私にはブラジルに住むイトコ(同年の♂)がいます。
高校卒業してすぐ兄弟3人で旅立ちました。
3人のうち上の兄はもう亡くなりました。
下の弟は健在ですが、ほとんど音信不通です。
中のイトコは半年に一度くらいの頻度で消息を知らせて来ます。
数年前、奥さんと一緒に、一時帰宅したとき別府へ旅行したりしました。
今日も1時間ぐらいしゃべりました。
今年になってから、糖尿が進んで右足を膝から下を切断しました。
今まで、泣き言は言いませんでしたが…
今日初めて聞いたのは、入院中の病院生活が苦しくって
自殺しようかと思ったそうです。
私が思うに、日本の行き届いたような病院生活とは違うようで
夜は眠れない、食事はまずい、もろもろの不満が重なって
最後は退院の許可はないまま、夜、息子が見舞いに来ていたのを
利用して夜逃げのように自主退院してしまったそうです。
帰宅してから、仕舞ってあったピストルを探したけど
誰かが隠してしまって、無くなったということでした。
片足なくして不自由だけど奥さんが(スペイン系の美人)
良く面倒見てくれると、言ってますので安心しました。
そうそう墓も買ったので安心と言っていました。
ニンゲンいろいろあります。
地元にいても…外国で暮らしても…
生きて生活していると言うことでしょう。
もう会えないとは思いますが、
時々電話で話せるのはいいことです。
ありますね。
日本は何や、かや言っても恵まれて
いると思います。
国民皆保険の制度は利用頻度が
高くなる高齢期ほんとうに
有難いと思います。
カルメンさんが以前のブログに書いて
いましたが、人間棺桶の蓋閉める時まで
何が起こるか分からないと、
人の一生ほど複雑怪奇なものないですね。
他の動物になった事がないから
そう思うのでしょうか?
イトコさん優しい奥さんがいてくれること
幸せですね。
恨みつらみを抱きながら、なんてのは哀しいですね。
昨日は夫の月一回の読書会で、正岡子規の「墨汁一滴」だったそうですが、みんな口を揃えて「子規みたいに苦しんでは死にたくない。ぼっくり逝きたいね」と。みんなそうですよね。
この先生だったと思います。講演をお聞きし、
「栄養をとらずに横たわる人を、水だけ与えて
静かに看とる」という三宅島の先人の知恵のくだり。どこかの島だったと思っていましたが、
この先生でした。
内容は医療に従事してきたものとして、思い当たることばかりです。
鼻から管を入れて栄養食を注入する人が、衣食分離と称し食堂でベッド毎運びズラリと並んでいました。本にある通り抜いてしまわれるのでミトンで拘束していました。
毎食挿入しなければならないので、リスクは高く、胃ろうなると看護師はホットしました。
亡くなられる方は、そのほとんどが苦しまれました。この本にあるように、無駄な医療を施さなければ、自然な老衰死が訪れ、苦しまなく逝くことができるのでしょうか。
今時、つなぎの拘束衣で転院してこられた方が
(入院時に即はずしましたが)
“死ななければならない”と言い続けられました。間もなく、意識がなくなられ、蘇生され、
その時、死なせてあげたいと思いました。
高齢者の死は、自分のものではなく、家族の
考えです。誰かが死に目に逢うことが重要の
ようです。
家族が到着するまで、心臓マッサージを施すのですが、希望される方がほとんどでした。
肋骨が折れる程ですよと説明しても、特に嫁の立場の方は、自分では判断ができないと言われ
ていました。
手足が歪んだまま固定してしまう方もこの本にある通りでした。
このような方はおむつ交換の際、骨折させてしまうこともあります。
この先生の講演を聞き、報告書に書いた記憶が
あります。このような考え方の医師が臨床現場
にいるのだろうか?医療の最前線を退いた医師
だから言えることではないのだろうか?と
久しぶりに良い本を読む時間を下さいました。
娘にも読ませたいので、後少しお借りします。
ありがとうございました。
自分達の番に成ったら、しっかりとした遺言が、書けずにいます。。
ブラジルは、物価が高騰していて、くらしにくいそうです。
そして、消費税が50%だそうで、日本の10%はカワイイものだそうです。
経済的にもその他の社会保障でも、途上国です。
どこでもヤワクないようです。
柚子ごしょうさま
子規さん、壮絶な闘病生活でした。妹さんの犠牲がなかったら、
そうは生きられなかったでしょう。
昔の男の人は、強かった!根性が違うもん。
白組26さま
ご本人にお会いになっていたとは、驚きました。
この中村先生の話は、高齢者限定です。
若い人は、早めの受診が身を助けます。
高齢になったら、ジタバタせんで、天命を待ちます。私も資格あり。
キモ据えたら、「思いわずらうことなく、愉しく生きられる」かも…
すみともさま
同年齢の方は、ほとんど親の見送りを経験しているでしょうね。
それにまつわるドラマはまたそれぞれ…
四人さまとも同じと言うことはないですし…
みんな、涙、苦い味、と抱えているものは、重いことでしょう。