした質問>
Q1 短歌を詠む上で大切にしていることはありますか(大阪府 宇野なずきさん)

A1 真実を詠むことです。事実、というよりも、その空気や実感、感覚を伝えたいな、と思って作っています。また、技術面で言えば最近になってようやく少しできるようになったのですが、発想に満足せず、妥協しないことです。

Q2 歌集出版への意気込みをお聞きしたいです。(あひるだんさーさん)

A2 がんばるぞ!というかんじです。監修が山田航さんなので、とても心強いです。読む価値のあるような、かわいらしくたのしくて切ない歌集になればなあ、と思っております。


<短歌についての質問>
Q1 影響を受けた歌人・作家・アーティストを教えてください。(愛知県 なぎさらささん)

A1 影響を受けた…多くの方がいらっしゃいますが、歌人では、短歌を始めたころは穂村弘、雪舟えま、最近では溺愛、千種創一ではないかな、と振り返って思います。詩人は、あまりわからないのですが最果タヒにあこがれていました。アーティスト、歌手、という意味ならば、その時はまっている歌になんとなく影響されることが多いです。

Q2 初谷むいさんの短歌、とても良いです。ツイッターの更新も、いつも楽しみにしてます。(涸れ井戸さん)

A2 とてもうれしいです。初谷むいとしてがんばっていけたらな、と思っています。ツイッターは使うのがとてもむずかしいので、精進します。・・


<歌会たかまがはら12月号のお題「船」にちなんだ質問>
Q1 (食べるの的に)好きな魚介はなんですか(京都府 草間凡平さん)

A1 特に!で言うならたこと牡蠣です。なんでもすきだけれど。

Q2 好きな海のいきものベスト3を教えて下さい!(東京 淀美 佑子さん)

A2 え~選べないです!笑 海のいきものはどれもすき!しいていうならくらげや深海生物などこんなのがこの世界にはいたのか!みたいな生物に魅力を感じます。詳しくないのですが。

Q3 もし船を所有することになったら、その船にどんな名前をつけたいですか?(鹿児島県 西淳子さん)

A3 え~!!!夢のあるご質問ありがとうございます。うーん。色やかたちを見てから考えたいけれど、とりあえず「む犬号」という仮名をつけておきます。

Q4 動物園と水族館どっちが好きですか。(東京 狩峰隆希さん)

A4 圧倒的に水族館です。海のいきものが好きなので。日本全国の有名な水族館を制覇するのが夢です。


<その他の質問>
Q1 うちの三女のあだ名(家族の呼び名)が「むい」です。応援してます。がんばってください。(大阪府 泳二さん)

A1 わ~なんだかうれしい!むいさんによろしくお伝えください。応援も、とてもうれしいです、ありがとうございます。

Q2 ひらがなで一番かわいいのは「む」なのは知ってるんですけど、なぜだと思いますか?(山形県 ナイス害さん)

A2 まるがあること、最後がきゅっとあがること、とみせかけてまだ点があること。

Q3 どうにもこうにも落ち込んでしまったときの打開策など何かありますか。暗い質問ですみません。ヒロインとヘロイン大好きで更新を楽しみにしていました。また読みたいです。(埼玉県 えんどうけいこさん)

A3 わたしは、落ち込んでいる原因をとにかく紙に書きだして見えるようにしたり、部屋を掃除したり、勉強したり、寝てしまったり、ゲームをしたり、お出かけしたり、映画を見たり、楽しいことを考えて実行したり、病状(?)に合わせていろいろします。落ち込んでしまうととてもかなしいですよね。人それぞれの解決法かとは思いますが、参考になれば幸いです。ヒロへロ、うれしいです。リベンジを考えているので、お楽しみに!

Q4 好きな「匂い」は何ですか?
(短歌な質問になっているかちょっとわからないのですが…五感に直接触れられて、心をぎゅっとされるような初谷むいさんの短歌が、大好きです。)(東京 かのきあやかさん)

A4 季節の空気の匂いです。あと好きな人々の匂いも好きです。()内、とてもうれしいです。ありがとうございます。五感に触れられているのならば、歌がきっと成功したということですね。わーい!


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以上となります。皆様からのたくさんのご質問ありがとうございました。
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歌会たかまがはら12月号採用歌

2018年01月03日 | 歌会採用短歌
12月16日に行いました歌会たかまがはら12月号に短歌をご投稿いただいた皆様、また歌会の配信をご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。

ここでは、当日採用した短歌、当日発表できなかったけど気になった短歌、出演者の短歌をご紹介いたします。

なお、短歌の感想等は省かせていただきます。ご了承ください。


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お題:「船」
ゲスト:初谷むいさん
司会:天野うずめ

<当日発表した歌(順不同)>
◎初谷むいさん選
・スワンボートめっちゃいいじゃん諸々のあをにも染まず君とただよう(京都府 草間凡平さん)

・船の形をした涙は浴槽を泳ぎ切れずに透明になる(山形県 ナイス害さん)

・宇宙にも海にも行けるきみの持つ船には乗せてもらえないまま(埼玉県 えんどうけいこさん)

・くちびるに滲みたる血を舐めるとき冬の小舟がひつそり錆びる(新潟県 有村桔梗さん)


◎天野うずめ選
・パソコンに打ち出されたるQの字が風船にしか見えない 眠い(北海道 松木 秀さん)
→初谷むいさんも選

・昔見たスクリーンセイバーの景色だね衛星軌道の遊覧船は(東京 淀美 佑子さん)



<当日発表できなかったけど気になった歌>
◎初谷むいさん選
・観光の我らも乗る故イルカ見えるスポットで一時停止する船(大阪府 エース古賀さん)

・船と船キスをするとき虫歯菌みたいに揺さぶられる僕らだろう(宮城 多田なのさん)

・栓、把手、船のカンテラいま僕が気にかけているのは物だけだ(ヨシダジャックさん)

・思い思いにドクロマークをデコるのだ誰もが日々の海賊なれば(滋賀県 西村湯呑さん)

・水兵はリーベの意味を最後まで教えてくれなかったね リーベ(大阪府 宇野なずきさん)

・本棚の合間をゆるり航海す君を閉じ込め夏と図書館(千原こはぎさん)

・あいされたい罰されたいとひたむきな君と乗りこむ月光の船(東京 かのきあやかさん)

・笹舟のように流れないケータイは嘘をついたなチャットモンチー(鹿児島県 西淳子さん)
→天野うずめも選

・沈めても沈めてもなほ浮かびくる柚子といつしよに湯舟にをれば (新潟県 有村桔梗さん)


◎天野うずめ選
・繋がりはただ美しく一本の紐で結ばれし吾は飛行船(大阪府 蓼科川奈さん)

・多分朝まぶしく光る船が来て布団を一枚一枚はがす(東京都 山川創さん)

・笹舟のように静かな毎日にあなたがふっと乗り込んでくる(ナタカさん)

・なんとなく分かってしまう今行った船が最後の船だってこと(ナタカさん)

・旅立ちは別れでもあり紙テープ名残にたなびき空を彩る(愛知県 なぎさらささん)

・宿命の兄弟げんか終わらないこの箱舟を降りるときまで(抹茶金魚さん)

・亡命したい ランチョンマットにバスケット船酔いしたら冷凍みかん(山形県 ナイス害さん)

・船乗りと思っておくね 昔から忘れた頃に来るきみだから(埼玉県 えんどうけいこさん)

・どうせならこのまま嫌いになればいい泥濘む春を漂うボート(千原こはぎさん)

・言い淀むことだけうまくなってゆき毎夜あぶくを生み出す湯船(千原こはぎさん)

・夕食を食みつつ船を漕いでいる限界こえたおさな子の夜(愛知県 諏訪灯さん)

・桜島フェリーでうどんを食べながら考えていた第一声を(鹿児島県 西淳子さん)

・船酔いを船宵と書く こんばんは。笑い上戸になれないわたし(鹿児島県 西淳子さん)

・コンビニで船を買ったよ。店員があたためますかと訊いてくれたよ。(鹿児島県 西淳子さん)

・ひとり乗り宇宙船です さみしさを抱へた夜のビニール傘は(新潟県 有村桔梗さん)


<出演者の短歌>
◎初谷むいさん詠歌
・テレビの中の夜景にたぶん飛行船 死ぬまでと一生の差を考えている

◎天野うずめ詠歌
・船を見てばかりいたよね 僕たちが何になれるかわからなくって


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<反省会>
改めまして、短歌をご視聴いただいた皆様、配信をご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。
今回は、2017年最後の歌会たかまがはらの配信となりました。
2017年、歌会たかまがはらは様々なことをやらせていただきました。
まず、配信を今まで使用してまいりましたUSTREAMからYouTubeへ配信元を変更いたしました。
YouTubeになったことで気軽に録画を視聴いただけるようになり、より、歌会たかまがはらを知っていただける機会が増えたのではないかと思います。
また、今年は様々な場所で公開配信をいたしました。
公開配信をさせていただきました、空き家さん、門脇篤史さん、ありがとうございました。
機会があれば、様々な場所で公開配信をしていければいいなと考えております。
最後に、昨年、歌会たかまがはらへの短歌のご投稿や配信をご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。
2018年もたくさんのゲストの方をお招きし、たくさんのご投稿歌をご紹介していきたいと思います。
2017年は、ありがとうございました。
2018年もよろしくお願いいたします。
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次回の歌会たかまがはらですが、現在調整中です。

決まり次第、こちらのHP&Twitterで告知いたします。

「歌会たかまがはら」ブログ:http://blog.goo.ne.jp/utakai_takamagahara
「歌会たかまがはら」twitterアカウント:@utamagahara

今後とも、歌会たかまがはらをよろしくお願いします。
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歌会たかまがはら12月号 お題発表+短歌募集

2017年11月03日 | 歌会告知
お待たせいたしました!

歌会たかまがはら2017年12月号の開催要項を発表します。

お題:「船」☆☆テーマ詠となります☆☆
締切日:2017年12月8日(金)まで
配信日:2017年12月16日(土)21時~(予定)
ゲスト:初谷むいさん
となります。

※今回のお題は「船」です。客船から宇宙船、船舶免許など「船」な短歌ならOKです。皆様の素敵な短歌をお待ちしています!
※今回のフリートークは「初谷むいさんへの質問」と題して、皆様から初谷むいさんに対して聞いてみたいことをテーマにお話します。短歌なことでお聞きしたいことがあれば投稿メールと一緒にお送りください。なお、歌会たかまがはらの番組内において、いただいた「初谷むいさんへの質問」にすべてお答えいたしませんので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。

<投稿方法について>
※投稿方法は(1)歌会たかまがはらメールアドレスへメールを送る、(2)歌会たかまがはらTwitterアカウントへダイレクトメールを送る、の2種類があります。
(1)歌会たかまがはらへメールする
・ utakai_takamagahara★yahoo.co.jp(★を@にかえて送ってください。)宛てにメールでお送りください。
・投稿するメールの題名には「歌会たかまがはら短歌投稿」とお書きください。

(2)歌会たかまがはらTwitterアカウントへダイレクトメールを送る
・歌会たかまがはらTwitterアカウント(@utamagahara)をフォローの上、ダイレクトメールをお送りください。
・なお、リプライでの投稿は受け付けておりませんので、あらかじめご了承ください。

<投稿内容について>
※投稿内容は(1)(2)の方法とも共通で、下記の内容を記載ください。
  1:投稿する短歌(必須・読みにくい漢字等にはふりがなをお願いします)
  2:お名前(必須)
  3:ふりがな(必須)
  4:お住まいの都道府県名(なくてもOKです)
  5:初谷むいさんへの質問(なくてもOKです)
※必須項目以外は記載いただかなくても結構です。
※一人何首ご投稿いただいてもかまいません。
※投稿歌は未発表作でも既発表作でもかまいませんが、著作権の絡んでいる短歌のご投稿はご遠慮いただけますよう、よろしくお願いいたします。
※すでに投稿された短歌の差し替え、削除、訂正はできません。あらかじめご了承ください。

<その他について>
※最近、焦って投稿したために無記名であったり、誤字があったりなど記載内容に不備がある投稿メールが多く届きます。焦らずゆっくりでかまいませんので、投稿内容を今一度確認の上、ご投稿いただきますよう、よろしくお願いします。
※投稿完了メールはお送りいたしません。あらかじめ、ご了承ください。
※配信日・配信開始時間は変更することがございます。変更の際はすぐにご連絡いたします。
※その他、質問等がございます場合は、天野うずめ宛にお聞きくださいますようよろしくお願いいたします。


それでは、皆様のご投稿をおまちしています!

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※緊急連絡先はこちら
→延期等の緊急の告知はtwitterで行います。フォローのほど、よろしくお願いします。

「歌会たまがはら」アカウント→@utamagahara

中の人「天野うずめ」アカウント→@uzume_no_hijiri
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歌会たかまがはら10月号 阿波野巧也さんへの質問

2017年10月23日 | その他・連絡事項
ここでは、歌会たかまがはら10月号で皆様からいただきました阿波野巧也さんへの質問をご紹介いたします。

回答につきましては阿波野巧也さんからいただいたものをそのまま掲載させていただきます。

同じような質問はまとめて掲載させていただきます。

なお、答えに対するご不満等は一切受け付けません。あらかじめ、ご了承ください。

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<番組中にお聞きした質問>
Q1 阿波野さんは、学生より短歌で活躍されていらっしゃいますが、社会人となられて、つくる歌に変化はありましたか?学生の時とは、違った視点というのでしょうか。(鈴木惠子さん)

A1 歌の素材を日々の生活の中から見つけたりするので、家と職場の往復のルーティンだと歌をつくるのが難しくはなりました。

Q2 京都の想い出の場所は?(愛知県 東 恭子さん)

A2 鴨川は外せませんが、もう少し細かくいくと百万遍の「おむら屋」、荒神橋の「くれない」、熊野寮ちかくの「てらこや」などは歌会のあとよく行った居酒屋でそれぞれ思い出があります。居酒屋以外にも、寺町二条の「三月書房」、三条の「六曜社」、北白川の「ジュネス」なんかもめちゃくちゃよくいきました。



<短歌についての質問>
Q1 短歌を始めたきっかけは何ですか(東京都 高清水 純さん)

A1 高校生のときに枡野浩一さんの『ショートソング』を読んで、授業中につくったり、投稿したりしていました。短歌つくるぞ!って意識してつくるようになったのは大学2年のときに京大短歌に入会したのがきっかけです。京大短歌に入っていなかったら短歌は作らなくなってたとおもいます。

Q2 口語で短歌を作る難しさはありますか?(愛知県 辻聡之さん)

A2 一般論でいくと、口語の短歌の文体自体はいまは成熟してきているので、それに沿いながら作っていくことはさほど難しいことではないかなとおもいます。ただし、新たな口語文体を開拓しようとか、従来の口語短歌のありがちな文体から逸脱していこうとする(つまり、文体のオリジナリティを獲得する)のは、難しいことだとおもいます。僕自身は、自分の文体を確立するのにずっと試行錯誤しているところです。



<その他についての質問>
Q1 巧也さんというお名前は本名でいらっしゃいますか?あたたかくも巧みな歌だなあ、と感じるので気になってしまいまして。(東京 hypo-さん)

A1 本名です。もともと巧(たくみ)という名前になる予定だったのが、字画の関係で巧也になったようです。

Q2 好きなお笑い芸人などはいますか。(東京 狩峰 隆希さん)

A2 バラエティをあまり見ないのでなんとなく思いついたところでいくと、三四郎とかすきです。あとくまだまさし。



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以上となります。皆様からのたくさんのご質問ありがとうございました。
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歌会たかまがはら10月号採用歌

2017年10月23日 | 歌会採用短歌
10月15日に行いました歌会たかまがはら10月号に短歌をご投稿いただいた皆様、また歌会の配信をご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。

ここでは、当日採用した短歌、当日発表できなかったけど気になった短歌、出演者の短歌をご紹介いたします。

なお、短歌の感想等は省かせていただきます。ご了承ください。


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お題:「読」
ゲスト:阿波野巧也さん
司会:天野うずめ

<当日発表した歌(順不同)>
◎阿波野巧也さん選
・とりあへず二冊選んだ文庫本の、どちらも入れる旅の鞄に(新潟県 有村桔梗さん)

・君が降りるのを見送って人差し指挟んでおいたところから読む(大阪府 エース古賀さん)
→天野うずめも選

・おもちゃのような字の読めずともお土産にもらう知らない国のキャラメル(東京 狩峰 隆希さん)

・薔薇を見るより薔薇の名を読み上げて変な名前をあつめるあそび(千原こはぎさん)

・とり・みきを探しているまに図書室を静かに侵す冬の夕焼け(ヨシダジャックさん)

・テキストを読みあげるときPepperの静かに光る歯の矯正具(ヨシダジャックさん)
→天野うずめも選


◎天野うずめ選
・英文の音読をする吾子の声なめらかさ増す中学三年(愛知県 諏訪 灯さん)

・姉が第三子を産んだというメール 卵ふたつを茹でながら読む(愛知県 辻聡之さん)

・仕方なくしおり代わりに挟み込む電気供給停止の予告(新潟県 橙田千尋さん)

・読まれないために記した漢字ともキリル文字ともつかないなにか(東京都 Y川さん)
→阿波野巧也さんも選


<当日発表できなかったけど気になった歌>
◎阿波野巧也さん選
・読むものがないとき辞書を読んでいるひとが最初につきあったひと(埼玉県 えんどうけいこさん)

・兄の部屋で漫画を読む時はいつも遠くで犬が喧嘩していた(秋山生糸さん)

・ラブホテルの看板を読むためだけに捩られた首やわらかな皮膚(愛知県 辻聡之さん)

・せんたくき。下から読んでもなにもなく日々とはそんなもの。せんたくき。(滋賀県 西村曜さん)


◎天野うずめ選
・京都への旅支度として徹夜する全7巻の「あさきゆめみし」(神奈川県 彩華さん)

・右ひだり前は自習の高校生フードコートで詩集を読めば(新井蜜さん)

・この世にはゐぬひとの歌を読む冬の欅(けやき)のうへにかかる眉月(新潟県 有村桔梗さん)

・行間に火の匂ひしてゐるやうな歌集を読みぬ しづかなる火の(新潟県 有村桔梗さん)

・手のひらに書かれた文字は読めないがたぶん御守なんだと思ふ(新潟県 有村桔梗さん)

・『ガラスの仮面』一気読みしたともだちの家の跡にはローソンが建ち(新潟県 有村桔梗さん)

・ 一行の歌を閉ぢこめ黙読のひとのひときは深いまばたき(新潟県 有村桔梗さん)

・読みかけの本をいくつも伏せおいて少女は峡(かい)を翔ぶようにねむる(北海道 伊藤 雅さん)

・立ち読みの健康雑誌にそうあれば下腹にちから入れて立ち読む(大阪府 エース古賀さん)

・答えない まだ答えない読みどおりならば「ですが」と続く第2問(大阪府 エース古賀さん)

・ひとの自選読む不思議ありいい歌によくないものとして癖の見ゆ(東京 狩峰 隆希さん)

・寝る前にこども新聞読み聞かせ食らい付くのは汚ない言葉(鈴木惠子さん)

・ためこんだ積読本がなくなった棚のすきまが無言で急かす(愛知県 諏訪 灯さん)

・あの頃は不思議に思えし積ん読を気づけば吾もするようになり(東京都 高清水 純さん)

・一冊を読み終わりまた一冊を 忘れるためにある別世界(千原こはぎさん)

・読むたびにほっとしている晩秋のあなたの文字にひそむ体温(千原こはぎさん)

・あかあかと燃える祈りは星だろうグスコーブドリの伝記を捲る(新潟県 七波さん)

・再読を重ねた本のやわらかさ指先が知る想いの在処(ありか)(神奈川県 みちくささん)



<出演者の短歌>
◎阿波野巧也さん詠歌
・水のりのようにこころに読み終えた漫画の中のお色気シーン

◎天野うずめ詠歌
・俺のほうが知っているから君が読む漫画の結末説明したい


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<反省会>
改めまして、短歌をご視聴いただいた皆様、配信をご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。
今回は阿波野巧也さんをゲストにお呼びいたしました。
たくさんのお話をお聞きすることができ、大変面白い回となりました。
あとは、ログインのパスワードを忘れてしまわないようにしないといけませんね。
では、今後ともよろしくお願いいたします。
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次回の歌会たかまがはらですが、現在調整中です。

決まり次第、こちらのHP&Twitterで告知いたします。

「歌会たかまがはら」ブログ:http://blog.goo.ne.jp/utakai_takamagahara
「歌会たかまがはら」twitterアカウント:@utamagahara

今後とも、歌会たかまがはらをよろしくお願いします。
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