お客様とプランを進めていると風水家相の話が出てくることがあります。
空気の流れ、水まわりや外構の配置などその考え方には確かに不変の大切なものがあります。
風水家相は中国の陰陽五行や易学など古代からの思想から派生しており、写真の方位図のように
複雑難解な体系を成しています。そのルーツや流派も様々で私たち住まいづくりの仕事をする
立場としてはやや取扱いにくいものになっています。
タイル貼りの風呂からユニットバスへ、ガスレンジからIHヒーターの登場・・と住宅設備も
変化しており、かつての風水理論が適用しにくい部分も出てきています。
大切なことは風水家相にとらわれすぎず、快適に生活するにはどのような間取りやコーディネート
が良いのか、敷地の形状や道路や隣地に対してどのように住まいを配置するのがベストなのかと
いうことをいろんな角度から検討して答えを出すことだと考えます。
また、日本の昔から代々大切にされている、自然や物やヒトへの感謝や家族の円満などを日々
大切にすることも運気を良くする一つの方法ではないでしょうか。