ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

西根の里から旧水戸街道中村宿を歩く

2014年11月07日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2014年11月7日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成26年度第24回(2014年第35回)、「西根の里から旧水戸街道中村宿散策」ウォーキングに参加した。


この日の集合場所&スタート地点の乙戸沼公園
空は快晴、乙戸沼面は鏡のようだ。


乙戸沼公園の銀杏も真っ盛り。


黄色い絨毯の銀杏並木
この時期にしか見ることの出来ない美しい景色である。


この日のコース
乙戸沼公園をスタートして、西根町三区・中村西根を通って西根の里(西根町一区)へ。
西根集落の高生垣等を見ながら、西根町二区の薬師堂へ。
薬師堂から杉・檜林の参道を通り、西根鹿島神社へ向かう。
西根鹿島神社にお参りした後、旧水戸街道中村宿を通り、国道6号へ合流。
西根南の住宅地を通り、乙戸沼公園へ戻る、という全長約8Kmのコースである。
このコースは、「フィールド博物館・土浦」で紹介されているもので、2013年4月25日(木)に一度下見をしている。


この日集まったのは、26名。いつになく多い。
天気も良く、これ以上近い場所はない、といった条件が揃ったためと思われる。


この日は、常陽新聞の取材があるということで、会長も対応に追われている。
記者さんが同行して取材をするとのこと。
『御苦労さんですっ』


早速、いつものように準備体操をして、


9時9分、乙戸沼公園を出発!


この日も先頭を務めるのはOさん。
Oさんの自宅は、ここから直ぐ近くで、この辺りは自分ちの庭みたいなもの。
先導役にはこれ以上の人はいない。


学園東大通りを荒川沖方面へ200mほど進み、


左へ折れると、回りは田んぼや畑に囲まれたのどかな風景が広がる。
学園東大通りの喧騒からひと先ず離れ、ホッとする。


県道201号線沿いのコンビニ前を中村西根方面へ進む。


洋館のようなABCフットサルスペース前を通過。


これまで、下見を兼ねて2度ほどこの前を歩いているが、
フットサルやテニスをやっているところは見たことはない。
錦織選手の活躍などで、これから人気が出るのかも知れない。


『へぇ~っ こんなところにも馬頭観音があるんだぁ』


石に馬頭観世音と刻まれている。


常陽新聞の人も聞き取り取材に、撮影にと忙しそうだ。


中村西根地区辺り。右に進むと、”西根の里”である。
左は「土浦市ふれあいセンター ながみね」へと通じている。


一列縦隊で”西根の里”方面へ。


回りは田んぼが広がる。
このような田園風景は好きな景色のひとつだ。
稲刈り後、放っておくとまた稲が育ってきて田植えしたような状態に見える。


中村西根の静かな佇まい。
時が停まったような空間である。


西根一区公民館前の半鐘脇に地蔵菩薩像が佇んでいる。
微かに顔の輪郭が分かる程度というのが、時の流れを感じさせる。


中村西根には、立派な塀の大きな農家(多分)が多い。


『いやぁ すげぇなぁ~この家』
『♪いきなくろべぇ~ みこしのまぁつに♪』


道に埋め込まれたコース案内に従って進む。


高生垣
筑波おろしの季節風を遮るとともに、火災の類焼を防ぐためのもので、
風土が生んだ生活の知恵といえるもの、といわれている。


『美味しそうな柿だことっ』
”秋深し”を感じさせてくれる。


西根二区付近。


西根二区公民館前の西根集落の説明板に見入る。
『へぇ~っ ここを鎌倉街道が通っていたんだぁ』
「フィールド博物館・土浦」には次のように紹介されている。
「いざ鎌倉」の合言葉が今に残っているように、
鎌倉幕府は、軍事上・政治の必要から、鎌倉を中心とした騎馬道を整備した。
土浦市内にも中世の古街道が残っている。
中貫裏から赤池地内を通り、桜で有名な真鍋小学校裏から続く石段の鎌倉坂を下り、
土浦二高裏、田中八幡前、大聖寺裏、西根、荒川本郷を経て島田方面へ抜けている幅1-2mの狭い道である。


寂しい杉木立の中を薬師堂へ。
(実際にはもっと薄暗い感じ)


9時51分、薬師堂に到着。


『ねぇ 何か見えるのっ?』
『暗くてよく見えないわっ』


中央に薬師如来像座像とその両側に襷を掛けた十数体の木像立像が並んでいる。


『こっちが鹿島神社みたいねっ』


鹿島神社へ続く杉・檜の並木
先ほどの薬師堂への道と比べると、道幅は広く、木も大きい。
参道という雰囲気がある。


並木を200mほど進むと、目の前に西根鹿島神社の鳥居が現れた。
時計は10時ちょうどを回ったどころである。


西根鹿島神社にお参りを済ませる。


西根鹿島神社には、いろんな神社が合祀されている。
拝殿に向かって左側には、火防の神様を祀った愛宕神社があり、
右側には、雨乞いの神様を祀った雷神社がある。


また、本殿左奥には五穀を司る稲荷神社や、学問・進学・受験の神様を祀った天満神社もある。


本殿の周りには、土浦市指定の名木・古木のイヌザクラ・エノキ・ウラジロ・ムクノキなどがある。
樹齢は記されていないが、いずれも樹高は20m以上はある大木である。


西根鹿島神社拝殿をバックに常陽新聞の撮影に応じる。
『皆さ~ん、笑顔が一番ですよぉ』


ここで恒例のお茶タイムだ。


常陽新聞の取材に快く応じる皆さん。


『あれって 筑波山じゃない?』


この日唯一見えた筑波山は、どことなく霞がかっている。
紫峰(紫雲山)と呼ばれる由縁だ。


青いネットで覆われたブルーベリー畑
青いネットで覆うとどのような効果があるのだろう?
鳥害から実を護るのは分かるが、実がより青くなるとか・・・


水戸街道中村宿へ向かう。


路傍の石に見入る。


馬頭観音だ。コンクリで固められている。
「フィールド博物館・土浦」の説明板によると、
馬頭観音は馬の守り神として、また交通の神として信仰されてきた。
自然石の中央に「馬頭観世音」と刻まれた素朴な石仏で、「安政三丙辰」の銘があり、
江戸時代末(1856年)に造られたもの、とのこと。
(丙辰(へいしん):西暦年を60で割って56が余る年が丙辰の年となることから、丙辰は安政三年となる)


中村宿へ向かう。


谷津田の景色がところどころに残っている。
いつまでも残したい里山の原形のような風景である。


東小学校下のコンビニで体調を整え、旧水戸街道の緩やかな坂道を上ると中村宿だ。
中村宿は、慶長九年(1604)の水戸街道開通の際、宿場を形成するために、
中村西根の集落から移住させられてできた集落である。
江戸方面から下ってくると土浦藩領最初の宿場であり、
本陣、問屋や数軒の旅籠などで当時は大いに賑わったと伝えられている。、


東小学校前を通過し、道路の反対側へ。
ここから先は歩道がないため、右側を歩くことにする。


「フィールド博物館・土浦」には、”本陣跡”の記述がみられるが、この家だろうか?


それともこの家が本陣跡なのだろうか?
できれば、標識なり碑なりがあれば良いと思うのだが・・・


”御制札場跡”付近を進む。
これも碑がある訳ではないので、地図を頼りに通り過ぎるしかない。
『ちょっと寂しいねぇ 碑くらい立ててくれれば良いのにねぇ』
全く同感である。


観音堂の石仏群だ。


「フィールド博物館・土浦」によると、
その昔、水戸街道中村宿のはずれに観音堂があったと伝えられている。
現在は、観音堂は失われているが、通称観音堂墓地内には今も多くの石仏が見られる。
中でも高さ70Cm程の光背型の石に浮彫された六地蔵は、各体に地蔵名が銘記された優しい風情の立像で、
宝暦七年(1757)に造られたもの。


他にも馬頭観音、聖観音、子安観音、青面金剛など各地から集められた石仏たちが
静かな時の流れの中に佇んでいる。
手前の2つの石像は、道祖神と思われる。


国道6号の原の前交差点が見えてきた


国道6号に合流。


中村宿は交差点を横断して真直ぐに進むが、この日は国道6号に沿って進む。


10時52分、TSUTAYAに到着。


コンビニ前で最後の休憩を摂る。
お茶が美味しい。


『まだコスモスが咲いてるんだぁ』


中村西根から西根南の住宅地を縫うように進むが、
地元の人が多いので、迷うということはない。


地元を歩いていると、知ってる人に遭う確率も高い。
『あらぁ こんなところで遭うなんてぇ』
『今日は、例会なのよっ』


保育園児たちは今、外で遊ぶ時間のようだ。
『元気で可愛いわね~っ』


『この犬、全然吠えないよねっ 番犬には向かないんじゃないっ?』
『よく見ると可愛らしいねっ』
評価はさまざまである。


西根三区公民館前を通過


『菊がたくさん咲いててきれいだねっ』
『もう直ぐゴールだよねっ』


『近くにこんな良いコースがあるって知らなかったなぁ』


見覚えのある店「牛角」が見えてきた。


学園東大通りを横断すると、「かつ太郎」だ。
『なんだかお腹が空いてきちゃったぁ』


レストラン「カーサ」前を通過し、


11時25分、乙戸沼公園に到着。
お昼前にスタート地点に到着するのは最近では珍しい。
近場ならではの長所と言える。


恒例の整理体操をして、


『はいっ 今日は皆さん大変お疲れさまでしたぁ』


「西根の里から中村宿」コースは、当会としては、初めての企画である。
2年前に会員の方からいただいた、「フィールド博物館・土浦」を参考にしたものだが、
適度に見所もあり、楽しめたのではないだろうか。
『初めてだったけど、なかなか良いコースだったよねっ』という感想が聞かれたが、
企画した側にとっては、最高の褒め言葉である。

これからも、身近で自分がまだ歩いたことがないコースなどを探してみたい。
会員の方も、気軽に身近なコースやポイントなどを提案していただければと思っている。

余談だが、この日取材で同行した常陽新聞の方が、即日入会したことを付記しておきたい。


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