晴釣雨読

釣ったり読んだり

昔の農機具の威力

2009-11-29 19:46:39 | 農業
 今年でソバ育ては7年目となる。グループ(16名)で一反の畑をお借りして、5月からいろんな野菜を栽培し、8月末に約半分の畑にソバの種を播いた。9月には大雨に会い、台風にも見舞われてソバが倒れた。
 全国的には7月末の長雨で、ソバの発芽が良くなかったり日照不足で収穫が3、4割がた減ったとのことであるるが、うれしいことに我々は例年を上回る収穫だった。

 これまでは16名総出による手作業の収穫作業であったが、今年は古くなった足踏み脱穀機(懐かしいカーチャン、カーチャン、・・・・の音がする)を見つけて修繕して利用した。刈り取りは手作業のままであるが、手作業でのソバの実はずしとは違ってこの昔の機械はすばらしい働きだった。あっというまにソバの実はずしが終った。
 また農家の小屋にしまってあった唐箕(とうみ 写真)をお借りして、不良なソバの実とゴミの除去を行ったが、この道具の威力は偉大であった。1日かかっていた
作業が、2時間もかからず終了した。

 子供の頃、牛で田を鋤いたこともあった。足踏み脱穀機で稲の籾外しもした。
 唐箕(とうみ)も回した。大学に入学したことで田舎を捨てた。そして都会で働いた。
 そんな私が退職後、グループで1反の畑を借りて今ソバを植え、ソバのないときはみんなでいろんな野菜を栽培している。
 もう農機具とは縁遠いと思っていたのに、小型の耕運機で田を耕やす経験もした。今年はかって使った足踏み脱穀機や唐箕(とうみ)の威力も再確認できた。
 「あと何年、仲間とソバや野菜を育てが出来るのか」という年齢になったが、新たな目標を持って次年度も挑戦したいものである。