上山法律事務所 TOPICS

業務の中で・・・報道を見て・・・気になった話題を取り上げます。

控訴審判決確定へ  志布志事件たたきわり国賠  

2016-08-18 | 志布志公選法違反事件・国家賠償訴訟関連
志布志事件、訴訟終結へ 住民側も上告せず


志布志事件のたたきわり国賠 原告側も上告しないということで控訴審判決が確定することになりました。

先日、県側の上告断念の段階でお疲れ様と書いてしまいましたが、これで訴訟終了ですね。

原告の皆さん、関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。


※引用

志布志事件、訴訟終結へ 住民側も上告せず

 2003年の鹿児島県議選で公職選挙法違反罪に問われた被告全員の無罪が確定した「志布志事件」をめぐり、起訴されなかった住民が県に損害賠償を求めた訴訟で、住民側は17日、全員への賠償を命じた福岡高裁宮崎支部の控訴審判決を受け入れ、上告しない方針を決めた。県警も16日に上告断念を発表しており、判決が確定する。

 無罪になった元被告や起訴されなかった住民らは捜査の違法性を訴えて4件の民事訴訟を起こしたが、いずれも住民側の勝訴で終結することになった。

 5日の控訴審判決は、長期間、朝から晩まで続いた県警の取り調べを「社会通念上、相当と認められる限度を明らかに逸脱している」と認定。控訴した6人全員に計595万円を支払うよう県に命じた。

 鹿児島市で会見した住民と弁護団は、控訴審判決を受け入れる理由について、取り調べの違法性を全員について認めたこと、志布志事件から13年以上が経過し高齢化した住民の「苦しみからの解放」を挙げた。

 ただ、判決については「事件が存在せず、捜査着手段階の嫌疑なき取り調べの違法を認めなかったのは極めて問題」と指摘した。

 また、県警に対しては住民に直接謝罪するよう求め、同様の被害者を出さないよう全事件での取り調べの可視化を国に求めた。

 一方、県警は16日に上告断念を発表する際、住民に一定の嫌疑があって捜査を始めたことが認められたなどと理由を説明。直接の謝罪については「コメントは控える」と述べた。

     ◇

 〈志布志事件〉 2003年の鹿児島県議選で初当選した県議が、妻らと共謀して同県志布志市で投票依頼のための買収会合を開き、住民との間で計191万円の授受があったとして、県警が15人を公職選挙法違反容疑で逮捕。13人を鹿児島地検が起訴した。鹿児島地裁は07年、12人に無罪を言い渡し(1人は公判中に死亡)、検察は控訴せず無罪が確定した。取り調べの際、家族らの名前を書いた紙を踏ませる「踏み字」、警察が描いた事件の構図通りに強引に容疑を認めさせる「たたき割り」といった捜査手法が問題化した。
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上告断念  たたきわり国賠

2016-08-16 | 志布志公選法違反事件・国家賠償訴訟関連

県警が上告断念の発表を行ったということです。

原告の皆様、本当にお疲れ様でした。


時事通信の記事からです。

※引用

県警が上告断念=鹿児島県議選訴訟

 2003年の鹿児島県議選をめぐる公選法違反事件で、起訴されなかった同県志布志市の住民6人が県警の違法な取り調べで苦痛を受けたとして、県に損害賠償を求めた訴訟で、県警は16日、全員に対する賠償を命じた福岡高裁宮崎支部判決について、上告を断念すると発表した。

 県警は「憲法・判例違反が見当たらないことや、訴訟の長期化による負担回避を理由に上告をしない」と説明。有馬晋作首席監察官は「引き続き、緻密かつ適正な捜査の徹底に努める」とコメントした。

 福岡高裁宮崎支部は5日、自白の強要など捜査の違法性を認定した上で、6人全員に対する計595万円の賠償を県に命じた。
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たたき割り 国賠 控訴審判決

2016-08-05 | 志布志公選法違反事件・国家賠償訴訟関連

福岡高裁宮崎支部 で たたき割り国賠の控訴審判決が出されました。

一審勝訴の控訴人も増額し、一審敗訴の控訴人にも賠償が認められたということです。

それにしても、事件からはもう13年が経過しています。


毎日新聞の記事の引用です。

※引用

<志布志事件>6人全員の賠償認定 鹿児島県警捜査「違法」

 2003年の鹿児島県議選を巡り被告全員の無罪が確定した公職選挙法違反事件(志布志<しぶし>事件)で違法な取り調べを受けたとして、起訴されなかった住民が県に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、福岡高裁宮崎支部(西川知一郎裁判長)は5日、控訴した6人全員の訴えの一部を認め、県に計595万円の賠償を命じる判決を言い渡した。

 西川裁判長は県警の取り調べについて「大声で怒鳴りながら机をたたき乱暴な口調で非難して厳しく詰問したりするなど、社会通念上相当と認められる限度を逸脱している」と違法性を認定。1審で訴えの一部が認められた女性2人の賠償額を約3倍の各115万円に増額し、1審で訴えを退けられた4人についても105万〜60万円の支払いを県に命じた。

 1審では、任意捜査や逮捕の末、起訴されなかった住民7人が、長時間にわたるなど県警の強引な取り調べで心身に苦痛を受けたとして、県に計2310万円の損害賠償を請求。鹿児島地裁は昨年5月、うち3人について「容疑が十分でない逮捕や限度を超えた取り調べがあった」として訴えの一部を認め、県に計184万円の支払いを命じた。だが、他の4人については、取り調べ状況について「証言が変わったり、不自然だったりする」などとして訴えを退けた。

 この4人を含む6人が1審判決を不服として控訴。「1審判決は任意捜査の限界を超えた違法な自白強要を是認した」と主張し、県側は「捜査は適正に行われた」と反論していた。

 志布志事件で起訴された13人全員(うち2人は死亡)については本人や遺族の賠償請求に対し、鹿児島地裁が総額5980万円の支払いを命じた判決が確定している。
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弁護士法人かごしま  上山法律事務所  夏季休暇   お盆休み の  お知らせ

2016-08-05 | 事務所からのご案内




皆さま、いつもお世話になっております。

上山法律事務所では、次のとおり夏期休暇 お盆休み を取らせて頂きます。


 平成28年8月12日(土)から 平成28年8月15日(月) まで  お盆休み


業務再開は平成28年8月16日(火)からとなります。

何かとご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いします。

メール、留守番電話での対応はできると思いますが、返信、折り返しが遅くなった場合には、ご容赦ください




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パワハラ

2016-08-02 | 労働
パワハラ休業訴訟で和解、福井地裁 JA福井市南部と男性幹部


パワハラの事案です。
和解成立なので、詳細な主張等は分かりません。
損害賠償請求訴訟ですが、労務関係は継続するでしょうからいろいろとまだ整理すべきことが残ります。

福井新聞の記事からです。

※引用

パワハラ休業訴訟で和解、福井地裁 JA福井市南部と男性幹部

 JA福井市南部の男性幹部(55)が、パワーハラスメントや過重労働で休業を余儀なくされたとして、同JAに約620万円の損害賠償を求めた訴訟は1日、福井地裁(佐藤志保裁判官)で和解が成立した。原告側によると、JA側が男性に約565万円を支払う内容。

 訴状によると、指導経済部長だった男性は2013年の組織改編で業務が増えた上、組合員からの債権回収も担当。回収が滞ると当時の理事長から「いい学校を出ているのに本当に仕事ができない」と叱責(しっせき)を受けた。同年末から休業を強いられ、14年3月にうつ病と診断された。

 福井労働基準監督署は15年9月、労災と認定していた。

 JA福井市南部は「職員の待遇改善に努め、労災が起きないよう取り組む」としている。
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著しく不適切な事案

2016-07-20 | 民事
手術後後遺症で逆転敗訴=一部賠償命令の二審破棄―最高裁


「患者が適切な医療を受けられなかった場合に医師が責任を負うかどうかは、その行為が著しく不適切な事案に限って検討する」

原告は「その行為が著しく不適切な事案」  に該当することを主張立証せよ  ということか。

その基準は?

時事通信の記事からです。

※引用

手術後後遺症で逆転敗訴=一部賠償命令の二審破棄―最高裁

 東京都台東区の病院で脳の外科手術後に後遺症が残った新潟市の男性(48)が、病院側に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は19日、一部賠償を認めた二審判決を破棄し、請求を棄却した。男性側逆転敗訴が確定した。

 判決によると、男性は2009年に手術を受けた直後に脳内出血し、手足の筋力が低下するなどして日常生活で介護が必要な状態となった。男性側は、医師らは出血の兆候が出た時点でコンピューター断層撮影(CT)検査をすべきだったのに怠ったとして提訴した。

 一審新潟地裁は請求を棄却。しかし、二審東京高裁は医師が注意を怠ったと認定した上で、男性は適切な治療を受けられず精神的苦痛を受けたとして、5000万円の請求に対して1100万円の賠償を命じた。

 これに対し第3小法廷は「患者が適切な医療を受けられなかった場合に医師が責任を負うかどうかは、その行為が著しく不適切な事案に限って検討する」と指摘。男性の場合は医師が経過観察を続けるなどしており、不適切なケースに当たらないと判断した。 
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女児の傾向

2016-07-20 | 民事
小2に飛び降り強要、小4両親に1千万円賠償命令


女児の傾向を気づいていない  ということがあり得るのだろうか。

先日の高齢者障害者委員会と社会福祉士会の協議会で監督義務者の責任を議論しただけにとても考えさせられる記事です。

両親の免責の要件はどのように考えるべきなのか?


朝日新聞の記事からです。

※引用

小2に飛び降り強要、小4両親に1千万円賠償命令

 東京都内の小学校に通っていた当時2年生の女子児童が2013年、同じ小学校の4年生の女子児童に命じられてマンション屋上から飛び降り、重傷を負ったとして、2年生の女児と両親が4年生の女児の両親に3千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、東京地裁であった。小野瀬厚裁判長は4年生の女児の両親に監督義務があったと認め、約1025万円の支払いを命じた。

 判決によると、13年1月、当時10歳だった4年生の女児は、8歳だった2年生の女児が学校の前で縄跳びを振り回しているのを注意。さらに説教しようと9階建ての自宅マンションの屋上(高さ約26メートル)に連れて行き、「飛び降りろ。ここから落ちて死んでしまえ」と言って飛び降りさせた。2年生の女児は木の枝に当たるなどして一命は取り留めたが、肋骨(ろっこつ)や足の骨などを折る約11週間の重傷を負った。

 4年生の女児は重度の難聴で両親は専門のクリニックに通って育て方の指導を受けていた。また、事件後に社会性の乏しさなどがみられる広汎(こうはん)性発達障害と診断された。

 判決は、年齢や障害などを考慮して、4年生の女児に責任能力はなかったと判断。その上で、両親の監督義務について「専門家に相談するなど子育てに相当の努力を払った」と認める一方、「他者が思い通りに動かないと怒りを持つ女児の傾向に気づいておらず、対応は不十分だった」として賠償責任を負うと判断した。
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面割り   間違い ??? ない ???

2016-07-20 | 誤認逮捕
面割りと言われる手法ですが

 「間違いない」という発言を信じて???しまうところがすごいですね。

  何らかの事情って 何なのですか?

  ドライブレコーダーの存在は弁護側が指摘するまで明らかにされなかった。


朝日新聞の記事からです。

※引用

写真選ばせ「犯人」特定 東京地検、起訴誤り公表へ

 東京都八王子市の傷害事件で東京地検立川支部が中国籍の男性被告2人を誤認起訴した疑いがある問題で、捜査側が2人を「犯人」と特定した主な証拠が、目撃者に複数の写真から犯人を選ばせる「写真面割り」だったことが関係者への取材でわかった。過去の冤罪(えんざい)事件でも問題になった手法で、検察内部からも批判が出ている。

 地検は近く、「起訴は誤りだった」との見解を公表する方針。裁判で無罪を求めるか、公訴を取り消すとみられる。

 事件は2014年1月に起きた。男性2人が外国語を話す複数の男に相次いで殴られけがをした。関係者によると、事件から1カ月半後、警視庁八王子署の捜査員が被告を含む24枚の写真を、現場にいた被害者の知人に示したところ、「間違いない」と被告1人の写真を選んだ。

別記事の引用

※引用

八王子署、映像確認せず逮捕 誤認起訴疑いの傷害事件

 東京都八王子市の傷害事件で東京地検立川支部が男性2人を誤認起訴した疑いがある問題で、警視庁八王子署が、犯人が逃走に使ったとみられるタクシーのドライブレコーダーの存在を知りながら、その映像を確認せずに2人を逮捕していたことが13日、捜査関係者への取材でわかった。署は「逮捕にいたる経緯を検証している」としている。

 事件は2014年1月に発生。40代の男性2人が複数の男に殴られ、全治2週間と1カ月のけがをした。署は今年3月、いずれも中国籍の会社経営者2人を傷害容疑で逮捕。2人は容疑を否認したが、同支部が起訴した。公判では、タクシーで逃走する犯人の目撃情報が証拠の一つとされたが、弁護側がドライブレコーダーを確認したところ、別人が映っていたという。検察側はこれを受け、12日に「有罪を求めない」と弁護側に伝えた。

 捜査関係者によると、八王子署もタクシーのドライブレコーダーが車内を記録していることを認識しており、捜査員が確認のためタクシー会社を訪問した。だが、何らかの事情で映像が見られなかったという。検察側は目撃証言を主な証拠として起訴したが、ドライブレコーダーの存在は、弁護側が指摘するまで明かされなかった。

 八王子署は13日、朝日新聞の取材に対し、「係争中なのでコメントする立場にないが、逮捕にいたる過程で不備な点がなかったかを検証している」と答えた。
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長女の調書

2016-07-13 | 取調可視化
「ジャイアンがママでスネ夫がパパ」 被告の長女が説明


「ジャイアンがママ、スネ夫がパパ。ドラえもんはうちの家にはいなかった」

 一般の人も裁判所も分かりやすいと思うかもしれませんが、
 長女が取調官に自分からこういう例え方はしないように思います。

「たとえば、ドラえもんで言ったらどんなふうだったかなあ??」
「お母さんはどんな感じ~???」
「お父さんは誰に似てたかな~???」
「ドラえもんはいたかな~???」
・・・という風に
 聞き取られたことがこのようにまとめられているのだと思います。
 
 読み聞かせで確認をしてサインはしているでしょうけど
 おそらくそのようにして作られているのですから
 取調官の意図や趣味が入ることは間違いないですね。

ここで例えられるようになると  国民的 ○○ になるのでしょうか。


※引用

「ジャイアンがママでスネ夫がパパ」 被告の長女が説明

 福岡県筑後市のリサイクル店事件で、経営者夫婦の夫の公判が12日、福岡地裁であった。妻=一審で懲役30年、控訴=の妹と両被告の長女の調書を検察側が読み上げ、店や家族内での支配関係などを説明した。

 この日は、2006年10月に義弟とその息子を暴行で死亡させたとされる傷害致死罪の審理が始まった。

 両被告の長女の調書によると、長女は当時6歳前後で、2歳年下の大斗ちゃんが両被告宅に住んでいた。

 長女と大斗ちゃんは普段、正座や「気をつけ」の姿勢で被告(妻)に怒られた。ある時には浴室に裸で立たされた2人が被告(妻)から平手打ちや殴打をされ、「大斗ちゃんは『気をつけ』のまますごく泣いていた」と振り返った。

 長女は「ママが言うことが絶対で私とパパはママの機嫌や顔色を見て生活していた」とし、「ジャイアンがママ、スネ夫がパパ。ドラえもんはうちの家にはいなかった」と説明した。
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忘れられる権利 < 知る権利

2016-07-12 | 民事
グーグル検索で逮捕歴、削除命令を取り消し 東京高裁


被保全権利  更生を妨げられない権利  という構成なのですかね?
処罰を受けてからの期間 約5年前の犯罪行為(児童売春等)の場合は ネットでの検索でひっかかっても・・・ということなのだろうか?
単純に多くの削除申請に対応できないでしょ  ということなのだろうか?


朝日新聞からの引用です。

※引用

グーグル検索で逮捕歴、削除命令を取り消し 東京高裁

 検索サイト「グーグル」で名前などを検索すると、過去の記事などで逮捕歴が分かるとして、男性が検索結果の削除を求めた仮処分申し立ての保全抗告審で、東京高裁(杉原則彦裁判長)は12日、「忘れられる権利」を認めてグーグルに削除を命じた昨年12月のさいたま地裁の決定を取り消した。

 高裁決定は「プライバシー権に基づいてネット上での削除が認められる場合はある」と認めた上で、今回のケースについては「処罰を受けてからの期間などを考慮しても、削除の必要はない」と判断した。

 決定などによると、男性は約5年前に女子高生に金を払ってわいせつな行為をしたとして逮捕され、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪で罰金50万円の略式命令を受けた。検索すると当時の実名入りの記事を転載した掲示板などが表示されるのは「更生を妨げられない権利」を侵害しているとして昨年、地裁に削除の仮処分を申し立てていた。
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