ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

「関東ふれあいの道」(東京)No.4 「歴史のみち」

2012年11月11日 | ウマさんの「関東ふれあいの道」を歩く
2012年11月11日(日)

”ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」”では、
これまでは主に茨城県の「関東ふれあいの道」を歩いてきたが、
仲間の誰からともなく『他県の道を歩きたい』という声が上がり、
東京都の「関東ふれあいの道」を歩くことを企画した。

東京都のコースを選んだのは、コース数が一番少なく、電車・バスの便も良さそうだし、
茨城からでも何とか日帰りで行けるのでは、と思ったからである。

第八回目(最終回)となるこの日は、コースNo.4「歴史のみち」(上川乗バス停~払沢の滝入口バス停 約8Km)を歩いた。

常磐線荒川沖駅を朝一番(5時27分発)の電車に乗る。
外はまだ真っ暗である。


上野から山手線(京浜東北線)で東京駅へ。
東京駅中央線ホームへの長いエスカレータ。
この日の参加者は10名だ。


「健康ウォーキング同好会」のOさん、久しぶりの参加である。
『最終回の打ち上げがあるって言うから来たんだぁ!』


東京駅を出発前、中央線車内はまだ殆ど人が乗って来ていない。
この間が朝食タイムだ。
おにぎりやサンドイッチで腹ごしらえである。


立川駅で武蔵五日市行きの電車を待つ。


1本見送った後の7時57分発の電車は、予想どおり空いていた。
ようやく要領が分かって来た、と思ったら、今回が最終回である。


武蔵五日市駅には定刻の8時43分に到着。


9時ちょうど発の数馬行きバスを待つ。
我々一行が並んだ後には、瞬く間ご覧のような行列が出来た。
西東京バスの係員によると、臨時のバスが出るそうだ。


この日のスタート地点「上川乗」には、9時35分に到着。
この停留所は5月13日に「富士見のみち」のゴールとして利用していたので、見覚えがある。
半年足らず前のことだが、何となく”懐かしい”感じがする。
ここでバスを降りたのは我々だけ。半分以上の乗客が手前の停留所で降りてしまっていた。
それぞれ皆さん楽しんでいるのだ、といろんなコースがある東京都を羨ましくも思った。


「まゆみの会」のベテランKさんの号令で、準備体操だ。


『はいっ、いちっ、にっ、さんっ、しっ!』


9時52分、ゴールの「仏沢の滝入口バス停」目指して出発!


上川乗バス停の少し先に登山口を示す道標があった。
浅間嶺2.9Kmと案内されている。


いきなり急な坂道から始まった。
『けっこうきつい坂だなぁ』


馬頭観世音や庚申塔の碑が並んでいる脇を進む。


直ぐに普通の山道に変わったが、勾配は相変わらずきつい。


浅間嶺2.5Km、時坂峠5.8Kmの表示。
まだ400mしか進んでいない。


上川乗バス停をい出発してまだ20分も経っていないのに身体が温かくなってきた。
上着1枚脱いだ方が良さそうだ。


回りはよく手入れされた杉の林に囲まれている。


少しばかり緩やかな坂道に変わる。


『まだ1Kmしか来てないのかぁ』
上川苔(上川乗)から1Km、北秋川橋まで7Kmの表示にがっくり。


スタートして約30分、給水のため小休止。


軽い休憩の後、浅間嶺を目指す。


上川乗から浅間嶺への道で1カ所だけ視界が開けた場所があった。
数軒の家が見えるのは、上川乗の集落辺りであろうか。


『暑いねぇ、朝は寒かったのに汗かいてきちゃったよ』


二度目の休憩


『もう一息だ、頑張ろう!!』


11時18分、浅間嶺の分岐点に到着。
『やっと着いたねぇ』
思わず笑みがこぼれる。


とりあえず浅間嶺の撮影ポイント、展望台を目指す。


個人の撮影を終え、最終回を記念して全員揃って撮影だ!
『はいっ、いち足すいちは”に~っ”』


証明写真の撮影も済ませたことだし、浅間尾根休憩所でお昼にしよう!


『休憩所の中は薄暗いし、雨も降ってないので、外で食べようっ』
うまい具合に休憩所前のベンチが空いていたので、ここで昼食だ。


昼食後の12時5分、下り開始。


踏みしめる落ち葉の音が心地良い。


向い側は、桶里・小岩辺りの集落か?
山の斜面にへばり付くように家が建っている。
『住んでる人は大変だろうなぁ』


下りは早くて楽である。


下り始めて17分ほどで、1Km進んだことになる。
あと残り4.1Kmだ。


雑木林から檜林に変わり、薄暗くなってきた。


道には石が敷かれている。
捻挫しないように気を付けて下る。


水を通すパイプなどがあり、何となく人が棲む気配が感じられる。


沢を渡る。


突然、木々の間に大きな屋根が見えた。
煙が立ち込めている。


看板には峠の茶屋「みちこ」と書かれている。


一息入れて「そば」でも食べて行きたいところだが、バスの時間が気になる。


立寄っただけで、峠の茶屋を後にした。
『今度来た時には、寄らせてもらいまぁす』
『ありがとうございます』
看板には”歴史の道 お代官休息所跡”とある。
『なるほど、これが”歴史のみち”ということなんだね』


峠の茶屋を過ぎ、檜の林を抜けると・・・


何と、コンクリート舗装された道路に出た。
道は間違ってはいないが、何となく違和感を感じる。


『ここまで車で来れるんだぁ』


舗装された道路を進むと、もう一軒の「峠の茶屋」があった。
色んなきのこが売られていた。


原木に生えた状態の”なめこ”もある。


土産に「クリタケ」(300円)を買った。
味噌汁に入れると美味しく食べられるそうだ。てんぷらにも良さそう。


先頭は快調なペースで進む。


一方、こちらは、ややスローペースだ。
『バスに間に合わないよ~っ』


植林されたところと、雑木林のコントラストが面白い。
伐採された後には、次の世代の苗が育てられている。


杉や檜がメインだった道が徐々に色づいてきた。


なかなか美しい紅葉だ。
あと一週間もすれば見頃を迎えるだろう。


先頭と最後尾の距離はなかなか縮まらない。


突然一軒の家が見えてきた。
『こんな山の上にも民家があるんだぁ』
紅葉に合せるかのような赤い屋根が印象的である。


この時期に桜の花を観れるとは思わなかった。
『何て言う桜なのかねぇ?』


”仏沢の滝入り口”への近道があった。
ここから1Kmと表示されている。


道は小さくて狭いが、進んでみよう。
曲がりくねった舗装道路より、少しは時間が短縮できるだろう。
杉の皮葺き屋根が見える。


屋根の一部が剥がれている。相当傷んでいるようだ。
そろそろ葺き替えの時期と思われるが、いまでも杉の皮葺き屋根職人がいるのだろうか。
気になるところである。


仏沢の滝駐車場まで、約0.8Km付近。


仏沢の滝駐車場
小さい駐車場だが、満車状態である。


コースから少し外れ、バスの時間が気になるが、せっかくである。
『滝を見て行こうっ!』


仏沢の滝入口


仏沢の滝へ通じる道には、土産物店などが数軒点在している。


こんなところに郵便局?
土産物と思しき小物などが売られていた。
店先には「天狗瀧遠望」と書かれた双眼鏡が置かれていた。


忠助渕ちゅうすけぶち
水が澄んできれいだ。”払沢の滝”への期待が高まる。


滝入口から約10分、休憩所の東屋があった。
先頭を歩いていたKさん夫妻が滝見も終わり、一休みしているところだった。


東屋の先に「仏沢の滝」が見えた。


払沢の滝は「日本の滝百選」にも選ばれている檜原村最大の観光名所とのこと。


4つの段を合わせると全長60mあると言う。
上の方は緑に覆われて見えないが、60mといえばかなりの高さである。
冬には滝全体が結氷し、見事な氷の造形は息をのむ美しさ、らしい。
一度観てみたいものである。


動画で見た瀧の様子


大分以前に調べたバスの時刻表では、払沢の滝入口発は14時20分だった。
払沢の滝入口は目の前、現在14時13分、十分に間に合う筈である。


うまい具合にバスが停車していた。
運転手に確認すると、このバスは数馬行きだとのこと。
武蔵五日市駅行きは、14時2分に発車してしまった、とのこと。
『え~っ』思わず絶句である。
いつの間にか時刻表が変わってしまったらしい。


次の武蔵五日市駅行きは14時48分、待つしかない。
バスを待っていると、予報どおり雨がパラついてきた。
『歩いている時に降られなくて良かったわねぇ』


15時17分、武蔵五日市駅に到着。
雨は本降りになっていた。
最終回には駅前の食事処で祝杯でも、と考えていたが、「乾杯」は上野駅へ持ち越しとした。


中央線・山手線に揺られること1時間半、上野駅の2階改札口前の中華料理店へ直行だ。


先ずは踏破を祝し、冷たいビールで『かんぱ~いっ』
『本当にお疲れさまでした~っ』
お互いの踏破を讃え、労をねぎらい合った楽しいひと時となった。


「関東ふれあいの道」(東京)は今回が最終回である。
東京都の「踏破認定証」取得を目標に、これまで6名が踏破したことになる。
都合で参加登録者の全員が踏破することは出来なかったが、これからも踏破を目指す人もいるため、
出来れば”支援”と言う形で一緒に歩きたいと思っている。

『次は神奈川県っ!』という要望に応えて、神奈川県の「関東ふれあいの道」を企画しようと考えている。


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