2015年9月13日(日)
”ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」”では、2011年までは主に茨城県の「関東ふれあいの道」(全18コース)を歩いてきた。
『たまには県外を』という声が上がり、2012年は東京都の「関東ふれあいの道」(全7コース)を踏破した。
続いて2013年1月から2014年4月にかけて神奈川県の「関東ふれあいの道」(全17コース)に挑み、これも無事踏破した。
次は埼玉県(全13コース)を目指すことになり、2014年9月から開始することになった。
埼玉県の第11回目となる今回は、コースNo.5「大霧山に登るみち」(約13.1Km)であるが、
夏休み明けでしばらく山は歩いてないため、定峰バス停~旧定峰峠~大霧山~高原牧場入口バス停
の短縮コース(約8.9Km)を歩くことにした。
日暮里駅で山手線を待っているところ。
この日の参加者は、いつもの8名である。
日暮里から池袋に向かおうとしたところ、新宿駅で人身事故が発生し、山手線は運転見合わせ中、とのアナウンス。
復旧までにはしばらく時間がかかりそうで、このままでは西武池袋7時5分発の三峰口行き快速急行に間に合わない。
となると西武秩父駅9時5分発の定峰行バスに乗れないことになる。
次のバスは12時7分のため、西武秩父駅から定峰峠登山口までタクシーを利用するしかない。
いろいろ思案していたところへ、6時32分、京浜東北線大宮行がやって来た。
赤羽で埼京線に乗り換え池袋へ向かえば、上手くいけば西武線に間に合うかもしれない。
ということで、急遽京浜東北線で赤羽に向かった。赤羽には6時46分頃に到着。
赤羽駅でグッドタイミングで来た埼京線に乗り込んだ。
この時、時計は6時51分を指していた。
池袋に到着したのは、6時56分を過ぎていたが、急げば西武線に間に合いそう。
全員駆け足で西武池袋線へ向かい、発車直前の7時3分、何とか7時5分発の三峰口行き快速急行に間に合った。
『いやぁ間に合って良かったよ』
『朝何も食べてなかったから、お腹が空いちゃった』
当初予定していた電車に間に合ったことで、食欲が湧いてきたのだ。
8時49分、予定どおり西武秩父駅に到着。
西武秩父駅
バス停で待つことしばし、9時5分発の定峰行バスに乗り込む。
定峰行バスに乗り込んだのは我々の他は1人しかいなかった。
この日予定しているコースは、人気がないのかもしれない。
9時35分、終点の定峰峠入口に到着。
バスの運転手に登山口を教えてもらい、バス停から少し戻ったところの石標に「左大河原道」を確認。
近くに手書きの道標、「定峰神社・大霧山方面」もあった。
『ここが登山口だねっ』
9時43分、旧定峰峠を目指して出発だ!
しばらく舗装された道を進む。
小さな集落を過ぎると、急坂になった。
『けっこうきつい坂道だよねっ』
舗装された坂道を上ること10分の9時53分、村社定峰神社に到着した。
先ずはこの日の無事安全を祈願しておこう。
定峰神社から8分ほど進んだところで、やや広い道に出た。
県道11号線へ通じる道である。
曲がりくねった坂道を進むと・・・
道端に「峠は秩父の心です」と刻まれた石碑や
石仏、
道祖神などが置かれていた。
のどかな秩父の山里と言った感じである。
10時9分、時計付き道標前を通過。
時計の針はほぼ合っている。
10時13分、岩尾山定岳寺前を通過。
旧定峰峠を目指して定峰集落を進む。
峰集落を抜け、県道11号の合流点を左折すると、直ぐ右手に可愛らしい神社があった。
若宮神社だろうか?
県道11号は車もそこそこ走っているが、
オートバイや
自転車もけっこう多い。
先頭Gが、道端に何か見つけたようだ。
旧定峰峠へ分岐点を示す道標である。
かすんではいるが、”大霧山”の文字が読み取れる。
『もうちょっとで見落とすところだったよ』
『ようやく登山道が始まった感じだねっ』
この時時刻は、10時25分を指していた。
倒木がそのままになっていたり、このコースはあまり人が歩いてないと思われる。
途中で道が二手に分かれていたが、大霧山を示す道しるべはない。
KさんのスマホGPSと感を頼りに右側の道を進むことにした。
あちこちにきのこが生えていた。
この時期、雨が多かったので、たくさんのきのこが生えているのだ。
これはタマゴタケだ。
これはなんというきのこだろう?
しばらくは道らしき径があったが、その径も次第に分からなくなった。
『さっきのところまで引き返した方が良いんじゃないっ?』
『道に迷ったら尾根を目指せば大丈夫だよっ』
ベテランのKさんの力強い言葉を信頼して後を追う。
杉林の中をお互いに声をかけながら尾根を目指す。
20分ほど雑木林や杉・檜の植林の中を歩き、何とか尾根に辿り着くことができた。
後は「関東ふれあいの道」への合流点を見つけるだけだ。
スマホGPSの情報から方角は合っているはずだ。
尾根道を進むこと約30分、
11時32分、「関東ふれあいの道」の道標のある場所に辿り着いた。
旧定峰峠と大霧山の中間点のようで、大霧山まで1.1Kmと表示されている。
『道に迷ったけど、近道出来て却って良かったんじゃないっ』
一息入れて大霧山を目指す。
「関東ふれあいの道」は、道標がしっかりとしているので、もう迷うことはない。
次第に霧が立ち込めて来た。
『大霧山の名の通りだねっ』
大霧山への道は少しばかりのアップやダウンがあったが、それほどきつくはない。
この日初めてハイカーと出逢った。
大霧山は近いとのことだったが、
大霧山山頂を目の前にして、急坂が待ち構えていた。
最後の急な坂道を上ると、
杉林の先に大霧山の山頂らしきシルエットが見えた。
12時2分、大霧山山頂(766.6m)に到着した。
弁当の前に、先ずは全員の照明写真を撮っておこう。
大霧山山頂で弁当を広げる。
他にも数組が弁当の最中だった。
『今日も弁当が美味しいねっ』
大霧山山頂は、秩父盆地や奥秩父・上信越・日光連山まで見える180℃の展望地と案内されていたが、
名前のとおり、霧に包まれて殆ど何も見えなかった。
12時38分、ゴールの高原牧場入口バス停を目指して下山開始!
先ずは粥任田峠を目指す。
このコースは、「関東ふれあいの道」だが、外秩父七峰縦走ハイキングコースにもなっている。
『お薦めって書いてある方へ行ってみようっ』
”お薦め”は、いわゆる巻道である。
『大霧山からは下りなので、楽で良いよねっ』
しばらくは下りの坂道が続く。
13時8分、高原牧場入口への分岐点に到着した。
ここを直ぐに左折しても良かったのだが、せっかくなので50m先の
粥仁田(かゆにた)峠まで行ってみることにした。
粥仁田峠は、2015年4月12日(日)に「高原牧場を通るみち」で歩いている。
13時12分、先ほどの分岐点からものの1分で粥仁田峠に到着した。
ここ粥仁田峠は、秩父盆地から小川・川越へ通じる江戸時代の交通の要所であった。
伝承として、日本武尊が粥を煮たのが粥新田峠であると言われている。
『そう言えば思い出したよっ』
「関東ふれあいの道」の案内図でコースを確認。
先ほどの分岐点へ戻り、
ゴールの高原牧場入口バス停を目指した。
『ここから約1時間ほどかな?』
時計の針は、13時16分を回ったところである。
木々の隙間から草原のような景色が現れた。
牧草を植えているのであろう。
高原牧場入口バス停を目指す。
前回(4月12日)は、沢の水はほとんど流れていなかったが、このところの雨で水嵩が増えていた。
『どっこらしょっと』
蛇紋岩採石場の近くに、蛇紋石の説明板があった。
”蛇の胴体に似た模様を持ち、濃緑色で、つやのある岩石です”と説明されている。
この付近で切り出される石は、「秩父蛇紋」と呼ばれ、研磨して室内装飾用として用いられている、とのこと。
説明板の傍に石があった。
これが「蛇紋石」なのだろうか?
山道を下ること約40分の13時56分、「資源応用現地事業所」秩父工場前を通過。
ここの工場がどういう事業をやっているかは分からない。
しばらく林道を下る。
民家がポツポツと見えてきた。
道端には、クルミや
ムベ(別名トキワアケビ)などの実が生っている。
実りの秋である。
そう言えばもう直ぐお彼岸だ。
『花や果物がいっぱいあるし、秋って良いわね~っ』
14時12分、前方に蓑山東面の山村風景が見えて来た。
見覚えのある三沢地区の集落だ。中腹に常楽寺が見える。
仲間の顔にも笑顔が戻ってきた。
『ゴールはもう直ぐだよねっ』
寺山子安観音の延命地蔵尊前を通過。
この日の無事に感謝し、ついでに延命を祈願しておこう。
『長生き出来ますように』
14時22分、高原牧場入口バス停に到着。
粥任田峠から1時間5分、ほぼ予定どおりだ。
14時42分発の西武秩父駅行バスには充分余裕のある時間である。
バス停で一息入れ、
バスを待つことしばし。
定刻どおり西武秩父行きバスがやって来た。
バスに乗り込む。
バスには誰も乗っていなかった。
この日、高原牧場入口から乗り込んだのは我々だけであった。
15時22分、終点の西武秩父駅に到着。
池袋行の「特急レッドアロー号」があったが、特急料金640円が必要なため、特急は諦めた。
まだ時間が早いのでゆっくり帰ればいいのだ。
ホームで一息入れる。
15時51分発の急行電車で池袋へ向かう。
『ひと眠りして行くわっ』
最後はややお疲れの様子。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』
「関東ふれあいの道」(埼玉県)第11回目、コースNo.5「大霧山に登るみち」(約8.9Km)を踏破した。
新宿駅での人身事故のため、危うく西武池袋線に乗り遅れるところであった。
急遽日暮里~赤羽~池袋を経由してギリギリ間に合ったが、冷や汗ものだった。
西武秩父駅からバスで定峰行に乗り、旧定峰峠を目指したところ、道に迷ってしまい、
杉の植林内を1時間以上さまようというハプニングもあったが、無事目的地の大霧山に
到達できたのは、ベテランKさんのリーダーシップのおかげだったと言える。
次回(10月)は、コースNO.1「水源のみち」を予定している。
埼玉県の「関東ふれあいの道」(全13コース)も残り2コースとなった。
出来れば、年内に踏破したいものである。
この日の万歩計は、20,000歩を越えていた。
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”ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」”では、2011年までは主に茨城県の「関東ふれあいの道」(全18コース)を歩いてきた。
『たまには県外を』という声が上がり、2012年は東京都の「関東ふれあいの道」(全7コース)を踏破した。
続いて2013年1月から2014年4月にかけて神奈川県の「関東ふれあいの道」(全17コース)に挑み、これも無事踏破した。
次は埼玉県(全13コース)を目指すことになり、2014年9月から開始することになった。
埼玉県の第11回目となる今回は、コースNo.5「大霧山に登るみち」(約13.1Km)であるが、
夏休み明けでしばらく山は歩いてないため、定峰バス停~旧定峰峠~大霧山~高原牧場入口バス停
の短縮コース(約8.9Km)を歩くことにした。
日暮里駅で山手線を待っているところ。
この日の参加者は、いつもの8名である。
日暮里から池袋に向かおうとしたところ、新宿駅で人身事故が発生し、山手線は運転見合わせ中、とのアナウンス。
復旧までにはしばらく時間がかかりそうで、このままでは西武池袋7時5分発の三峰口行き快速急行に間に合わない。
となると西武秩父駅9時5分発の定峰行バスに乗れないことになる。
次のバスは12時7分のため、西武秩父駅から定峰峠登山口までタクシーを利用するしかない。
いろいろ思案していたところへ、6時32分、京浜東北線大宮行がやって来た。
赤羽で埼京線に乗り換え池袋へ向かえば、上手くいけば西武線に間に合うかもしれない。
ということで、急遽京浜東北線で赤羽に向かった。赤羽には6時46分頃に到着。
赤羽駅でグッドタイミングで来た埼京線に乗り込んだ。
この時、時計は6時51分を指していた。
池袋に到着したのは、6時56分を過ぎていたが、急げば西武線に間に合いそう。
全員駆け足で西武池袋線へ向かい、発車直前の7時3分、何とか7時5分発の三峰口行き快速急行に間に合った。
『いやぁ間に合って良かったよ』
『朝何も食べてなかったから、お腹が空いちゃった』
当初予定していた電車に間に合ったことで、食欲が湧いてきたのだ。
8時49分、予定どおり西武秩父駅に到着。
西武秩父駅
バス停で待つことしばし、9時5分発の定峰行バスに乗り込む。
定峰行バスに乗り込んだのは我々の他は1人しかいなかった。
この日予定しているコースは、人気がないのかもしれない。
9時35分、終点の定峰峠入口に到着。
バスの運転手に登山口を教えてもらい、バス停から少し戻ったところの石標に「左大河原道」を確認。
近くに手書きの道標、「定峰神社・大霧山方面」もあった。
『ここが登山口だねっ』
9時43分、旧定峰峠を目指して出発だ!
しばらく舗装された道を進む。
小さな集落を過ぎると、急坂になった。
『けっこうきつい坂道だよねっ』
舗装された坂道を上ること10分の9時53分、村社定峰神社に到着した。
先ずはこの日の無事安全を祈願しておこう。
定峰神社から8分ほど進んだところで、やや広い道に出た。
県道11号線へ通じる道である。
曲がりくねった坂道を進むと・・・
道端に「峠は秩父の心です」と刻まれた石碑や
石仏、
道祖神などが置かれていた。
のどかな秩父の山里と言った感じである。
10時9分、時計付き道標前を通過。
時計の針はほぼ合っている。
10時13分、岩尾山定岳寺前を通過。
旧定峰峠を目指して定峰集落を進む。
峰集落を抜け、県道11号の合流点を左折すると、直ぐ右手に可愛らしい神社があった。
若宮神社だろうか?
県道11号は車もそこそこ走っているが、
オートバイや
自転車もけっこう多い。
先頭Gが、道端に何か見つけたようだ。
旧定峰峠へ分岐点を示す道標である。
かすんではいるが、”大霧山”の文字が読み取れる。
『もうちょっとで見落とすところだったよ』
『ようやく登山道が始まった感じだねっ』
この時時刻は、10時25分を指していた。
倒木がそのままになっていたり、このコースはあまり人が歩いてないと思われる。
途中で道が二手に分かれていたが、大霧山を示す道しるべはない。
KさんのスマホGPSと感を頼りに右側の道を進むことにした。
あちこちにきのこが生えていた。
この時期、雨が多かったので、たくさんのきのこが生えているのだ。
これはタマゴタケだ。
これはなんというきのこだろう?
しばらくは道らしき径があったが、その径も次第に分からなくなった。
『さっきのところまで引き返した方が良いんじゃないっ?』
『道に迷ったら尾根を目指せば大丈夫だよっ』
ベテランのKさんの力強い言葉を信頼して後を追う。
杉林の中をお互いに声をかけながら尾根を目指す。
20分ほど雑木林や杉・檜の植林の中を歩き、何とか尾根に辿り着くことができた。
後は「関東ふれあいの道」への合流点を見つけるだけだ。
スマホGPSの情報から方角は合っているはずだ。
尾根道を進むこと約30分、
11時32分、「関東ふれあいの道」の道標のある場所に辿り着いた。
旧定峰峠と大霧山の中間点のようで、大霧山まで1.1Kmと表示されている。
『道に迷ったけど、近道出来て却って良かったんじゃないっ』
一息入れて大霧山を目指す。
「関東ふれあいの道」は、道標がしっかりとしているので、もう迷うことはない。
次第に霧が立ち込めて来た。
『大霧山の名の通りだねっ』
大霧山への道は少しばかりのアップやダウンがあったが、それほどきつくはない。
この日初めてハイカーと出逢った。
大霧山は近いとのことだったが、
大霧山山頂を目の前にして、急坂が待ち構えていた。
最後の急な坂道を上ると、
杉林の先に大霧山の山頂らしきシルエットが見えた。
12時2分、大霧山山頂(766.6m)に到着した。
弁当の前に、先ずは全員の照明写真を撮っておこう。
大霧山山頂で弁当を広げる。
他にも数組が弁当の最中だった。
『今日も弁当が美味しいねっ』
大霧山山頂は、秩父盆地や奥秩父・上信越・日光連山まで見える180℃の展望地と案内されていたが、
名前のとおり、霧に包まれて殆ど何も見えなかった。
12時38分、ゴールの高原牧場入口バス停を目指して下山開始!
先ずは粥任田峠を目指す。
このコースは、「関東ふれあいの道」だが、外秩父七峰縦走ハイキングコースにもなっている。
『お薦めって書いてある方へ行ってみようっ』
”お薦め”は、いわゆる巻道である。
『大霧山からは下りなので、楽で良いよねっ』
しばらくは下りの坂道が続く。
13時8分、高原牧場入口への分岐点に到着した。
ここを直ぐに左折しても良かったのだが、せっかくなので50m先の
粥仁田(かゆにた)峠まで行ってみることにした。
粥仁田峠は、2015年4月12日(日)に「高原牧場を通るみち」で歩いている。
13時12分、先ほどの分岐点からものの1分で粥仁田峠に到着した。
ここ粥仁田峠は、秩父盆地から小川・川越へ通じる江戸時代の交通の要所であった。
伝承として、日本武尊が粥を煮たのが粥新田峠であると言われている。
『そう言えば思い出したよっ』
「関東ふれあいの道」の案内図でコースを確認。
先ほどの分岐点へ戻り、
ゴールの高原牧場入口バス停を目指した。
『ここから約1時間ほどかな?』
時計の針は、13時16分を回ったところである。
木々の隙間から草原のような景色が現れた。
牧草を植えているのであろう。
高原牧場入口バス停を目指す。
前回(4月12日)は、沢の水はほとんど流れていなかったが、このところの雨で水嵩が増えていた。
『どっこらしょっと』
蛇紋岩採石場の近くに、蛇紋石の説明板があった。
”蛇の胴体に似た模様を持ち、濃緑色で、つやのある岩石です”と説明されている。
この付近で切り出される石は、「秩父蛇紋」と呼ばれ、研磨して室内装飾用として用いられている、とのこと。
説明板の傍に石があった。
これが「蛇紋石」なのだろうか?
山道を下ること約40分の13時56分、「資源応用現地事業所」秩父工場前を通過。
ここの工場がどういう事業をやっているかは分からない。
しばらく林道を下る。
民家がポツポツと見えてきた。
道端には、クルミや
ムベ(別名トキワアケビ)などの実が生っている。
実りの秋である。
そう言えばもう直ぐお彼岸だ。
『花や果物がいっぱいあるし、秋って良いわね~っ』
14時12分、前方に蓑山東面の山村風景が見えて来た。
見覚えのある三沢地区の集落だ。中腹に常楽寺が見える。
仲間の顔にも笑顔が戻ってきた。
『ゴールはもう直ぐだよねっ』
寺山子安観音の延命地蔵尊前を通過。
この日の無事に感謝し、ついでに延命を祈願しておこう。
『長生き出来ますように』
14時22分、高原牧場入口バス停に到着。
粥任田峠から1時間5分、ほぼ予定どおりだ。
14時42分発の西武秩父駅行バスには充分余裕のある時間である。
バス停で一息入れ、
バスを待つことしばし。
定刻どおり西武秩父行きバスがやって来た。
バスに乗り込む。
バスには誰も乗っていなかった。
この日、高原牧場入口から乗り込んだのは我々だけであった。
15時22分、終点の西武秩父駅に到着。
池袋行の「特急レッドアロー号」があったが、特急料金640円が必要なため、特急は諦めた。
まだ時間が早いのでゆっくり帰ればいいのだ。
ホームで一息入れる。
15時51分発の急行電車で池袋へ向かう。
『ひと眠りして行くわっ』
最後はややお疲れの様子。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』
「関東ふれあいの道」(埼玉県)第11回目、コースNo.5「大霧山に登るみち」(約8.9Km)を踏破した。
新宿駅での人身事故のため、危うく西武池袋線に乗り遅れるところであった。
急遽日暮里~赤羽~池袋を経由してギリギリ間に合ったが、冷や汗ものだった。
西武秩父駅からバスで定峰行に乗り、旧定峰峠を目指したところ、道に迷ってしまい、
杉の植林内を1時間以上さまようというハプニングもあったが、無事目的地の大霧山に
到達できたのは、ベテランKさんのリーダーシップのおかげだったと言える。
次回(10月)は、コースNO.1「水源のみち」を予定している。
埼玉県の「関東ふれあいの道」(全13コース)も残り2コースとなった。
出来れば、年内に踏破したいものである。
この日の万歩計は、20,000歩を越えていた。
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