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うろこ玉絵日記

「日々のなにげない一こまを絵日記にしてみました。大阪に近い奈良県在住です。

マウスでかいてまーす。」

東京拘置所・3

2010-10-17 | Weblog
検査室、と称した荷物室を案内してもらいました。
被収容者の靴や季節ものの衣料など、私物は青いコンテナ3個まで
拘置所で預かってくれます。

所せましと積み上げられていました。ベルトコンベアで、必要に応じて手元に運んでくれる、ということでしたが
この日はなぜか、稼働していませんでした。

ふたの無いコンテナなので中身が見えます。
「IQ84」の本の入った箱がいくつか。やっぱ流行ってるんだ。
差し入れの多い人はそれだけ私物も増えちゃうのかな?現在9108個の箱があるそう。
でも何故検査室って名前なんでしょうね。



次に、講堂へ。
230名収容できるとのことでしたが、うーん、やっぱりせまい・・・。
ここで「慰問」演芸、落語、歌謡ショーが行われたり、
被収容者のソフトバレーボール大会やカラオケ大会も開催されるとのこと。

ちなみに、講堂の1階が男性席になり、2階奥の小さなスペースが女性席になるそうです。


ここで受刑している人、つまりここで働くことで刑期を過ごす人は
所内の営繕工場(畳などの補修)、
洗濯工場(受刑者の布団の打ち直しなども)
食堂などで働いているそうです。

食事は約30人の受刑者が担当、1日6000食の調理ってすごいね。
配膳も受刑者だと思います。

あとで主催の方に聞くと、情報交換したり、不正を働かない人、つまり受刑者のなかでも
「優秀な」人が優先的に東京拘置所で受刑する確率が高いということです。
そして、他の刑務所、拘置所の人よりかなり優遇的な扱いを受けているらしいです。

「そうじゃなかったら、あんな立派なTVが部屋に置かれてないですよ。
他の刑務所ではなかなか・・・」と言われました。


わたしだったら、ここでも、いっぱいいっぱいだな・・・。見学だけでももう、自分がどんどん小さくされてる感いっぱいです。



最後に、面会室を見学させてもらいました。
収容されている側からの見学です。ですから、ドアを開けると、こちら側には1脚のいす。
ガラスを隔てて向こう側には、3脚のいす。
ここは大人数用の部屋です。1対1の部屋もあります。


ステンレスのテーブルとガラス壁の境に、パンチングされたステンレスの板がはめこまれています。
これで声がきこえるというわけです。

面会室の廊下、ちょうど学校の教室の、掃除用具入れのようなロッカーがいくつか並んでいました。
最初はただ、ロッカーだね、と素通りしたのですが
帰りによく見ると1,2,3,4,5、と番号がふってあります。
こんな暗い、せっまーい中で、待っていなきゃいけないんだね。

「2番!面会!」とか呼ばれるのかな。
なんだか、もう。
同じ人間だよね?



ひととおり見学は終わりました。
再度会議室にとおされ、質疑応答の時間になります。


4につづく!






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