ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

古墳巡りで癒される 八郷古代散策ロード

2014年05月23日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2014年5月23日(金)


毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成26年度第7回(2014年第17回)、「八郷古代散策ロード」ウォーキングに参加した。


この日のウォーキングマップは、旧八郷町発行の観光マップ「古代散策ロード」である。
旧八郷町役場をスタートして、先ず佐志能神社へお参り。
佐志能神社右手100mにある二子塚古墳を見学し、引き返して丸山古墳へ。
丸山古墳見学の後は、田園風景の中を佐自塚古墳を目指す。
佐自塚古墳で軽い休憩の後、佐久の大杉がある鹿島神社へと進む。
恋瀬川を渡り、八重天満神社にお参りした後、長堀2号墳、長堀6号墳を訪ねる。
稲荷神社へ立寄った後、ゴールの旧八郷町役場を目指すという、全長約7Kmのコースである。
2011年6月3日に一度訪れているので、当会としては2度目となる。


この日、第一集合場所の土浦市市民会館に集まったのは19名。
車4台に分乗して、第二集合場所の旧八郷町役場(石岡市支所)へ。


旧八郷町役場(石岡市支所)に直行したのは2名で、併せて21名の参加者となった。


早速、会長の掛け声で準備体操
『身体を思いっきり倒して~っ』


9時55分、旧役場の北に位置する佐志能神社を目指して出発!


先頭を務めるのはOさん。
いつも元気で頼もしい。


旧役場前に大きな「古代散策ロード」の地図があった。
『あらぁ もらったマップとおんなじじゃないっ』


『あれは何て言う山なのかしら 筑波山?』


左から足尾山(628m)、加波山(709m)、燕山(701m)と並んでいる。


丸山荘病院前を通過すると、前方に恋瀬川が見えてきた。


恋瀬川を渡る。


丸山古墳へ350mと案内されている。


佐志能神社の鳥居で一呼吸して、


100段ほどの階段を一気に上る。
この日一番の上り坂である。


佐志能神社でこの日の無事を祈願して、


佐志能神社の右手約100mに位置する二子塚古墳へ向かう。


二子塚古墳(丸山4号墳)は丸山古墳(丸山1号墳)の東方30mに位置する。


古墳としては、横穴式石室を有する中規模の前方後円墳である。
墳丘からは、人形や馬などの形象埴輪が出土している、とのこと。
古墳の横穴石室の入口は石で塞がれていた。


いったん佐志能神社まで引き返して丸山古墳(丸山1号墳)へ向かう。


丸山古墳の墳頂
「古代散策ロード」の案内によると、丸山古墳(丸山1号墳)は、全長60m、高さ7mの前方後方墳で、


第十代崇神天皇の第一皇子、豊城入彦命(とよきいりびこのみこと)の奥津城と伝承され、
聖地として崇敬されてきた、とのこと。
丸山古墳の墳頂には何時の頃に置かれたのか、ひっそりと五輪塔が佇んでいた。


前方後方という珍しい墳形に加え、副葬品の内容などから、4世紀後半の頃に築造された有力支配者の墳墓と
考えられるとともに、茨城県下における代表的な古式古墳であることが明らかになった、と案内されていた。


前方部から後方部を見たところ。


丸山古墳の前に句碑(万葉集 巻四521)が建てられている。
庭に立つ 麻手刈り干し布さらす 東女を忘れ給ふな
(庭に茂り立つ麻を刈り干したり 布を晒したりする この東女をお忘れくださいますな)


丸山古墳を後にして、次の佐自塚古墳へ向かう。


森を抜けると、田んぼの向こうにこんもりとした丘陵が見えてきた。
目指す佐自塚古墳である。


周りが田んぼに囲まれた道を佐自塚古墳へ。


民家の前を通って佐自塚古墳へ。


10時41分、佐自塚古墳に到着。
説明には、
主軸の長さ58m、後円部径35m、後円部高さ6m、前方部幅27m、前方部高さ4.3mを測る前方後円墳、とある。


墳頂に上ってみよう。


古墳の山頂
『随分可愛らしい祠だねっ』


3年前(2011年6月3日)に訪れた時には、東日本大震災で、倒れた状態になっていた。
『あの時、元の状態にしたのを想い出したよぉ』とOさん。


古墳の山頂で水分を補給し、


佐自塚古墳を後にした。


次の目的地、佐久の大杉を目指す。


「古代散策ロード」地図によると、この辺りは”山並みの景観が素晴らしい”とある。
なるほど、左から並ぶ足尾山・加波山・燕山の裏筑波連山が美しい姿を見せてくれる。


佐久の大杉がある、佐久の集落が見えてきた。
どことなく懐かしさを覚える田舎の風景である。
『癒される景色だねぇ』


10時57分、鹿島神社に到着。
笠木と貫が落下したままになっていた鳥居は、完全に修復されていた。


佐久の大杉は、鹿島神社のご神木であり、地域の人々からは「佐久の大杉様」と呼ばれ、
戦時中は出征兵士が社に武運長久を祈願し、この樹皮をお守りにして戦地に赴いたと云われている。
『凄~いっ 大きいゎねぇ』


伝承によると、大化改新(645)の頃に植えられ、鹿島神社が創建された室町時代の応永三十四年(1427)には
「すでに千年に近い杉」であったと語り継がれている、そうだ。


佐久の大杉の案内(昭和16年3月16日)には、
樹高28.6m、幹周8.9m、推定樹齢1,300年と紹介されている。
「佐久の大杉」として、県の天然記念物に指定されている。
『樹齢1,300年以上かぁ 凄いなぁ』


右手に裏筑波連山を眺めながら、次の目的地の八重天満神社を目指す。


恋瀬川に架かる八貝橋を渡る。
「古代散策ロード」地図には”矢貝橋”と表示されているが、実際の橋には”八貝橋”と書かれていた。


八貝橋から恋瀬川上流を望む。
田植えが終わって間もない時期のためか、水量はかなり多い。


柿岡集落辺りを八重天満神社を目指す。


四脚門を構えた豪華な農家である。
『いやっ 凄い家だなぁ』


萱葺きの古民家が真っ二つにされていた。
家の半分が切り取られている。処分されてしまったのだろうか。


11時17分、八重天満神社に到着。


お参りしていこう。


次の長堀2号墳への途中、真っ赤なバラを見掛けた。


左に分岐し、長堀2号古墳へ。


大仏霊園前を通過すると、


長堀2号古墳があった。
『今までで一番古墳らしい風景だねっ』


墳頂に上ってみよう。


古墳の規模は、全長46m、後方部端幅30m、高さ3.5m、前方部端幅16m、高さ2mと案内されている。
発掘調査はまだ行われていない、とのこと。
後方部から前方部を見たところ。


長堀2号古墳の次は、長堀6号古墳へ向かう。


のどかな田園風景の中、長堀6号古墳を目指す。


11時37分、長堀6号古墳に到着。


古墳に上ってみよう。


古墳の頂上には大きな杉の木が生えていて、その根元に小さな祠が祀られていた。


長堀6号古墳からの眺めはなかなか素晴らしい。
柿岡の市街地が見渡せる。


長堀6号古墳を後にして、次の目的地稲荷神社へ向かう。


「古代散策ロード」地図によると、この辺りは”景観が素晴らしい”とある。
左手に旧八郷町役場が見える。


11時45分、稲荷神社に到着。


稲荷神社にお参りして、


最後の休憩を摂る。


あとは、旧八郷町役場を目指すのみである。
皆さん、足取りはまだまだ軽い感じだ。


右手に筑波山が見える。
『いつも見慣れた筑波山と違うから気が付かなかったわっ』
『うちの方から見える筑波山が一番良いわよねっ』
いつも見ている景色が一番、なんでしょうね。


役場まで900m地点を通過。


役場を目指し、県道64号線を進む。


小川沿いの堤防を歩こうと思っていたが、あいにく工事中で通れないため、


県道64号線をそのまま進む。


県道64号線を左に折れ、スーパーカスミ方向へ進むと、ゴールの旧八郷町役場は目の前だ。


12時5分、旧八郷町役場にゴール!


整理体操をして、


『はいっ、今日も大変お疲れ様でしたぁ』


お腹も空いていたので、国道125号線沿いJA土浦新治直売所の「まほろ庵」で蕎麦を食べて行くことにした。


「まほろ庵」に到着したのは、12時50分、いつものように混雑していた。
注文して待っている人はかなり多い。


ここは、名前を記入して空くのを待つしかない。


隣の産直店で買い物などして、席待ちで25分、さらに注文後待つこと10分、ようやく蕎麦が運ばれてきた。
『いやぁ やっと蕎麦にありつけたよぉ』


「海老天蕎麦」(850円)
腰があってなかなか美味い。
この頃(13時30分頃)になると並んで待ってるはおらず、空席もちらほらである。
混雑のピークに店に入ってしまったようだ。


今回で2度目の「古代散策ロード」だったが、天気に恵まれ、田園風景の中、
古墳巡りで癒された一日だった。
それにしても樹齢1,300年を越える佐久の大杉に圧倒され、自然の偉大さには敬服するばかりである。

「まほろ庵」の蕎麦は美味しかったが、待ち時間が長過ぎるのが欠点である。
次に提案しても、皆さん敬遠するかもしれない。
次回機会があれば、もう少し早い時間か、あるいは少し遅めに来ることにしたい、と思う。
それとも弁当の方がまだましかな?


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