アマチュア無線とJARLと私JA3HXJ

新しい次代を迎えたJARL・・・
アマチュア無線の行方を映し出す鏡になるのでしょうか!

評議員会と支部長連絡会

2010年09月27日 | 日記
お茶の水「ホテルジュラク」での評議員会は翌、日曜日9時半開催です。
いつも思うのですが、これらの会議は理事者側と評議員側が向かい合って座るスタイルで、悪く言えば睨み合いの団交をイメージするテーブル配置です。
仲良くできなくなった背景にこの配置があるのかと考えてしまうのですが、そこはアマチュアのよき仲間の集まりです。
さして問題にならない思い過ごしであることは間違いありません。
お馴染みの顔をみつけて挨拶を交わし再会を喜びましたが、今回新しく登場した評議委員は7人で、理事会と比べ新陳代謝に関してはかなり評議員会のほうが進んでいる印象もあります。

新しい方々の中から非常に厳しい意見をいただいていますが、そこは同じアマチュア無線の仲間ですから敵対ではなく何らかの解決方法を見つけ出したいと願っていました。
特に私個人に対し憎しみを抱いているのかと思える意見の方もおられましたが、立ち話しながら共通のテーマも確認でき誠実なお付き合いが基本であるアマチュア無線の良さを活かしたいと思いました。

さて、会議の内容は相当厳しいものでした。
議題の主なものは理事会と同じですが、そこは目線の異なる評議員です。実に様々な意見が飛び交いました。
やはり、ガバナンスの観点から想定される将来の問題に多くの時間を要しましたが、理事会報告で書いたように法律家がいうから・・認定委員会が認めているから、などの言質で保護された担保ではなく、何といっても内なる改革とも言えるJARL会員の総意で自らが作る、自らの知恵で進むガバナンスを確認することが先決です。
この約束を確認し進むことが、会員が求める道ではないかと考えます。

激しいながらも紳士的な議論に終始しましたが、この議案に反対する評議員は4人。
多くの支持を受け何とか皆さんの合意が得られたことは私としては嬉しい結果でした。
評議員会の議事録はしばらく後に、発言録のような詳細なものが出されますのでここでは控えますが、ある意味JARLの未来への胎動のように感じたのは私だけではないと思います。

さて、午後からは支部長連絡会です。
同じように睨み合い配置の座席ですが、何しろ出席者が50人を超える支部長を迎えた会議ですから数の上から見て睨みあうとなると理事会側の完敗だと感じるくらい圧倒されます。
支部長連絡会は、議決機関ではありませんがJARLの根幹をなす最も重要な人的財産の議論の場です。
今回の会議は支部を守り、ここを核として進む決意の中で開催委され、噂された地方本部統合論や、支部廃止論に議論が及びましたが、現時点では急激な路線変更などありえないことや、新しいJARLつくりに邁進することは共通認識として得られたことは大きな収穫です。

さすが支部長・・と言うか日常的に会員という人と触れ合う立場であることから議論も実に人間的な内容です。
ここでは机上の空論など飛び出すこともなく、単なる理想論では解決しない実践の心意気が感じられます。
危機感を実際に感じる最前線にいる立場をわきまえた頼もしさを感じます。
特に理事会が出した議案に、理事そのものが反対を唱えるということがあってはならないという当然ともいえる意見が多く飛び出しました。
多くのエリアからこれらの声が出るとうのもこれまで見られないことですが、今回の定款改正の議論のなかでこれらの背景に懸念を示すものであるということでしょう!

これらについて理事一人ひとりから確認したいという求めもありましたが、さすがそんなことが起これば理事会の信頼など瞬時に消滅するという基本的なことから座長の判断で理事個々の回答については差し控えました。
これまでにない支部長連絡会の実りある議論で、開催に値するものであったと喜んでします。

すべての会議を終え、理事会が再会されましたがその場で当初計画のなかった支部長連絡会の発言記録や内容を公開するよう求め、情報公開を図りながら変わろうとするJARLを会員に示す機会にしたいと求め理事諸兄の賛同をえて実現することになりました。

あとは寝屋川の臨時総会で定款を承認いただき、財政面を中心とした議論に入りたいと思っています。
これによってJARLは変わります。
変わらざるをえない現状のなか、誰にも媚びず改革をすすめていければ間違いなく皆さんから評価が得られるものと信じています。

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