覗くな。

面接の前にあった出来事なのだが。
どーっしても忘れられそうにないことだったので書いてみる。


ちょいと早めに着いてしまったワタクシメ。
時間調整をしようと、手近な本屋へ飛び込んだ。
ついでにトイレへ。
「本屋に入ると便意を催す説」、ちょこっと有力視。


どやどやと数人がそのトイレに入ってくる音。
声の質からしてかなりのおばちゃ……もとい、ジュクジュクに熟した熟女の方々らしい。
騒がしく……いやいや、賑やかに出たり入ったりする音がしていたと思ったら。


「車椅子でも入れるトイレってここにあんの？」


その一言が火を付けた。


探求心の赴くままにすべての個室を開けて回ろうとするジュクジュクジョず。


バタンバタンバタンバタンと開けては閉め閉めては開けする音が近づき。


……まーさか、ワタクシメの入ってる個室までは……。


開けようとしやがりなさいましたよジュクジュクジョ。


鍵がかかって閉まっていれば、使用中だとわかれよぅ（泣）
無理にでも開けようとする、扉をひっかく指の音。
慌てて内側からノックをするうちに、カリカリカサカサという音が止んだと思ったら。


扉の隙間から覗き込みやがりなさいました（大泣）


生まれてこの方、女にトイレを覗かれたのは初めてじゃ。
こっちは「　真　っ　最　中　」だってのに。
逃げ場所のない狭い個室を目だけがギロン、と覗き込むってどこのホラー映画よ。


……ちなみに。
「車椅子でも利用できるトイレ」＝「ユニバーサルデザインのトイレ」とは。
男性でも女性でも利用できるようなつくりになっている。
つまり、男子トイレや女子トイレの「中」ではなく、「外」にあるもんなのだ。
そのくらい一般常識として知っとけジュクジュクジョ。





それにしても。はじらいとか気配りとか風化した人間（複数形）ってば、怖い（涙目）