アマチュア無線とJARLと私JA3HXJ

新しい次代を迎えたJARL・・・
アマチュア無線の行方を映し出す鏡になるのでしょうか!

520理事会

2010年09月27日 | 日記
25日土曜日の朝、太平洋側をかすめる台風の通過で列車に遅れが出ているとのこと・・・
この日は茨城県水戸から上野に向かい理事会に出席します。
予定の列車を繰上げ早めに水戸駅に行くと案の定遅延のアナウンスが流れていました。
特急指定席はすでに満席でやむなく自由席に移動・・、何とか一席確保することができました。

ちょうど10時だったでしょうか、携帯電話がブルブル・・・
電車の中なので出ないつもりでしたが着信画面を見ると「原会長」から!
幸いデッキに一番近い席だったのですぐに移動して「もしもし!」
内容は「きょうの理事会と評議員会、支部長連絡会に残念ながら出席できない!からよろしく頼む!」というだめ押しの電話でした。

木曜日にも同様の電話を受けたのですが、翌日には大丈夫・・だっただけに驚いたのですが、腰の痛みが取れないので大事をとりたいとのことでした。
何しろ声はいつも通りの元気さで、弱弱しさを感じませんが、無理をせず十分に静養していただくことをお願いし、電話を切りました。

会長が理事会を欠席するのは長い歴史の中で2回目でしょうか。
とにかく会議の会長代行は当然ながら両副会長が努めることになりました。
常磐線の車中はその後もあちこちから電話が入りゆっくりすることはありませんでした。

16時から始まった理事会の会場は、御茶ノ水のホテルジュラクです。
巣鴨の事務局会議室は狭く理事会開催がやっとで、支部長、評議員を収容することができません。
ただここは、秋葉原に直結する場所で地の利としては結構が人気のある会場でしょうか!

今回の議題は6つで、目玉は3号議題の臨時総会に提出する「定款、規則および選挙規定の全面改正並びに社員選出のための臨時選挙実施要領の承認」の審議です。

私はこの議案を作成する委員会の当事者でしたから当然ながら、質疑応答に加わる役割を負いました。
主な議論は、先日の公益等認定委員会へ出席し担当官とのやり取りの再確認などが求められましたが、これは既に理事各位に詳細を報告したとおりの内容の再確認でした。

私から強く申し上げたことは理事会でも、評議員会でも、支部長連絡会でもすべて同様で、今回強い指摘のあったガバナンスの重要性を認識し、JARL内でも一票の格差や公平性の配慮に最大限の努力をすることを約束しました。
しかしこの実現には、外圧から改革を余儀なくさせるのではなく、私たち会員自らが知恵を出し作り上げるJARL版ガバナンスを基本にするという決意です。
これが今後のJARLの「カタチ」を作ることであり、JARL版ガバナンスにより動いている組織だという証明と実践がJARL発展の基本になると信じています。

理事会においてこの議案を採決した結果
「賛成15」反対無し「保留1」
となり承認されました。
この採決において保留の意味が理解できない声もありましたが、まだ賛成できないという難しい立場の方がいるということも事実です。
新しいJARLを作るためにできるだけ早い時期に同じベクトルのなかに集まりたいという思いが残ります。

それぞれの議案の審議経過はJARLwebに掲載通りですが、私にとって一大事は4号議案の財政問題検討ワーキンググループの設置が承認され、その座長になってしまったことです。
これは定款規則の改正委員長どころではない将来のJARLの根幹をいじる作業で、とても私ごときの出番ではないとずっと沈黙していたものです。
そもそもお金を触るのが好きでない性格ですから地方本部の運営にも一切金銭に触れないやり方をしているだけに、屋台骨にかかわる財政など遠い世界だと思っていたのは事実です。

ただ今のJARLは非常事態です。
言い訳をしても始まらず、座長に決まった以上最大限の力を出し、メンバーと理事諸兄の協力と何より良識ある会員の知恵を結集しこの難局を乗り越えたいと思っています。

さあ明日は評議員会と支部長連絡会です!
少しばかり緊張感も感じますが、新しいJARLを議論する最高の機会です。
あわただしい土曜日の夜が更けていきます・・・



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