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6回の開廷は必要

2008-01-11 | 裁判員制度
裁判員制度 「見える」取り調べ評価(産経新聞) - goo ニュース

※引用

裁判員制度 「見える」取り調べ評価
 ■自白の任意性立証、審理短縮化に有効
 裁判員制度での大型否認事件の審理について、最高裁司法研修所(埼玉県和光市)は10日、裁判長期化の要因になる自白の任意性の立証手段として、取り調べの録音・録画(可視化)を高く評価する研究報告の骨子をまとめた。現在、録画を試行している検察側に、導入の努力を求める内容となった。
 司法研修所から平成18年に委嘱を受けた東京地裁の裁判官ら5人がまとめた。自白の任意性が争われたり、犯罪立証に必要な証人が法廷で捜査段階の証言を翻すケースなど、審理が長期化・複雑化する要因を分析した。
 自白の任意性が争点になるケースでは、裁判官がすべての供述調書を読み込み、供述の変遷を検討して任意性を判断する従来の手法を、「裁判員裁判では放棄せざるを得ない」としている。
 さらに、特段の裏付け証拠がないまま取調官を証人尋問して任意性を立証する方法は、水掛け論になりやすいと指摘。「こうした立証方法で裁判員が取り調べ状況を判断することは困難」と分析した。その上で、取り調べの可視化を「自白の任意性立証手段として有力な選択肢になる」と高く評価した。ただ、可視化については「検察官が判断すべき問題」と付け加えている。
 証人が公判で証言を翻すケースでも、「証人が共犯者である場合は、供述場面を録音・録画しておくなど、取り調べ状況に関する客観的で直接的な証拠を確保しておくことが有益」としている。
 報告書は過去の具体的な事件などを基にまとめられた。自白の任意性が争われたケースでは、審理で25回開廷された事件が、可視化などの取り組みにより6回にまで短縮可能としている。


裁判所が検察庁に可視化を求める前に、任意捜査や長時間の苛酷な取調に対してこれまで行って来た判断、逮捕勾留についての判断、保釈の運用、その他改めるべきところがたくさんあると思います。
それにしても、これまで25回の開廷が6回まで短縮可能といっても、裁判員はそんなに自由になる時間はないですよ。
裁判官の俸給から裁判員に分配する仕組みでも作るのでしょうか???


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