初めて知る高齢という現実

最近、弱ってきたオット82歳。
何とか二人で明るく過ごしたいとあがく毎日を記録します。
だんだんグチに移行?

ブラジルに住むイトコ

2012年03月26日 15時36分11秒 | 老いのあとさき

 

私にはブラジルに住むイトコ(同年の♂)がいます。

高校卒業してすぐ兄弟3人で旅立ちました。

3人のうち上の兄はもう亡くなりました。

下の弟は健在ですが、ほとんど音信不通です。

中のイトコは半年に一度くらいの頻度で消息を知らせて来ます。

数年前、奥さんと一緒に、一時帰宅したとき別府へ旅行したりしました。

今日も1時間ぐらいしゃべりました。

 

今年になってから、糖尿が進んで右足を膝から下を切断しました。

今まで、泣き言は言いませんでしたが…

今日初めて聞いたのは、入院中の病院生活が苦しくって

自殺しようかと思ったそうです。

私が思うに、日本の行き届いたような病院生活とは違うようで

夜は眠れない、食事はまずい、もろもろの不満が重なって

最後は退院の許可はないまま、夜、息子が見舞いに来ていたのを

利用して夜逃げのように自主退院してしまったそうです。

帰宅してから、仕舞ってあったピストルを探したけど

誰かが隠してしまって、無くなったということでした。

 

片足なくして不自由だけど奥さんが(スペイン系の美人)

良く面倒見てくれると、言ってますので安心しました。

そうそう墓も買ったので安心と言っていました。

 

ニンゲンいろいろあります。

地元にいても…外国で暮らしても…

生きて生活していると言うことでしょう。

 

もう会えないとは思いますが、

時々電話で話せるのはいいことです。

 

 

 


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5 コメント

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Unknown (koba)
2012-03-26 18:19:05
遠い異国での闘病生活辛いものが
ありますね。

日本は何や、かや言っても恵まれて
いると思います。

国民皆保険の制度は利用頻度が
高くなる高齢期ほんとうに
有難いと思います。

カルメンさんが以前のブログに書いて
いましたが、人間棺桶の蓋閉める時まで
何が起こるか分からないと、
人の一生ほど複雑怪奇なものないですね。

他の動物になった事がないから
そう思うのでしょうか?
イトコさん優しい奥さんがいてくれること
幸せですね。
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どんな最期が待っているのか (柚子ごしょう)
2012-03-26 18:54:49
心穏やかに逝けるのか心配です。

恨みつらみを抱きながら、なんてのは哀しいですね。

昨日は夫の月一回の読書会で、正岡子規の「墨汁一滴」だったそうですが、みんな口を揃えて「子規みたいに苦しんでは死にたくない。ぼっくり逝きたいね」と。みんなそうですよね。
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大往生したけりゃ… (白組26)
2012-03-26 22:38:12
お借りした本読み終えました。
この先生だったと思います。講演をお聞きし、
「栄養をとらずに横たわる人を、水だけ与えて
静かに看とる」という三宅島の先人の知恵のくだり。どこかの島だったと思っていましたが、
この先生でした。

内容は医療に従事してきたものとして、思い当たることばかりです。

鼻から管を入れて栄養食を注入する人が、衣食分離と称し食堂でベッド毎運びズラリと並んでいました。本にある通り抜いてしまわれるのでミトンで拘束していました。
毎食挿入しなければならないので、リスクは高く、胃ろうなると看護師はホットしました。

亡くなられる方は、そのほとんどが苦しまれました。この本にあるように、無駄な医療を施さなければ、自然な老衰死が訪れ、苦しまなく逝くことができるのでしょうか。

今時、つなぎの拘束衣で転院してこられた方が
(入院時に即はずしましたが)
“死ななければならない”と言い続けられました。間もなく、意識がなくなられ、蘇生され、
その時、死なせてあげたいと思いました。

高齢者の死は、自分のものではなく、家族の
考えです。誰かが死に目に逢うことが重要の
ようです。

家族が到着するまで、心臓マッサージを施すのですが、希望される方がほとんどでした。
肋骨が折れる程ですよと説明しても、特に嫁の立場の方は、自分では判断ができないと言われ
ていました。

手足が歪んだまま固定してしまう方もこの本にある通りでした。
このような方はおむつ交換の際、骨折させてしまうこともあります。

この先生の講演を聞き、報告書に書いた記憶が
あります。このような考え方の医師が臨床現場
にいるのだろうか?医療の最前線を退いた医師
だから言えることではないのだろうか?と

久しぶりに良い本を読む時間を下さいました。
娘にも読ませたいので、後少しお借りします。

ありがとうございました。

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今日は晴天です^^ (すみとも)
2012-03-27 10:55:39
親を4人おくって・・・色々ありましたが、難しいものですね!

自分達の番に成ったら、しっかりとした遺言が、書けずにいます。。

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お返事 (うめぼしカルメン)
2012-03-27 15:50:47
kobaさま
ブラジルは、物価が高騰していて、くらしにくいそうです。
そして、消費税が50%だそうで、日本の10%はカワイイものだそうです。
経済的にもその他の社会保障でも、途上国です。
どこでもヤワクないようです。

柚子ごしょうさま
子規さん、壮絶な闘病生活でした。妹さんの犠牲がなかったら、
そうは生きられなかったでしょう。
昔の男の人は、強かった!根性が違うもん。

白組26さま
ご本人にお会いになっていたとは、驚きました。
この中村先生の話は、高齢者限定です。
若い人は、早めの受診が身を助けます。
高齢になったら、ジタバタせんで、天命を待ちます。私も資格あり。
キモ据えたら、「思いわずらうことなく、愉しく生きられる」かも…

すみともさま
同年齢の方は、ほとんど親の見送りを経験しているでしょうね。
それにまつわるドラマはまたそれぞれ…
四人さまとも同じと言うことはないですし…
みんな、涙、苦い味、と抱えているものは、重いことでしょう。


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