6/2 より、サイトにて小説「コンパニオンドール」の連載を始めました。
連載といっても、この作品、実は2008年末から2009年晩秋まで約1年間、親サイトで連載していたもので、既出作品です。
ちょっとした事情(旧サイト記事・別窓)があって、完結後、作品を下げておりました。 まぁ、ショもない事情でした (^^ゞ
決して、他の小説サイト様にあるような「書籍化のため」とかではありません
でも、拙い作品ながら惜しんでくださる声があり、サイトも新設したし、ということで再掲を決めました。
再掲にあたり、以前の作品をどこまで改稿するか、考えました。
本当は、コピペして「素」のまま載せたかったんです。今読み返すと拙い箇所が目につくとはいえ、全293頁(記事数)もある長編を改稿するのは、怖ろしい手間がかかります。それに、この作品は処女作。一種の「記念品」としてオリジナルの姿を残しておきたい。
でも……「素」のままでは載せられないこともわかっていました
以前のサイト(ブログ)仕様に合わせて表示を見やすくするため、あちこちに空白行や空白文字が入っている。そのまま新サイトに移行すると、見にくいんです。
また、以前の文章は「字下げ」をしていませんでした。これは、当時確信犯でやらなかったものです。ケータイ小説のように、一行が短い文章が多く、ほぼ全行字下げになる頁があったりして、これでは「字下げ」の意味がない。なら、やらない、と判断したのです。でも、新サイトでは無意味な改行は減らし、文章は読みにくくならない程度にはつなげて読みたい。となると「字下げ」は必須です。ないと読みにくい。
あと、誤脱字は当然、主語-述語のネジレがあればこれも直しておきたい。
ここまでヤるならもうひと声。
情景描写(どんなところにいるのか、どんな仕草で会話しているのか)が完全に欠落しているところは補っておきたい。
で、矛盾が出てくるようならそのエピソードは修正したい
…………
うぁぁぁぁぁぁ……
出来るかっ! そこまでっ ヽ( `皿´#)ノ
短編でさえ、改稿はヤればヤるほどキリがなくなります。本人の力不足はもとより、文章に絶対的な正解なんてないのですから。
_| ̄|○
結局、以下のように自分の中で折りあいをつけました。
・表示調整のための改行・空白文字は、新サイトの仕様に合わせてなおす。
・モチロン、気がついた誤脱字は修正する。
・文章のネジれも修正する。
・描写不足の追加は、どうしても気になる部分以外は目をつぶる。
・エピソードの矛盾は、軽微な修正で済むもののみ直す。
大がかりになるものは、もう見なかったことにする (^^ゞ
これだけでも、意外と大変です。
でも、書きたい気持ちが先走りしていた当時の熱を、改稿・修正作業をしながら思い出していける、それだけでも甲斐があるってもの。
「素」転載ではないため少々時間がかかりますが、なるべくコンスタントに連載していきたいと思います。