厚生労働相(71)が1月27日、松江市で開かれた自民県議の決起集会で「15から50歳の女性の数は決まっている。生む機械、装置の数は決まっているから、機械と言うのは何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」と驚くべき発言をしたとか。
元大蔵省、自民党国会議員、かっての厚生省と労働省を合わせた重要ポストの現厚生労働大臣。私より、5歳年上ということだ。なかなかの秀才だというのに、いったい何を考え、どんな思いで勉強をした人なのだろう。女性が不当に扱われてきた歴史、多くの女性が立ち上がった歴史を知らないわけではなかろう。あまりにもお粗末過ぎる。世界にも恥ずかしい大臣だ。
私のことで、なさけない話なのだが、まだ高校生のとき「結婚」ということを無意識に「嫁にもらう」と発言し、みんなからひどくひんしゅくを買ったことがあった。
小学校でも中学校でも、男女はいつも別々で行動していたし、女の人と話す勇気は私にはなかった。そんなこともあって「結婚」ということも、大人が言うとおりに「嫁に行く、嫁をもらう」と、なんら深く考えることなく話したのだった。「もらう」とは「君は女性を所有物と見るのか・・・」とそのときみんなから言われたように思う。
そんなこともあり高校時代にイプセンの「人形の家」を読んだ。キューリ夫人伝や女性史も読んだ。「女性は男性と比べ中学まで勉強できるが、高校では学力が落ちるものだ」と生徒の前で平気で言う教師もいた。「女子は大学に行かせてもらえない人が多いし、結婚しても働くことが出来る職場は少ない。勉強する目的が持ちにくいのだ」と抗議したかった。
大学を出て、40年近く高校生を教えたが、私のように「嫁をもらう」と語った男生徒はいなかった。しっかり発言もし、はつらつと活躍する女生徒が増えた。着実に世の中は進んでいる。
憲法に示された男女の平等を学んだはずなのに、古い考え方、女性蔑視持つ大臣たち。その大臣を含む内閣が、まだまだ新しく輝く憲法、男女平等と平和の憲法、それを変えようとしている。まず閣僚が憲法を学んでほしいものである。
元大蔵省、自民党国会議員、かっての厚生省と労働省を合わせた重要ポストの現厚生労働大臣。私より、5歳年上ということだ。なかなかの秀才だというのに、いったい何を考え、どんな思いで勉強をした人なのだろう。女性が不当に扱われてきた歴史、多くの女性が立ち上がった歴史を知らないわけではなかろう。あまりにもお粗末過ぎる。世界にも恥ずかしい大臣だ。
私のことで、なさけない話なのだが、まだ高校生のとき「結婚」ということを無意識に「嫁にもらう」と発言し、みんなからひどくひんしゅくを買ったことがあった。
小学校でも中学校でも、男女はいつも別々で行動していたし、女の人と話す勇気は私にはなかった。そんなこともあって「結婚」ということも、大人が言うとおりに「嫁に行く、嫁をもらう」と、なんら深く考えることなく話したのだった。「もらう」とは「君は女性を所有物と見るのか・・・」とそのときみんなから言われたように思う。
そんなこともあり高校時代にイプセンの「人形の家」を読んだ。キューリ夫人伝や女性史も読んだ。「女性は男性と比べ中学まで勉強できるが、高校では学力が落ちるものだ」と生徒の前で平気で言う教師もいた。「女子は大学に行かせてもらえない人が多いし、結婚しても働くことが出来る職場は少ない。勉強する目的が持ちにくいのだ」と抗議したかった。
大学を出て、40年近く高校生を教えたが、私のように「嫁をもらう」と語った男生徒はいなかった。しっかり発言もし、はつらつと活躍する女生徒が増えた。着実に世の中は進んでいる。
憲法に示された男女の平等を学んだはずなのに、古い考え方、女性蔑視持つ大臣たち。その大臣を含む内閣が、まだまだ新しく輝く憲法、男女平等と平和の憲法、それを変えようとしている。まず閣僚が憲法を学んでほしいものである。